オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「ボイスレター」

2006-07-16 03:01:35 | 映画・DVD【は】


無実でありながらも、妻を殺した容疑で獄中にいる死刑因レイス・ダーネルは、いつ執行されるかわからない刑におびえ暮らしている。
そんなダーネルにとっての心の支えは4人の女性のボイスレター。
ボイスレターで、現実から逃避することによって、彼の心は癒されいていた。

しかし看守がダーネルへの嫌がらせのため、テープを別の人宛てに送ったことから、ダーネルに脅迫まがいのボイスレターが届くことになる。

「私以外に女がいたなんて許せない。あなたは私を裏切った罪を受けなければならない…!」


やがてダーネルは敏腕弁護士の奔走によって、第二審で無罪判決を勝ち取り釈放されるが、自由の見になったダーネルの元にさらに謎のカセットテープが届く。

「あなたは今回は死刑を免れたけれど、必ず死刑になるようにしてやるわ」


自分以外の女性ともボイスレターでの文通を行っていたことを知り、激怒した誰かが、ダーネルを脅迫してきたのだ。
その女が誰なのかを探し当てるために、ダーネルは4人の女性を1人ずつ訪ねることにするのだが、ダーネルが訪れた先々で殺人事件が起こり、殺人犯として指名手配されてしまう。
ダーネルは刑務所にいた時に、懇意にしてくれた看守ホートンに助けを求めるが……。



あまり期待しないで見たのですが、意外と面白かったです。
パトリック・スウェイジ演じるダーネルがじかに命を狙われるわけではないので、緊迫感はあまり感じられないものの、裏切られたと思った女の執念というか憎悪のようなものがひしひし感じられて怖かったですねえ。
愛する思いが強かっただけに、歪んだ愛の形である憎悪もまた強いということなんでしょうか。


ストーリーが巧妙に練りあげられていたからか、私には最後の最後まで犯人がわかりませんでした。
ただ犯人がストーカーまがいにダーネルの後を追っていたにもかかわらず、何も痕跡を残していなかったというのは少し無理があるような気がしました。
それからこれに出てくるFBIはちょっと無能過ぎるような気がしましたねえ(笑)。
何発も銃弾を打ち込まれたあの方が生きていたのもすごいな~と思いましたけど。


無罪でありながら7年間も刑務所に縛り付けられ、無罪になっても世間からは人殺し呼ばわりされる。
そんな哀れな男の役をパトリック・スウェイジが好演しておりました。
またボイスレターを交換していた女性4人も、役柄にぴったりでうまい配役だったと思います。
真犯人を推測されないためにこの4人は、知名度よりも役柄にふさわしい実力派女優を中心に人選が行われたそうですよ。


獄中はボイスレターに心を癒され、出所してからは謎のテープの声に怯え、そしてラストはまた声によって……。



しかし…つくづく過度な思いって怖いものだと思いました。はい。
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10 コメント

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おもしろそう! (DD)
2006-07-16 22:55:45
あちらの刑務所では実際にボイスレターの交換なんてのもできるんですかね~。

・・・ところで、この写真、ヴァル・キルマーかと思いました。似てません?



パトちゃんといえば、一昨日、わうわうでダーティ・ダンシングとダンシング・ハバナを二本立てでやってたそうな~!いえ、我が家は、わうわう入ってないんですが(爆)

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意外にも (dim)
2006-07-16 23:21:41
DDさん、これ意外にも面白かったです。

パトは最近作品に恵まれていないようなので、あまり期待しないで見たんですけど。

B級映画としては、わりといい出来だと思います。



アメリカでボイスレターによる文通が最も頻繁に行われている場所は、刑務所なんだそうですよ。でも吹き込んだものを一応看守が内容チェックするので、めったなことは言えないようですが。



わうわうはうちも入ってません。

時々「うわ~~~これ見たい!」ってのはやっているんですけどねえ。ホントに時々(笑)でも時々のためにお金払うのもったいないし(笑)。
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そうなんですか~ (DD)
2006-07-16 23:50:09
>アメリカでボイスレターによる文通が最も頻繁に行われている場所は、刑務所なんだそうですよ



dimさん、教えてくれてありがとうございます!

それだと文字が書けないとか読めないとかで手紙のやり取りができない人でも塀の外の人と交流ができますよね~。もちろん、いろいろ条件や制限はあるのでしょうが。ちょっと興味が湧いたので、自分でも調べてみますね。

っていうか、この作品も観てみます~~♪



返信する
あらあ~ (dim)
2006-07-17 22:04:43
DDさん、でもこの映画…DDさんの萌えるような人は出てきません…。



パトちゃんが最高にいい笑顔を見せる場面はあるんですけど、どうも最近パトが萩原流行に見えてしょうがないんですよね…。よく見ると(よく見なくても)似ていないのに。



お暇な時(DDさんにそんな暇があるとは思えないけど)、気が向いたら見てやっておくんなせい。

パト作品はまだ未見がいっぱいあるんで、ぼちぼち見ていこうかと思っております。
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ボイスレター (nouilles-sautees)
2006-07-18 16:59:01
存在を全然知らなかったというわけでもないですが、刑務所でボイスレターによる文通・・・なるほど。勉強になりました。



それにこの作品、面白そう!

こういうサスペンスものは大好きデス。

パトは結局見逃してしまったんですが、ローワン・アトキンソンと出てた最近の映画(タイトル失念)のポスターを見て、えらく老けててびっくりしました。

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Unknown (dim)
2006-07-19 01:34:15
nouilles-sauteesさん、こんばんは。



「Keeping Mum」ってタイトルじゃあないですか?ローワンとパトが出ていたやつって。

あもーれさんのところで紹介されていましたよね。私は未見なんですが。

パトの顔、私は「老けた」というより「顔の感じがだいぶ変わったな~」と思っていたのですが、以前交通事故にあったようです。顔もかなり打撃を受けたらしいです。

なので顔がちょっと老けたように見えるのかもしれませんねー。まあホントに老けたのかも知れませんが(笑)。
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遅くなりました・・・ (Kanon♪)
2006-07-22 23:14:01
先日は、コメントありがとうございました。

バタバタしていて、お礼が遅くなってごめんなさい。

ところで、この映画面白そうですね。

今度、レンタルで探してみたいと思います。
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ありがとうございます (dim)
2006-07-28 23:06:04
kanon♪さん、お返事遅くなりましてごめんなさい。

それからコメントありがとうございます。



パトリック・スウェイジの作品でオススメできるものは数が少ないのですが、これは面白いと思います。

ご覧になっていただけると嬉しいです。
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dimさ~~ん♪ (DD)
2006-07-28 23:44:21
毎日、覗きにきてましたが、本当にいろいろ大変なのだろうなと思いつつも・・・久々のコメントを見つけて・・・・・・ぎゅむっ!!

返信する
,じゃあ私も (dim)
2006-07-29 00:43:17
DDさ~~ん♪……ぎゅむっ!!



あらあ~~毎日覗きにきてくださっていたのですか?

ありがたいことです。どもども(深々とお辞儀)。

この一週間、自分の記事も書かなかったけれど、よそ様のブログにもコメントを入れていなかったんです、ははは。

今日、TSUTAYAで「パニック・フライト」レンタルしてきました~~。週末にキリアンくん、見てみますねん♪
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