欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

欠陥住宅(欠陥建築)の現場…『リフォームで出る死の繊維アスベスト』

2013年06月02日 14時10分47秒 | アスベスト被害




『住宅解体現場にはアスベストの塵が舞う! 法律なんて機能してない。』



私は、街を歩いていて、住宅を解体していたり、リフォーム工事をしていると、いつも、

息を止めて歩きます。

なぜならば、そこには「死の繊維アスベスト」が、空中に漂っている可能性が大きいか

らです。


現在では、この様な工事をする場合に、アスベストが飛散しない様な処置を取らないと

いけないんですが、中小の工事では、全く処置が講じられていないのが現実です。


…ところで、アスベストはどのような所に使われて居たかご存知ですか?


「ベビーパウダー」「ヘアドライアー」「トースター」「こたつ」「自転車のブレーキ」

「自動車のブレーキ」「音楽室の壁材」等、多岐にわたっていました。


それ以外にも、セメント、せっこうと混ぜて「建材」をつくる時にも、必ずと言って

良いほど使用されてきました。


…それが今、建物を解体する時に、廃材となって出る訳ですが、建物を壊す時に埃に

混じって、「危険なアスベスト繊維」も空気中に放出されます。


阪神大震災の後、「復興」の為に震災にあった建物を取り壊す際に、「神戸」の街に

は、大量の「アスベストの塵」が舞いました。


…それが、今になって「神戸」在住の人たちに影響しているとの指摘もあります!


直木賞作家で脚本家の藤本義一さんが、「中皮腫」でお亡くなりになったのも、阪神

大震災後の「復興工事」で舞い上がった「死の繊維アスベスト」を吸い込んだのが、

「中皮腫」を発症した原因ではないかと考える人もいます。


…そんな危険な「死の繊維アスベスト」は今も存在しています!

古い家の建材には、必ずと言って使用されていますので、解体工事やリフォーム工事

で周囲に影響を及ぼすのは確かです。


普通、家のどこにそんな危険な「アスベスト」が使われているか、分かりませんね。

「大工」や「解体業者」だって知らない人がほとんどです。


…皆さんの家にも、まだ「死の繊維アスベスト」が使われている可能性があります。



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