『セルフビルド&ハーフビルドのすすめ!』
皆様からの、ご質問の中で、ベストテンに入るものに、「欠陥建築で泣かない為にはどうすれ
ば、良いのでしょうか?」と、言うご質問が多いです。
…私が検査した建物で、「全く欠陥が無い建物は、一つもありませんでした。」
実際に、「欠陥」が無い建物は、無いと思います。
…他人に、高いお金を払って、家を建ててもらって、その家が「欠陥」だと、誰でも怒ります。
だったら、自分で家を建ててしまっては、如何でしょうか?
難しい様に感じますが、「マシンカットのログハウスキット」や、「ドームハウスキット」なら
ば、「日曜大工」の出来る方なら、誰でも建築出来ると思います。
自分でつくった家ならば、少々出来が悪くても、我慢できますし、それが「アジ」になるモノで
す。
また、自分で家をつくると、家の仕組みもよくわかって、後で、修理が必要な時も、自分で出来
ます。
…全部自分で家をつくれない方には、「ハーフビルド」と、言う選択肢もあります!
これは、基礎工事や配管工事等、職人でないと難しい工事のみ、プロの職人にやらせて、壁紙を
貼ったり、ペンキを塗る作業は、施主さんがご自分で完成させる方法です。
これなら、週末に現場に来て、作業する事が、可能だと思います^^
恐らく、ご自分で建てた家は、「欠陥建築」になってしまうかも知れませんが、それも「ご愛嬌」
かもしれません。
高いお金を払って、「デザイナーズハウス」を建てたって、どこかに「欠陥」はあるものなのです。
だったら、皆、『欠陥住宅を自分で建てよう^^』じゃないですか!
『愛読者の方からのご質問にお答えして』
いつも、愛読されて居られる皆さん!
本当に、いつも、読んで下さって、有り難う御座います。
さて、そんな、愛読者の方々から寄せられる、ご質問にお答えしたいと、思います。
本日のご質問は…
「ある、建物調査のHPを見たら、建築士でない人の募集をしていました。」
「これって、おかしくありませんか?」
…それでは、お答えします。
私は、はっきり言って、おかしいと思います。よく、こんな無責任な事が出来るモノ
だと、感心します!
現在、「建物調査」は、「建築士系」「不動産屋系」「団体系」が、存在します。
その中で、「プロの建築士」が建物調査をするのは、「建築士系」だけです。
ところが、最近では、コストを抑える為でしょうか、「建築士系」の「建物調査会社」
の中にも、「建築士でない素人」を調査員にする所が、出て来ました。
正直申しまして、「プロの建築士」でも、一定のキャリアがないと、「建物調査」は
難しい作業です。
それなのに、「素人」がちょっと教育を受けた位で、出来る仕事ではありません!
「建物調査」は、優秀な建築士のみで構成された、「欠陥建築バスターズ」の様な、
しっかりした会社に任せるべきです。
…そこで、今日のまとめです!
『建築士以外の、調査員を募集している「建物検査会社」は、避けた方が無難!』
『建物調査は、欠陥建築バスターズの様な、しっかりした会社に依頼する!』
『新築の家の壁紙を剥がす訳にはいかない…』
ある、インスペクターのブログを「調査」していましたら、「新築内覧調査」に関する問題点
が見えて来ました。
その、ある「ブログ」とは、読みたくもないですが、「調査」の為に読ませて頂きました。
…その内容は、ある業者が、新築住宅を「建物調査」して、異常が無かったのに、その後、
問題が発生し、別の「インスペクター」が調査したら、「不具合」が見つかったとして、さも
自分が「手柄」を挙げたかの様に、書かれて居りました。
ここで、重大な問題に、気がつきました!
新築の家と言うのは、壁紙を剥がしたり、タイルを剥がして、調べる事は出来ません。
自ずと、「新築内覧調査」には限界があると、言う事です!
例え、最新のハイテク機器を使ったとしても、「完璧な調査」は無理と言えます。
その様な、同業者の「失敗」をブログに書いて攻撃するのは、如何なものでしょうか!!
…よく、お客様から「新築内覧調査」は、した方が良いかと、聞かれます。
正直申しまして、「建築士」を同行させての「調査」は無意味です。
まさか、建物を破壊しての「調査」なんて出来ませんし、隠れた欠陥を見つける事は、
不可能に近いと思います。
ですから、前記の「インスペクター」が、問題の家を、「新築内覧調査」しても、異常を
見つけられたとは、思いません。
たまたま欠陥で、「破壊調査」をしたから、わかっただけです。
この様なケースで、もし、ハイテク調査するとすれば、「エックス線」を使うしかありま
せん。
果たして、周囲の人を「被曝」させる「調査」が可能でしょうか???
…皆さんが、「新築内覧」する場合には、「建築士」を同行させるよりも、「宅建主任者」
を同行させた方が良いでしょう。
「宅建業法上」の問題なら、完璧に調査出来ます!
…ここで、本日のまとめです…
『新築内覧調査は、無意味な行為!』
『新築内覧には、宅建主任者を同行させる!』
『急に家の屋根裏がパキパキ音を立てるのは何故か?』
皆さんのお家では、「季節の変わり目等に家が鳴りませんか?」
急に、「パキッ!」と天井裏が鳴りませんか?
怪しげな「心霊研究家」に言わせると、これは「霊現象」だと言うでしょう。
でも、これは、全く違います。
…得に、最近は、輸入材を使用した「軸組工法」の家で、良く「パキッ!」音がします!
この理由は、材木が、乾燥による「収縮」で「暴れている」音なのです。
最近の「輸入材」は。山から切り出して、すぐに製材してしまいます。
本当は、山から切り出した「材木」は、何年も寝かせて、十分に乾燥させた後に、製材し
ないといけないのですが、「材木」を置いておくスペースの問題や、「外国為替」の変動
リスクから、十分乾燥させない状態で、製材されてしまいます。
…その結果、家を建ててしまった後でも、材木に乾燥収縮が起きて、木がねじれを起こし
て、「パキッ!」と、鳴るんです。
この現象を、「宮大工」は、「木が暴れる!」と、言います。
これらの現象は、特に欠陥とまでは、いいませんが、時には、材木が収縮して、屋根裏な
どの金具につけてある「ボルト」が緩んでしまう事さえあります。
「パキッ!」音は、遠い外国から日本に連れて来られた、「材木の独り言!」だったワケ
です。
『マスコミの取材回数は、174回もあります!』
今日は、皆様からのご質問にお答えしようと思います。
よく、こんなご質問を頂きます…
「欠陥建築バスターズ」さんは、最近になってお見かけしますが、キャリアは何年ですか?」
…そうですね、確かに「欠陥建築バスターズ」が日本を代表する「建物検査会社」になった
のは、最近の事です。
でも、最初に「欠陥建築」の件で、デビューしたのは、もう、20年以上前の事です!
その頃は、まだ、「欠陥建築バスターズ」を結成前でした。
考えてみれば、もう、この世界に入って「20年以上」経つ訳です!
私は、現在では、「欠陥建築バスターズ」の「主任調査員」として、「建物調査」に携わる
建築技術者の育成等も行って居ります。
私が、直接、皆さんのお家を、訪問させて頂く事も多いのですが、その時、良く、こう言わ
れます。
「どこかで、お顔を拝見した事があります。」
…それも、そのはずで、私は、TV、ラジオ、雑誌、新聞等に『174回』も出た事が、あり
ます。
日本の雑誌のみならず、アメリカの雑誌に顔写真が載った事だってあります。
…ですから、皆さんは、当然、どこかで、私の顔を見た事があると、思います!
…この「建物調査」と言う仕事は、時には「ヤクザ者」みたいな「建築業者」も、相手にし
ますから、若い「建築士」だと、なめられてしまうんです!
私みたいな、古株の建築技術者でないと、相手も言う事を聞かないんです。
「荒くれども」を相手にするには、キャリアや知識以上に、「肝の座った」人間でないと、
使い者になりません。
ヤクザ者みたいな、建築業者と相対するのは、結構勇気が要りますが、長年やってきた
「剣道」で鍛えた強靭な精神が、役に立っています。
ちなみに、私は「剣道三段」です。
日本一有名になった「欠陥建築バスターズ」ですが、これからも、皆様にご奉仕するべく
精進して参りますので、よろしく、ご指導のほど、お願い致します。