このブログは「写真日記」だから、
別に変った事が無い平凡な「日常」を記録しても良い筈ではある。
しかし、20年もブログを続けていると、
次第にマンネリ感を自身でもってしまうのと、
平平凡凡を書いては、観て下さる方に申し訳ないとの気持ちで
ついつい更新できない自分が居る。
ただ、昨日は天満の韓国料理店「済州」での焼肉宴会とワインバーでの二次会
というまさにおっさんには「非日常」であったのに、
デジカメを持参し忘れると言う痛恨のミス。
正確に言うと、それでもタブレットで撮った「肉肉肉!」の過激映像を、
どうパソコンに取り込んだら良いのか分からないのだが。
一方、今日は朝から いつもどうりの畑仕事。
山ほどの万願寺唐辛子と ししとう収穫や、雑木の枝木伐採、花移植等。
朝昼兼用のそばを食って、休憩して、三時過ぎから銭湯目指して下山。
下る急坂の向うにいつもの景色
と思いきや、「おや? ビルの向うのあの赤い橋は何じゃいな?」
阿倍野ハルカスの見え方も異常にはっきりしているから、
空気の澄み方が違うようだ。。
伊丹空港に下りる飛行機がビルより低く飛んでいる。(画像の右上の方に銀翼が観える。)
日常の景色が異常にはっきり観えると言う非日常
観慣れた芙蓉の花
さるすべりのピンクの鮮やかな花が 秋を感じさせる空に咲く。
阪急電車に添って池田の銭湯に向って歩く。
日本に本格的な貿易を初めてもたらしたと言う「銭屋五兵衛」の記念碑が立っている。
そう言えば先程の踏切に「銭屋」と案内札が立っていた。
廃寺になった栄根寺の薬師堂のあった場所に地蔵が。
どんどん東に向って歩くと、
先日の猛雨で決壊寸前になった猪名川で子供と大人が水遊び
河原を飲み込んだあの恐ろしかった濁流からすると、水の引き方が半端やない。
住宅地の中に銭湯が余りにも自然にマッチしているため、
何度も見落として、数回目にやっと発見した「城南温泉」
タイル壁に五月山が描かれ、大文字の送り火がLEDで赤く光ると言う趣向が良い。
ゆっくり湯に入った後、近くの王将で餃子を当てにビールを飲んで、
本屋で気に入ったのを2冊買って、
阪急電車で最寄駅まで戻り、
駅からいつもの急坂を 引力に抵抗して登る。
位置エネルギーのポテンシャルを上げて行くために、
餃子で摂取したカロリーを消費する。
阪神が負け、こうやって平凡な一日、そう「日常」が終わって行くのである。
これからも、「非日常」を追い掛けつつも、
たまには「日常」から切り取った「非日常」をブログに載せて行こう。