永野宏三のデザイン館&童画館  アート日和のできごと

イスラエル国立美術館、ミュンヘン国立応用美術館、国立国会図書館、武蔵野美術大学美術館図書館他に永野宏三の主な作品が収蔵。

小倉のセントラルパーク。〈ボヘミアンの旅風景?北九州小倉北編〉

2012-02-03 11:02:18 | アート・文化
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紫川と勝山公園。〈C〉著作権者: 永野宏三・ひろみプロ



厳しい寒いが続いています。何年ぶりかで北部九州にも雪が舞いました。積雪は屋根にわすがですが、門司にも雪が舞いました。北部九州は日本海に面していることから冬は寒さがあります。
♪雪が降る、あなたは来ない~♪。雪が降るとアダモの『雪が降る』の曲が頭にイメージとして浮かびます。今の人からすると、この歌手の名は知らないと思う。1960年代後半に流行ったボップスです。この頃はまだポップスや映画、文学などでフランスの文化が日本でもてはやされた時代。カトリーヌ・ドヌーブが映画で日本を魅了していた時代であります。
雪の中をボヘミアンは旅を続けています。。
松本清張記念館のある小倉城内を出て勝山公園横の紫川方面へ戻りました。
紫川は小倉都心部に流れている川です。この川を境に西側が小倉城をランドマークに市庁舎をはじめ官庁関係、東側は商業を中心としたビジネス街。街のつくりは戦後、小倉駅の移動や平和通りの新設などをのぞけば江戸時代から大正・昭和と変りはありません。交差する幾つもの通り筋は碁盤の目のようになっています。
数年前、報道でソウル都心の高架道路を撤去した清渓川の復元や東京日本橋の高速道路移設による川の復活計画などが話題になったことがありますが、小倉の街の真ん中を流れている紫川は、ずっと昔からあるあたり前の風景なのですね。意識しなくとも紫川があって小倉の街という感じでしょうか。
市庁舎前の勝山公園は以前こんもりとした木々で覆われた市民会館がありました。いわば小倉のセントラルパークと云った感がありました。現在紫川河畔の光景を取り込み大芝生広場になって新しく様相を変えています。都心の環境整備ということで、きれいになる事は新しい街作りにはいいことなのでしょうが、昔のしっとりとした小倉の風情を知るものにとってはちょっと寂しい感もあります。