『住宅解体現場にはアスベストの塵が舞う! 法律なんて機能してない。』
私は、街を歩いていて、住宅を解体していたり、リフォーム工事をしていると、いつも、
息を止めて歩きます。
なぜならば、そこには「死の繊維アスベスト」が、空中に漂っている可能性が大きいか
らです。
現在では、この様な工事をする場合に、アスベストが飛散しない様な処置を取らないと
いけないんですが、中小の工事では、全く処置が講じられていないのが現実です。
…ところで、アスベストはどのような所に使われて居たかご存知ですか?
「ベビーパウダー」「ヘアドライアー」「トースター」「こたつ」「自転車のブレーキ」
「自動車のブレーキ」「音楽室の壁材」等、多岐にわたっていました。
それ以外にも、セメント、せっこうと混ぜて「建材」をつくる時にも、必ずと言って
良いほど使用されてきました。
…それが今、建物を解体する時に、廃材となって出る訳ですが、建物を壊す時に埃に
混じって、「危険なアスベスト繊維」も空気中に放出されます。
阪神大震災の後、「復興」の為に震災にあった建物を取り壊す際に、「神戸」の街に
は、大量の「アスベストの塵」が舞いました。
…それが、今になって「神戸」在住の人たちに影響しているとの指摘もあります!
直木賞作家で脚本家の藤本義一さんが、「中皮腫」でお亡くなりになったのも、阪神
大震災後の「復興工事」で舞い上がった「死の繊維アスベスト」を吸い込んだのが、
「中皮腫」を発症した原因ではないかと考える人もいます。
…そんな危険な「死の繊維アスベスト」は今も存在しています!
古い家の建材には、必ずと言って使用されていますので、解体工事やリフォーム工事
で周囲に影響を及ぼすのは確かです。
普通、家のどこにそんな危険な「アスベスト」が使われているか、分かりませんね。
「大工」や「解体業者」だって知らない人がほとんどです。
…皆さんの家にも、まだ「死の繊維アスベスト」が使われている可能性があります。