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浅草 本龍寺

2019年07月15日 | 東京のお散歩
今戸神社に並んで建つ真宗大谷派臨川山本龍寺。
 
元和二年(1616)に、東本願寺末寺として龍賢によって開山されました。
本堂は、左官がコテで描いた鏝絵で飾られています。
 
江戸時代には、身分制度における被差別民の頭領で頭、触頭だった
頭矢野弾左衛門一族の菩提寺でもありました。
 
弾左衛門は、身分でありながらも幕府の役人としての地位もあったため
山谷堀今戸橋近くに屋敷を与えられ、被差別の逮捕監禁から裁判までの権利を与えられ
関東一円の被差別の統括や世話を、手代らとともに行っていました。
 
幕末の代の弾左衛門は、維新の功労より手代らとともに平民に取り立てられ
明治以降、この地で皮革産業や靴産業の育成に尽力し、現在の花川戸近辺の
皮革履物問屋の発展に寄与したそうです。