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欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

マンションは絶対に買わない

2020年10月05日 08時04分58秒 | 売れない不動産

はっきり申して、マンションは住みやすいです。

 

玄関の鉄の扉を閉めれば、安心感があり、防犯面でも、一戸建て住宅よりは、マンションが良いと思います。

 

また、マンションの間取りは、とても上手に設計してあると思います。

 

住むために、各部屋が効率よく配置してあり、合理的な間取りになっています。

 

 

マンション、好きなんだけどな…

 

でも、マンションは買いません。

 

 

マンションも、一戸建てと同じく、経年劣化していくと、補修・建替えが必要です。

 

コンクリートの寿命は、一般的に50年と言われています。

築30年や40年を超えたマンションは、間もなく、壊して建替えが必要になるということです。

 

 

 

マンションは区分所有しているので、要するに集合住宅ですので、各住民がいます。

 

住民たちが、意見が分かれると、管理や建替えが容易ではなくなります。

 

お金がかかることになると、シビアな反対意見などが出て、話がまとまらないんです。

 

これが大変ですね。

 

 

どうしてもマンションとなった場合は、買うのではなく、借りる(賃貸)が良かろうと思います。

 

ただ、マンションの賃貸料も、このコロナ禍の最中であるのに、とんでもなく高いです。

これでは気軽に安心して「借りよう」なんて思いません。

 

高いと、誰も借り手がいません。

 

現在は、空き部屋ばかりのマンション・ビルが、多く見られます。

 

だったら、貸し手は、賃貸料を値下げしたら、借り手が入るのに…

と思うのですが。

 

貸し手が賃貸料を安くしないのは、なぜでしょう?

それは、少しでも初期投資した費用(建物の建築費や、建物の購入費など)を取り戻すために、値下げができないからです。

 

貸し手は、年間の固定資産税だって、支払わないといけません。

 

ちょっとでも、お金を取り返そうと思うわけです。

 

 

悪循環ですね。

 

 

駅周辺の街を見上げて見ると、空き部屋ばかりのマンションやビルがあふれています。

 

今後、こんな建物が増えてゴースト化していくと思いますが、国や行政はどうするつもりでしょう?

 

 

一戸建ての空き家問題だけではなく、廃墟マンションや廃墟ビルの問題も、対策が必要ですね。

 


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