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パンダとかマレーグマとかホッキョクグマとか なぜかクマばっかり会いに行ってます

冬の旭山動物園

2014-03-10 00:02:28 | 動物園
せっかく冬の北海道にいるのだから!
ということで、先月は旭山動物園の冬期営業に行ってみました。

旭山じたいが5年ぶりの訪問、もちろん夏営業のときなので、雪が積もった状態は初めてです。
余談ながら、都合により2日間に分けての訪問となったため、ついつい年間パスポートを買ってしまいました…(2回入園で元が取れます)

冬の旭山、といえばやっぱり


ペンギンのお散歩です!


雪の上をたくさんのペンギンがペタペタと歩き、さらに目の前で見られるのはなかなか壮観でした。

とはいえ、このお散歩は「エサで釣る」わけではなく、あくまでその日のその時間、「お散歩したい!」というペンギンが自主的にやるものだそうです。
つまりお散歩の後にごはんをもらえるからやる…というわけではないのだとか。


同様に、ごはんをちらつかせて前に進ませることもやらないので、それぞれのペンギンの気分しだいで進むスピードも変わります。
2日間で都合3回見物しましたが、それでもだいたい30分くらいの所要時間で戻ってきていました。


一仕事終えた背中(?)

つづいて、今もっとも注目されている施設が


新しくなったキリン&カバ館。


ゲンキくんとマリモちゃんが暮らします。
ゲンキくんの方が年上ですが、マリモちゃんにべったり甘えているようです。
この日も何かとちょっかいを出してはマリモに軽くあしらわれてた様子がよく見られました。


キリンといえば暑い地域の動物…ですが、14時ごろまでは屋外の運動場にいます。


―ということで、こんな雪まみれなキリンも見ることができました!


一方のカバ館は、広々とした屋内プールが特徴。
屋外の運動場もあり、雪が融けたら運用開始となるそうです。

現在ここで暮らしているのが、オスの百吉(ももきち)。
長崎バイオパーク生まれの2歳という若い個体のため、時間帯によっては活発に遊びまわる姿を観察でき、


わーい


じゃーんぷ!
カバが飛ぶ!というとても面白い光景も目撃できます。
案内板では「午後の方が動く」と書いてありますが、どうやら昼すぎがいちばん活発?のようです。
(夕方行ったらじーっとしていました…)

ちなみにメスのザブコという長寿のカバもいましたが、昨年11月で死亡してしまったそうです。


このザブコですが、家系図を見てみると


(2010年2月撮影)
実は神戸・王子動物園で何度か会ったことのある、ナミコの母親だとか。
右のナナミ(現在は鹿児島の動物園へ嫁入り)は孫ということになりますね。
なんだか不思議な縁を感じますが、あちこち行っているとこういう意外なつながりがあって楽しいです。


つながりといえば、ホッキョクグマにも。
こちらの運動場に出ていたのはメス2頭ですが


さつきとピリカ。


このピリカは円山生まれ、ポロロとマルルのお姉さんにあたります。
確かにちょっとララに似た顔つきかも…
さらに、さつきも元々は円山動物園におり、繁殖のために旭山に移動してきた個体です。
※旭山のプレートはカタカナ、円山のホームページではひらがなになっていますが、果たして…


アザラシ館の屋外では、雪を大量に運び込んで、流氷を再現しています。
つららも本物、なんでしょうねきっと…


じーっ
氷のところどころには穴が開けられています。


どの穴からエサをもらえるかな?


運が良ければ、目の前で顔を出してくれることも!


ほかにも


ホッキョクギツネは、真っ白な冬毛に変化


タンチョウヅルも、雪の中だと様になっていたり


ワシさんを超間近で見られたり。


レッサーパンダのユーユーは、吊り橋を何度も往復していました。
真下にいるとそのたびに雪が落ちてきました...


旭川は札幌より断然寒い!と聞いていたのですが、両日ともに思いのほか暖かく、屋外で長い時間観察していても平気だったことが何よりも救いでした。
それにしても、平日に行ったにもかかわらずかなり混雑していたことには驚きました。
年間パスも買ったことだし、雪がなくなったあと、夏営業の時にまた行きたいところです。

そして今年のなるべく早いうちに、なんとしても釧路市動物園に行こうと思っています。
せめてホッキョクグマのユキオが、上野動物園に帰ってしまう前に…

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