凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

ハルシオンな乱痴気。

2010年05月13日 | 本・漫画
あっけらかんと重い話を描く「沙村広明」(竹易てあし)氏の最新作が今回のネタですが今作は久々にギャグ漫画でしかもあの絵柄とノリそのまんまでどーすんのよこれ、てなモンで。

てなもんや四度笠。
意味不明。

てゆーかですね、この人がかつて描いた漫画に、「涙のランチョン日記」という、まんま「嫌われ松子の一生」をパロったようなギャグ漫画がありましたが、ノリはそのまんま。

つうか、要するに、「ギャグとシリアスの配分が逆転した『無限の住人』」っていうのが、このヒトにとってのギャグ漫画なんだろうなぁ、と。
基本、変わらず。

あ、タイトル書き忘れた。
『ハルシオン・ランチ』
講談社・good!アフタヌーン連載。単行本一巻発売。

部下に横領され会社を潰した元経営者で現浮浪者の40歳・化野 元(あだしの・げん)。
ある日河原で釣り(食料確保)している時に現れた美少女ヒヨス。…と思いきや、これが「地球外物体」な上、「無軌道かつ無邪気に何でも食ってしまう」トンデモな存在であった。
で、この二人にブラコンで科学オタクのニートガール・メタ子がお節介を焼き、化野の資金を「女に騙されて」横領した元・タラシの沖進次が暴走し、ヒヨスと同じ「地球外物体」ながら常識的なトリアゾが呆れ、「気の毒な存在」のアスキー犬がツッコミを入れると言う…

要するに、「笑える人」と「ひく人」に二分される内容。
これがツボならハマるし、そうでない人には全くお薦め出来ません。


ちなみに一巻の帯には、非常に「もうしわけ」程度のちっさい字で、こういう宣伝。
「太陽系一番の爆笑をあなたに!」

いや、それはないわ。


とりあえず、ワタシにはツボでした。
しかして、そんな自分の感性に、最近疑問を持ったりして。

健全て何?