凡そ、平凡。-ohyoso,heibon.

副業的サラリーマンの競馬バカが、そんなコトとは全く関係なく、日々のうつらうつらしたことをあーだこーだと語る、趣味の駄文。

アメコミヒーローとは一線を各す。

2008年04月25日 | 本・漫画
続きましての更新ですがな。

マガジンZKCから2ヶ月足らずの間に二巻まで発行されました、熱血派(?)漫画家・村枝賢一氏の最新作『ジエンド‐炎人』。

つーか、『仮面ライダーSPRITS』もマガジンZKCから最新14巻が発行されましたが、…並行して描いてるんだろか?

だとすりゃ、今時珍しい『無茶する漫画家』だわ、村枝さん。

まあ、一時期『RED』と『仮面ライダー…』被ってたし、やりかねないか。

( ̄▽ ̄)

さてさて、『ジエンド‐炎人』。

出だしの「オルタレイション・バースト現象(怪人化現象…つうかな)」で、『デビルマン』を思い出しました。
その後の世界観についても、「人とデーモンとデビルマン」的でありますが…。(狩る・狩られるの関係)

なんつうんだろ。

パターンと言えばそうかもしれませんが、この人が描くと「この人の漫画」になっちゃう不思議。

どこか、「仮面ライダー」的でもありますし、「かみつけ!」っぽくもあります。
…『RED』ほどの崖っぷち感はないにしろ、「自分の心のままに、戦う方を選ぶ」というところ、なんか、一貫してますわな。

正義とか、使命とか、運命ではなく。
『だまってられない・見過ごせない』という感覚。

なんつうんですかね、例えば、コンビニの前で深夜たむろする若者みると声を掛けてしまう『夜回り先生』の如き感覚。


ワタシ的には、スパイダーマンなんかよりもですね、こういうのに「人間らしさ」を感じてしまいます。

世界を滅ぼす力を持つのに、何故か「不良怪人」を更正させようとする、高校生。

…なんかね、村枝さんらしい作品ですな。

動物占いはライオン。

2008年04月25日 | 本・漫画
なんだかね、『前世占い』だったり『六星占術』だったり『姓名診断』だったり、占いつーたらいろんなモノがありますがね、どこいっちゃったんですかね、『動物占い』。

意外と当たっているよーな気がしたモンですが…。

いや、今回、そういうハナシではなく。

あの『ハチクロ』の作者・羽海野チカさんの最新作、
3月のライオン』。

=^ェ^=

美大生からうって変わって、「プロ棋士」の話。
…というか、「プロ棋士をやっている、十七歳の高校生」の話。

なんで将棋?…とも思いましたが、ご本人曰く、「ただ気になってしまった」そうです。
なんとなく分かります。

さてさて、主人公・桐山 零君。
幼い頃、ある日突然、天涯孤独になってしまい、プロ棋士の養父に育てられます。
そして、十七歳のある日、将棋で「父を超えてしまう」ところからストーリーは始まります。

孤独な少年と、彼を暖かく迎える「親を亡くした」三姉妹家族。そして、周囲の優しい人々。
川沿いの町を舞台に、相変わらずの「にぎやかな、緩やかなストーリー」が展開されてゆきます。

…「親を亡くし、養父に将棋の才能を見い出される」というのは、なんか『しおんの王』にも似ていますが、…
『しおん…』が将棋サスペンスなのに対し、こちらは『家族』の物語。
全く別物ですな。


零君を暖める三姉妹。
「のほほんとしているようでしっかり者、そして『拾い癖』のある」長女・
あかり。
「まっすぐで頑張り屋だかおっちょこちょい」次女・ひなた。
「いかにも末っ子の甘えん坊幼稚園児」モモ。

零君を「生涯のライバル」と呼びつつ、何かとなついてくるアツッ苦しい二海堂君に、彼をかいがいしく世話するじいやの花岡翁。

他にも、やたら熱血だがじいちゃん想いの松本先輩やら、対照的にクールなスミス先輩やら、…

濃いキャラが多いのですが、…こりゃー、羽海野ワールドなんでしょうな。

なんか、ホロっとさせる一面があるわけです。

( ̄▽ ̄)

そして、三姉妹家に住みつく、ニャー(猫)たち。

いやー、ツボだ。

特に餌をねだる姿が。
ストーリーとは全く関係ないんですがね。
気が付けば吹いてる自分がいます。

なんでしょか。

ともかくは、ハマってしまったようです。