バイク・クルマ・読書・その他の趣味や日常

個人的な趣味や関心事について、ダラダラと・・・

あかんべえ

2007-04-11 | 読書
いや~、読書って、ある種麻薬みたいですね~。
めちゃめちゃ忙しかったりすると、しばらくは遠ざかるのですが、少し時間に余裕ができると、次々に読みたくなってしまいます。

今回読み始めたのは、またまた宮部みゆきの、あかんべえという作品です。

私には、小説を書くなんて才能はこれっポッチもありませんが、20年くらい前から、もしも、自分が作家だったら、プロローグは「こんなシチュエーションで進めてみたいな~」と漠然と考えていたことと、少年が少女に、現代が江戸時代に変わってますが、あとはほとんど同じでした。

病で寝込んだ少女が、三途の川べりまで行って不思議な力を身につけて戻ってくるところから始まるというもので、驚きましたが、とてもワクワクしました。

自分の中の"妄想"が、それに近い形で作品になり、しかも、"宮部ワールド"によって、私の考えの全く及ばないストーリーとして展開されるのですから、すっかり引き込まれてしまいました。
プロの作家、しかも、宮部みゆきでなければこんな素晴らしい作品にはなりえません。

別に、私の意見を取り入れてもらったわけでも何でもありませんが、個人的にとても感慨深いものがあります。
昔(タミフルのない時代です)、自分でも、インフルエンザで、2日間40℃の熱が続いた経験があり、その時不思議な夢を見たことがあり、それが、後々読んだ小説の数々と融合して考えていたことだったので、なおさらそう感じるのだと思います。

まだ、上巻の途中までしか読んでませんが、この先を読むのが非常に楽しみです。