dr.tontonの写真日記

日々の記録を写真とともに綴ります。

葛飾北斎展と新世界

2012-10-31 15:01:33 | 近辺散策

阿倍野霊園から歩いて、
天王寺公園へ。



葛飾北斎展が開催される大阪市立美術館は天王寺公園内にある。
公園の門を入ると 動物園のモニュメントが綺麗に飾られている。



道端で、朝からカラオケをガンガン鳴らす人が居たり、寝転ぶ人が居た昔からは
随分綺麗になったものだ。



向うに新世界の通天閣が見えなければ、
天王寺とは分かり難い。










少し歩くと、美術館の風格のある建物が見えて来る。



待ちに待った北斎展。
まさに「北斎大阪に来る」。





入り口で、特製カードが先着1000名に配られる。
9時半の開幕前から並んだ人も居られたらしい。
昨日は、有名な富嶽三十六景のうちの2枚から選択できたが、
週によって絵は変わるらしい。
下の2画像は 美術館のホームページからの画像。
一つ目はチケットで 凱風快晴という作品。いわゆる 赤富士だ。



二つ目は 潮干狩図
重要文化財に指定されている。



天才とは知っていたが、これほどとは!
風景画の奇抜な構図のアイデアと、それを見事に表現する卓越した技能。
特に、遠近を縦横無尽に操る技は凄いの一言。

富士山より大きい波や船





この他、遠景の海岸線を丸く描いて地球の丸さを表現したり、
逆さ富士の上が夏で、下の湖に写る姿が冬の富士だったり、
もう北斎の発想の豊さには 感嘆するしかない。

今回の展覧会では 風景・美人・奇想と題して、
版画のほか 肉筆画・版本など 370点が展示されていて、
見応え万点だ。
更に、一般にはほとんど知られていない、北斎と大阪との関係についても
紹介されている。

感嘆の声を上げながら、何度も見て回って、疲れ果てた。
休憩室で30分程 休んでから、
久し振りに新世界に足を運んだ。



そこには こてこての大阪があった。







「どやさ」の店名には 笑ってしまった。



コスプレカラオケの狂乱の夜を過ごした アサヒフォーラムが懐かしい。
近く ブログ再掲載も検討中。



カラオケに行く前に 腹を満たした やまと屋。
3年ぶりに 呑んだが やはり落ち着く。



当時とは比べるべくもない微量の酒で、店を出て、
夕暮れの通天閣に別れを告げた。






大阪南北戦争

2012-10-30 21:50:19 | 近辺散策
今日 二度目の投稿です。


最近は、毎日の自身の動きが激しくて、
先の昨日の記事の様にブログ登載が間に合わなくなってきた。

今朝は早くから、淀屋橋の会社の診療所で定期健診のあと、
天王寺から阿倍野へ出た。



もっか建設中の天王寺駅前ビル ハルカスは既に300mを遥かに越え、
まだまだ伸びるらしい。



既に営業しているQsモールは超大型店舗



大阪南の難波を通り過ごして 何故に天王寺が開けて来るのか?
北では JR大阪駅周辺の再開発が著しく、
南北の開発競争も沸点に達しようとしている。


ところで、阿倍野のほぼど真ん中に超大きな墓地があるのをご存知の方は
どれ程居られることか?

ハルカスの建設工事を墓も見守っている。



大阪市設南霊園は 古くから阿倍野の真ん中にあり、
再開発計画が持ち上がった時、
墓の移設を大阪市は検討したが、
同意を求め様にも、無縁墓や 遺族と連絡が取れない墓も多く
結局此処に残さざるを得なかったのだ。



そしてtontonの先祖の墓が此処にある。
大正時代に建てられたもの。
神式に墓の天辺が剣の形になっており、
昔から黒住教なので 教の印が入っている。



さらに此処には大阪府警のお墓がある。
ブロツクが此処だけ、囲まれていて、警察官の方の墓が
階級なども考慮して整然と並んでいる。





今日のtontonは ある目的(後述)を持って天王寺に来て、
ついでに近くの先祖の墓参りに此処に来た。

すると偶然、この霊園に隣接する葬儀場「やすらぎ天空館」で、
桑名正博氏の葬儀が行われると言う。
そこで tontonも参列。
たまたまこの日は セクシャルバイオレット色の服を来ていたので 平服だが
まあ いいか。
ただ、次の予定が控えているので、いつもの様に関係者席には入らずに、
ファン席から拝んだ。
(河島英吾氏やミヤコ蝶蝶さんの葬儀の時は、関係者席で お参りさせてもらったが)

11時半から13時半まで音楽葬で行われるらしく、演奏が聞こえて来る。





丁度開始時間の11時半前だったので、
関わりの深かった芸能人達が駆け付けると 報道席のシッターが一斉にきられる。



ちょっといつもの葬儀と違うのは、
オープンカーに遺影を乗せて、御堂筋をパレードするらしい。



パレードを先行する霊柩車には、バッチリとパレードの宣伝効果を見越して、
八光社の 葬儀社の文字が入って、商魂たくましい。



墓地の出口には 既に警察の車も出て 交通整理に当たっている。



tontonは 故桑名氏に手を合わせて、
この日 天王寺に来た本来の目的のために、この場をあとにし、
今日から始まる 待ちに待った「葛飾北斎展」の会場 大阪市立美術館へと向かった。
⇒明日のブログへ続きます



神戸 布引の滝

2012-10-30 20:45:08 | 山登り・ハイキング

相楽園の菊を堪能した後、
東に向いて歩き、北野異人館街に。
NHK朝ドラの舞台になった風見鶏の館





結婚式を挙げるカップルが居たり、
先ほどの菊花展とは違って若い人が多い。





流石、神戸はジャズの町



オランダ館の近くの屋外のカフェテリアもオシャレ



うろこの館。
有料なので、外から撮った。



北野カトリック教会も此処の雰囲気にマッチ



神戸の背後の山側に這う様に建つ異人館街は 高低差が半端ではなく、
大汗をかき、足に負担が掛る。
やっと異人館街を抜けて布引ハーブ園に出るロープウェイ乗り場の方に出たが、
今日は 此処は素通りして、JR新神戸駅の裏から布引の滝へ向かう。



恐ろしい程の数の階段を登り息が切れた頃に、
左手に雌滝、鼓滝、そして目的の最も落差の大きい雄滝に着く。





此処で 汗みどろのシャツを着替えて一息入れて、
みはらし展望台まで登る。

神戸の海の方が観える。



休む間もなく、再び今度は 滝の上流の布引貯水池を目指して出発する。
頭上をロープウェィが通る。



整備された道を進み、ダムが見えて来たらジグザグの急坂を登る
と 布引貯水場へ出る。


ダム湖百選に選ばれていると同時に、国の重要文化財に指定されている。
阪神淡路大震災の復興のために二度にわたって大増強工事が行われた。









ダム湖の直ぐ横には 大断層があって、その岩に付いた蔦が紅葉している。



ここから先、川の上流に沿って登って行くハイキングコースは以前に此処でご紹介済。 
今日は、此処でユーターン
新神戸駅かから、今度は汗を流すための温泉に向かう。



神戸クアハウス と言う五階建てビルの大温泉が 三宮に戻る途中にあって、
そこの広い大浴場と屋上の露天風呂で、体の疲れをほぐす。
未だ、4時過ぎ、好きな鄙びた居酒屋は開いていないので
ワタミへ入る。
一人で 造り盛りを頼んだら大変なことになった。



それでも腹ペコで、チーズ入りメンチカツを追加すると これまたどデカイのが出て来た。



あっと言う間に麦酒二杯とともに腹に収めて 店を出ると
店員が スピード記録と 売り上げ効率最高記録に驚いていた。



神戸相楽園 菊花展から 布引の滝

2012-10-29 19:22:11 | 花の旅

秋も次第に深まり、いよいよ菊の季節。
阪神間で菊と言えば、先ずは 相楽園。
相楽園は 兵庫県庁のある神戸の ど真ん中にある。
元神戸市長 小寺氏の本邸内に 明治末に完成した庭園だ。



寺の山門の様な重厚な門を潜ると、種々の菊の展示が鮮やかだ。



定番の懸崖菊



松の木に菊を添わせて松の木に菊を咲かせてしまう、木添え作り。



4月ごろから摘心を繰り返し、1本の幹に2~300輪の花を咲かせる
千輪作り。



一転して 風景盆









都心のど真ん中とは思えない日本庭園も園内にある。
僅かに紅葉が始まっている。







園の中央に 広場があり、展示の中心になっている。



美大の学生さんなのか?
達磨と呼ばれる菊の前に、持参の椅子をでーんと置いて、
一心不乱に写生している。









今日はこの後、此処から北野坂異人館通りを経て、布引の滝方面を歩く予定。





季節の混在

2012-10-28 16:08:55 | tonton畑
今日 二度目の投稿です。

今日 庭の隅に咲く 椿の花に気付いた。
「えっ? もう冬か?」
と一瞬驚いたが、
考えれば もう11月が間近





開花を既報の つわ蕗 は 
いよいよ庭のあちこちで 黄色を鮮やかに散りばめている。 





一方、tonton畑では・・
枯れかけた葉もある中、依然 キュウリが生る。



オクラの勢いも 続く。



白ゴウヤも ちょっと小振りになって来たが、
次々にぶら下がっている。



中でも、驚きは このトマト。
夏が終わってから、何かの芽が出て来たので、
プランターに移して育てていたら、
それがトマトで、とうとう花が咲いた。





何れも 面白半分で残してある夏野菜達。
今日も 昼間 買い物に出たら 強い日差しに大汗をかいたが、
きっと 夏野菜は 昼の高温に 未だ夏だと感じ、
ざくろ⇒金木犀⇒つわ蕗⇒椿 と 続く季節の木々は 
朝晩の寒さに秋の深まりを感じているのだろう。