オバサンは熱しやすく涙もろい

とてつもなくミーハー。夢見るのはお気楽生活

「オープン・ユア・アイズ」

2006-07-03 01:08:53 | 映画・DVD【あ】


青年セサル(エドゥアルド・ノリエガ)はハンサムなだけでなく、父の遺産をうけつぎ、全てにおいて恵まれた生活をしていた。彼は自由な恋愛を楽しんでいたが、偶然知り合ったソフィア(ペネロペ・クルス)に心を惹かれ、恋人だったヌリアをふったことから、無理心中に巻きこまれてしまう。ヌリアは死亡するが、一命をとりとめたセサルの顔面は崩壊し、手術をしても、変貌した顔を治すことが出来なかった。そしてその顔を恐れたソフィアや友達に去られ、セサルは絶望の淵に立たされるのだった。
ところが、ほどなくソフィアがセサルの元に戻ってくる。そして不可能と言われた整形手術が奇跡的に成功し、もとの顔に戻ることが出来たのだ。
以前と変わらぬ日々が戻ったかのように見えたが、セサルの元に死んだはずのヌリアが突然現れて……。


これは面白かった~。
私はこういう夢と現実の境界が曖昧で、自分まで出口のない迷路に迷い込んだ気分になる映画が大好き♪
セサルが何故殺人を犯したのか、記憶をたどって行く…というストーリー展開は面白いと思ったし、ちゃんと伏線が張られ、それぞれのエピソードがうまく繋がっていて、よく出来ていると思った。


セサルは曖昧な記憶を辿っていき、なんとか悪夢の原因をつきとめ、最後にようやく悪夢から開放される…はずなんだけれど、でも「開放された」と思っていてもそれが現実とは限らない…というのがこの映画の怖いところ。
「開放された」こと自体が夢だったとしたら?
いかようにも解釈できるけれど、セサルに現実というものは存在せず、一生虚構の中を行ったり来たりするのではないかと思った。
まあ親友が惚れた女性を自分のものにしたくて「ヤツに黙っていればわからないよ」なんて言いながらくどくような男に未来はないのだ!がはははは。


主人公セサルを演じるエドゥアルド・ノリエガのはスペインのトップスターだそうだけど、自分としてはああいう濃い顔はあまり好きじゃあないなあ…。でも結構可愛い表情を見せてくれてそれなりの魅力が感じられた。
ソフィア役のペネロペ・クルスは、ハリウッド映画では全然魅力を感じないけれど、この映画のペネロペはいいです。とっても綺麗で可愛いですね(うまいとは言わない)。
セサルの友人役だったフェレ・マルティネスはこの頃は若い。お肌つるつるです♪
でもあの役、彼だった必要があるのかなあ…とちょっと微妙な感じ。
「もてない」という設定のわりにかっこよすぎるような気がしたけど。
コメント (18)
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