八幡の藪知らず

2015年10月02日 | 
千葉・市川市役所の斜向かいに、不知森(しらずもり)神社という、藪に囲まれた祠があります。
祠の周囲の藪は立ち入ることができず、古来から禁足地とされています。



一説には、一度この藪に立ち入ると、二度と出てくることができないとされ
神隠しの伝承地となっています。

現在の藪自体は縮小してしまい、恐らくは出てこれない事もないとは思われますが
今でも拝殿の一角以外へは立ち入る事が出来なくなっています。

(不知森神社)

禁足地である所以は、日本武尊の東征における陣屋という説や、平将門の墓であったという説、
徳川光圀が立ち入って出てこられなくなった説や、地形に由来する伝承、
入会地であったため立ち入れなかった説や、遷座以前の葛飾八幡宮の旧地であった…
など諸説ありますが、どれも科学的にも文学的にも根拠に乏しいようです。

(現在の葛飾八幡宮は、京成線の線路を挟んだ反対側にある)
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