埼玉の奥武蔵•飯能と秩父の境となる正丸峠(標高655m)の下を貫通する正丸トンネル。
鉄道用と国道がほぼ並行して通っているものの、国道(299号線)は1918m、鉄道用は4811mと、全長には大きく差が生まれています。
国道用は、それまでの峠道の旧道から国道本線を切換えるために昭和五十七年(1982)に供用開始しましたが
鉄道用はそれに先立つ昭和四十四年(1969)に、西武秩父線開通のために作られました。
開通当初は、日本の私鉄の山岳トンネルとしては最長のトンネルでした。
(S50に近鉄新青山トンネルが5652mで最長になりました)