絵著作:〈C〉永野宏三
門司港清滝四丁目にある坂道です。わたしは日のあたるこの坂道が好きでよく散歩します。勝手にネーミング、この坂道を日なた坂とよんでいます。
左手の日本家屋は旧料亭・三宜楼です。昭和6年に建てられた木造3階建ての現存する建造物です。故佐藤栄作さんや故出光佐三さんがこの料亭を愛し、足繁く通われていらしたそうです。故古川ロッパさんも来門された時に利用されたそうです。ちなみにロッパさんは、子供の頃、一時門司に住んでいらしたそうです。
この絵、向って右側の土塀は現在壊されてありません。この土塀は風情があって好きな風景だったのですが残念です。幸い、坂道をずうっと登って錦町に抜ける細い道には土塀が残っていて、なかなかいい雰囲気を醸し出しています。