欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

驚きの建物調査の実体を見た!!!

2013年06月18日 09時26分22秒 | 建築家(建築士)に用心




『コンクリートを手で叩いて鉄筋の有無が分かるのか???』



本当に、いつも、私のブログをご覧になって下さっている皆さん、有り難う御座います。

最近では、我々『欠陥建築バスターズ』も大変有名になり、依頼が尽きない状況です。




今日も、『欠陥建築バスターズ』の調査員が、日本全国を飛び回っております!





さて、今回は、昔TVにも出た事がある「建築士」が「建物調査」をする現場を、私が

現場で目撃した時の、驚きのレポートです。





…ある家のオーナーから、一本の電話が掛かって来た時から、お話は始まります。…




「ある方に、建物の欠陥調査をお願いしたのですが、その方は評判が悪いんです。」

「貴方方、欠陥建築バスターズさんにも、現場に立ち会ってもらいたいんですが…」





…そんなワケで、さっそく、横浜に飛びました!





私が現場に到着すると、その「問題の建物調査の建築士」も来て居りました。

そして、いきなり、建物のコンクリートの基礎を手で叩き始めたではありませんか!



「いや~、これは、大変な欠陥だ! 私だから分かるけど、他のヤツじゃ分からんな。」




私がその光景を見て、今にも吹き出してしまいそうでしたが…



「昔、八百屋さんが、甘いスイカと甘くないスイカを、そうやって、見分けてました。」

「よく、それで、わかりますね。」




もちろん、相手は、私が「欠陥建築バスターズ」の主任調査員とは、知りませんから…



「私にかかれば、どんな欠陥でも隠せないです!」

「他の、建物調査のヤツになんか、分かる訳ないですよ。」




そう言いながら、今度は、何やら機械を出して来て(鉄筋探知機)、コンクリートに

機械を当てながら、こうつぶやきました…



「これは、凄い欠陥だ! 鉄筋が入っていない!」

「機械の針が、振れてないでしょう!」




私も、その機械なら持っていますし、使い方も良く知っています^^

彼が、今使ってる機械は、スイッチが入って無かったのです!

これでは、針は振れませんね^^





…更に、彼の、奇妙な調査は続きます…





今度は、透明のプラスチック定規を出して来て、コンクリートのヒビを計測し始めまし

た。そして、今度は…



「これは、特殊な計測器具です。欠陥が一目で分かる!」

「ん! これは、ひどい工事だ。まさしく欠陥建築だ!」





…そのプラスチックの定規には、「歯間測定用」と書いてありました。

彼の言う様に、確かに特殊な計測器具です!

これは、歯科用の定規で、歯科医や歯科技工士が使用します。

一体、彼は、どこで、これを手に入れたんでしょうね?



…でも、建築用でもなければ、この定規で欠陥が分かる代物ではありません!







…皆さんが、建物調査、特に欠陥調査に、こう言う「おかしな人」が来たらどうします

か?

でも、実際に、こう言う「怪しい建築技術者」が居るのは、残念ですが事実です。





「欠陥!」「欠陥!」「裁判!」「裁判!」「俺が一番、他は馬鹿!」等と言う人

の言う事を、皆さんは信じますか?




本当に、皆さんの事を考えている人間は、裁判で勝てる見込みのほとんど無い、

「欠陥建築裁判」を勧める事は、絶対にしないはずです。

実際に、ほとんどの「欠陥建築裁判」で「一部勝訴」なのです!

これは、負けたに等しい結果です!






他の建築士や、大工を見下した「怪しげな建築技術者」の話を、聞く相手はいません。

…事件の調整なんて無理です! だから、「裁判」する事しか考えられないんです^^





私達、欠陥建築バスターズは、「建築業者」と「施主さん」の中立な立場に立って、

双方が納得出来る解決策を考えます。(ほとんど、裁判にはしません。)




最近では、この方法が「最もスタンダード」な解決方法となっています!




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