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パンダとかマレーグマとかホッキョクグマとか なぜかクマばっかり会いに行ってます

たけとり物語

2012-07-30 22:46:27 | パンダ(アドベンチャーワールド)
ここから先日(といってももう1ヶ月近く前ですが・・・)のアドベンチャーワールドのパンダを取り上げていきます。
タイトルでは内容が全然伝わらないような気がしますが(ぇ)、まずは梅浜と永浜が繰り広げた竹の争奪戦の模様です。

※以下7月6日に撮影したものです。前日に訪れた神戸・王子動物園の模様と合わせた「ダイジェスト版」はこちらです


11時半すぎ。それまで外の運動場にいた海浜と陽浜が中に入り、代わりに梅浜と永浜が出てくることになりました。
前の日に王子動物園ではタケノコが与えられていましたが、白浜では写真のように太い竹が2本用意されただけでした。


そこに梅と永がやってきました。


永「おやつおいしー」
永浜は運動場に撒かれたリンゴやニンジンを食べています。


梅「なにもナイ...」
一方永浜より出遅れてしまった上、おやつがまったく置かれていない運動場の左側をウロウロしていた梅浜は何も食べられず。


一足先に竹を食べ始めていた永浜(写真左)に合流してきました。


・・・ここでこの写真の梅浜をよく見ると、この後の展開が容易に想像できますw


梅「いただきまーす」
永「取られたっ!」
永浜が食べていた竹の茎を、梅浜が左手(脚だけど)でがっちりキープしていたのです。


梅「これおいしーね!」
永「うまうまー」
しかし奪われても特に気にしない様子の永浜。まあいつもの光景ですが・・・

この後、梅浜は竹のかけらをゲットしてしばらく満足していたのですが―


永「これおいしそうだなー」
梅「やっぱ細いのじゃ物足りない・・・」


永「やっぱりおいしい!」
梅「そーっと・・・」
ロックオンする梅ちゃん


梅「隙あり!」
永「!?」
永浜のびっくりした(ように見える)顔が秀逸ですw


永「ちょっと梅ちゃんやめてよ!」
梅「むむむ...」
力技に入る梅浜


梅・永「わあっ!」
竹が裂けました・・・
あまりの勢いに、梅浜のおなか付近で竹がブレてますw


でも結局、梅浜はまた裂けたかけらしか取れませんでした。


ちなみにこの後、向かい合って食べていた2頭はとなりどうし並んで食べるように。本当に仲いいなあ。


<おまけ>


永浜、横笛の練習中・・・?

帰ってきたシンシン

2012-07-25 21:00:16 | パンダ(上野動物園)
ドラえもんとかウルトラマンみたいなタイトルですが・・・
ていうか本人はどこへも行かずずっと上野にいたんだから「帰る」って表現はおかしいよね

出産のため6月30日から公開が中止されていた上野動物園のパンダ・シンシン。
赤ちゃんの死を乗り越え、体調も元に戻ってきたことから、今日およそ1ヶ月ぶりに公開再開となりました。

ということでこのブログでは極めて珍しく(恥)、今回は「撮影した当日にアップする」という非常に速報性の高い記事ですw


朝いちばんで行こうかとも思ったのですが、報道でごった返すだろうなとか万が一インタビューされたら面倒だなとか考えて午後から出陣。
15時のエサの時間に合わせて行ってみると―


真「ひさしぶり!」
いちばん奥の部屋にいました。寝てなくてよかった。


・・・あれ、こんなに耳大きかったっけ?

しばらくして、竹の入れ替えのためとなりの部屋に移動しました。


真「ニンジンうまうまー」
おやつタイムです


真「まだですかー?」
飼育員さんに竹の補充を急がせるシンシン


元の部屋に戻って竹タイムに


真「これおいしいかな・・・」
真剣ににおいを嗅いでます。


真「寝転んじゃえ!」
そして寝食いの態勢に。

そういえばシンシンの寝食いってあまり見たことがないような。リーリーとは違い、ちゃんとパンダ座りしていることの方が多い気がします。
しかし、きょうのシンシンは寝食いばっかりでした。この1ヶ月でぐうたらになってしまったのでしょうか・・・


ただし丸顔は相変わらず。にっこり(に見える)この顔も変わっていなくて安心。


しばらくしたら”逆C”の形で寝てしまいました。

パンダ舎には平日の割には多くの人が訪れていました。まあ夏休みってこともありますが。
特にシンシンに会うために来た方も大勢いらっしゃったように感じました。


ところで


この1ヶ月孤軍奮闘してきたリーリー。最近は午後が元気らしく、シンシンが寝てもずっと竹を食べ続けていました。

____________

(余談)


先日の記事でアップした、この旦旦の写真。
実は撮影データによると、これを撮ったのが7月5日の12時26分でした。
この1分後にシンシンが上野で赤ちゃんを産んだのです。
神戸でパンダを見ているときに東京でパンダの赤ちゃんが生まれるとは、なかなかすごい時代になったものです・・・

ムムくんとオウジくん

2012-07-24 23:09:56 | 動物園
神戸の王子動物園のつづき。今回が最後です。

王子動物園は、ここ最近縁あって(?)だいたい1年ごとに訪れているのですが、旦旦以外にも楽しみにしていることがあります。
それが2009年4月2日に生まれた、オランウータンの子ども・ムムくんの成長です。


こちらは2010年2月に訪れた時に撮ったもの。
まだ1歳にもなっておらず、おしゃぶりのごとくオモチャをくわえていたり、オムツをしていたりとまるで人間の赤ちゃんのようです。
どうやら人工哺育のようで、お母さんとはいっしょにはいませんでした。



つづいて2011年4月4日の様子。ちょうど2歳になった翌々日です。
1年前と比べ、体が一回りも二回りも大きくなっていましたが、まだまだオムツは使っています。

ということで、あれからさらに1年以上が経過したいまはどうなっているのか、とても気になっていました。

そこで旦旦が寝てしまった間に様子を見に行くことに。去年までいたサル舎の1階に行ってみる・・・ものの、そこにはムムはいませんでした。
おかしいなと思いつつ2階に上がると、新たにムム専用の部屋が設けられ、そこで飼育員さんと遊んでいました。


3歳を迎えてもまだまだやんちゃなようで、張り巡らされたロープで部屋中を縦横無尽に駆け回ったり、突然ガラス面に寄ってきて間近でじっとお客さんを覗き込んだりしていました。
ちなみにまだオムツは使ってます。


ただ、体はさらに大きくなり、顔つきも大人っぽくなったようにも感じます。

________________

さて、王子動物園では今年、大きな悲しいニュースがありました。

それはインドゾウの子ども、オウジくんが4月に死亡したことです。
子ゾウの「オウジ」が死亡しました。(王子動物園公式サイト)

国内でのインドゾウの出産は非常に珍しく、これまでに3例しかないと言われています。
オウジは人工哺育で順調に育っていきましたが、1歳を迎えることから足を擦って歩くようになり、その後しばらくして立てなくなってしまいました。
何らかの原因で足の骨が弱くなっていたことがわかり、人工的に寝返りをうたせる装置を作るなどリハビリも行いましたが、寝たきり状態からの脱却ができず、結局4歳5ヶ月という短い生涯に幕を閉じることとなりました。


オウジには初めてこの動物園を訪れた2008年8月、一度だけ会うことができました。
飼育員さんにじゃれあう姿がとても印象に残っています。
この時はまだ生後10ヶ月ですが、数ヵ月後には歩くことができなくなってしまったことになります。

一度しか会ったことのないオウジくんですが、ゾウ舎の裏手に祭壇があったので手を合わせることにしました。



正直言ってこういうものの写真を撮っていいのかとも思ったのですが、オウジのことを知ってもらうことにつながればいいのかなと考えここで公開する次第です。


奥にはぬいぐるみと大きな装置が。どうやらこれが寝たきり状態だったオウジを反転させ、人工的に寝返りをうたせるためのものだったようです。

祭壇にはメッセージカードが何枚も置かれていました。
4月に行われたオウジくんのお別れ会には、非常に多くの方が訪れたようです。
自分のように、神戸市民だけでなくたくさんの人に愛されたオウジくん。きっと天国でも元気に遊びまわっていることでしょう。

もぐもぐ旦旦・室内編

2012-07-22 21:03:10 | パンダ(神戸市王子動物園)
引き続き、王子動物園の旦旦についてです。

※以下、7月5日に撮影


旦「おなかすいたよー!」
13時半ごろエサの入れ替えがあるという情報を得たので、いったんお昼を食べに出てパンダ舎に戻ると、旦旦は屋内の運動場に移動していました。ずっと観察していた方に尋ねると、0時50分くらいに入ったとのこと。
旦旦は首をぐるんぐるんと回しながら歩いていました。そういえば旦旦の首回しはよく見る光景です。癖なのかな


旦「おやつ!」
しばらくして部屋の掃除と竹・おやつの補充が行われました。
ちなみに前回同様、この時も入れ替えが異常に早かった・・・2分くらいですぐに出てきました

ところで、この旦旦が乗っかっている木の台は体重計になっているのですが


前回の記事でも書きましたが、旦旦の体重はたったの86キロ!
翌日アドベンで知ったのですが、生後1年10ヶ月時点での陽浜の体重は66キロ。さらに上野のシンシンは7歳で120キロ以上なので、いかに旦旦が小柄なのかがわかります。


旦「またタケノコあったよ!」
おやつの次は、タイヤに乗ってまたタケノコ。


旦「うまうまー!」
目を細めていることからもおいしいことがよくわかります。やっぱりちょっと食べてみたい・・・


その後は竹の茎を食べていました。

本当はもう少し食事シーンを見守るつもりだったのですが、JRが遅延していることを知って終了。また会いに来ることを誓って王子動物園を離れました。


ちなみに旦旦の食事の時間は、概ね以下の通りです。
9時30分
11時45分
13時30分
15時(今回は未確認のため真偽不明)
17時45分(今回は未確認のため真偽不明)
直前になって飼育員さんが現れ、旦旦がいったんバックヤードに入って部屋の掃除・竹の補充が行われますが、旦旦はだいたい数分で戻ってきますw


次回は王子動物園の他の動物について。
取り上げるのは、インドゾウとオランウータンです。

タケノコ旦旦

2012-07-20 17:29:25 | パンダ(神戸市王子動物園)
旦旦のつづきです。


前回の最後で旦旦が寝てしまったので、ほかの動物を見に行くことに。
30分ほどしてパンダ舎へと戻ってくると、相変わらず寝ていたものの今度はやぐらの下に移動していました。


またぺったんこになっています。

さて、再びパンダ舎へ戻ってきたのは、11時45分からエサの時間があるという情報を得たから。
いったん室内に入れて竹の補充をする必要があるため飼育員さんが中から呼んだらしく、旦旦も起きてきました・・・が・・・


旦「これ食べよっと」
なぜか竹をくわえて歩いていく旦旦。


旦「いただきまーす」
タイヤに座りその竹を食べ始めてしまいました。


旦「もぐもぐ...」
早く中に入らないと新しい竹もらえないよ・・・?とギャラリーが心配するのもそっちのけで、マイペースに食べ続けます。

ところで、奥にニンジンを持っている飼育員さんが写ってますが、同じ空間にいて大丈夫なんでしょうか・・・
2歳をすぎるとパンダの力も増し、じゃれつかれたりすると危険なため、絶対に同じ部屋に入ることはないと以前アドベンで聞いたことがあるのですが。
旦旦はもう高齢だし、温厚な性格(だと思う)だから構わないのかもしれません。


竹の補充と運動場の掃除が済み、再び戻ってきました。
それにしてもいったん引っ込んでから出てくるまでが早かった・・・上野や白浜では最低でも10分はかかるのに、2分くらいで旦旦が現れました。運び込む竹の量も少なかったし、掃除といっても食べ残した竹の皮をちょっと回収するくらいだったのです。


旦「なにがあるかなー」
早速やぐらの上を物色します。


旦「おいしそー!」
舌をぺろっとさせてるのがかわいいです。


まず食べるのは・・・


ニンジンでした。


旦「おいしー!」
このパンダ座りとも言いがたい、独特の食べ方が旦旦らしさ。
食べ方(座り方)一つとっても、それぞれのパンダの個性が見られるのも楽しいところです。


旦「がぶり」
次に手にしたのは・・・タケノコ・・・?


旦「よいしょっと」
上野も白浜もだいぶ前にタケノコを与えてなくなったので、もう旬は終わったと思っていたのですが、まだあったんですね


旦「うまうまだよ!」
タケノコと言うよりもはや竹にしか見えないのですが、すごくやわらかくておいしそうに食べていました。
この写真、右手がネコの手みたいに丸まっていますね。招き猫・・・?


よほどおいしかったのか、すぐに全部食べきってしまいました。


旦「次はどれにしよっかな」
タケノコは1本しかなかったので、竹に移るようです。


旦「どれがいいと思う?」
と、ここでカメラ目線の撮影に成功!前回の記事でもこっち向いてくれたし、今回はよくサービスしてくれて感激です。


旦「これにしよっと」
竹の茎の部分を選びました。
そういえばさっきも飼育員さんの目の前で茎食べてたし、ほかの動物園のパンダも茎を食べている姿をよく見るし、今の時期って茎がおいしいんでしょうか。
ていうか「おいしい竹」ってどんな味がするんだろう・・・一度食べてみたい・・・気もするけどやっぱりやめとこう



もう一回だけつづきます。

もぐもぐ旦旦

2012-07-17 21:54:43 | パンダ(神戸市王子動物園)

前回のつづき。
ということで、まずは王子動物園の旦旦の模様から紹介していきます。

※以下7月5日に撮影


10時半ごろ動物園に到着し、真っ先にパンダ舎へ行ってみると


旦旦は降りしきる雨の中、外の運動場で食事中でした。
こちらも雨に負けず撮影スタートです。


旦「これおいしいかしら・・・くんくん」
竹を選ぶ旦旦

ちなみにこの時、ほかにパンダ舎にいる人はたったの1人でした。この時間でもアドベンでももっと人いると思うんだけどなあ。神戸も白浜もそうだけど、こんなにも簡単にパンダを見られてしまうと、もう終日混雑する上野に通うのが嫌になってしまいますね・・・


旦「ほかにいいのはないかしら」
体をひねりました。

それにしても、旦旦は今年で17歳になる(人間で言うと60代くらい)というのにとてもかわいらしい。
どうやらその理由は小柄なことにあるようで、体重は86キロしかないとのこと。上野のシンシンなんて120キロ以上なので圧倒的な小ささです。


今度は旦旦の背中側に移動。この角度だとすごくむっちりして見えます(笑


旦「おはよう!」
と、突然後ろを振り返りカメラ目線。ようやく目を合わせて(?)あいさつができました。


旦「むっちりって、それ褒めてるの?」
・・・まあ本人がそう言ったかどうかはさておき(言ってない)、褒めてるんですよ、ええ。


旦「どれがおいしいかな」
という弁解はそっちのけで引き続きおいしい竹を探す旦旦。真剣な表情です

と、ここで旦旦が動き出し


旦「よっこら」
パンダ舎にやってきてから20分ほど、食べるのに飽きたのかやおら立ち上がりました。


木の前で止まりました。
撮っている時には気付かなかったのですが、マーキングしてたのでしょうか。でもそんなにお尻を動かしていなかったような・・・ただぼーっとしてただけ?


旦「ちょっと寝ますね・・・ぐーすか」
結局そのまま寝てしまいました。


ぺったんこ旦旦。
右脚がひっくり返っているのがかわいいです。

毎回会うたびに思うのですが、やっぱり旦旦は短足ですね・・・立ち上がったときの写真を見るとよくわかります。
あまりに短いので、おなかを地面にこするんじゃないかとか、竹をちゃんと持てるんだろうかとかいらぬ心配をしてしまいます(笑

もうちょっとつづきます。

パンダに会いに神戸と白浜へ・ダイジェスト編

2012-07-13 20:14:38 | 動物園
早くも1週間が経ってしまいましたが、先週の5日・6日で神戸と和歌山へ行ってきました。
もちろん目的は、王子動物園とアドベンチャーワールドのパンダに会うことです。

まず、2日間のダイジェスト編をご紹介します。写真大量です。

Day 1


旅のスタートは東京駅。いつもなら飛行機で直接白浜へ向かいますが、神戸に寄るため往路は鉄道にしました。


しかも神戸での滞在時間を確保することを考え、6時43分の「のぞみ」に乗ることに。自宅を出たのは5時半、眠い・・・


ということで車内ではけっこう寝てしまったのですが、名古屋近辺ではしっかり起きてましたw
その甲斐あってちょうど中央線の211系と併走するところを見られました。


新大阪から在来線に乗り換え、大阪で下車。梅田から阪急に乗ります。
今まではJRで灘まで向かい王子動物園へと歩いていたのですが、阪急を利用したほうが時間はややかかるものの運賃が安くなることがわかったからです。

実は、前から「阪急梅田だけは見ておいて損はない、つうか見ておけ」と友人に口すっぱく言われていたのですが


本当にすごかった・・・
ホームの多さにも圧倒されましたが、何より電車から床、はてはゴミ箱までもがすべてぴかぴかに磨かれていたことに驚きました。


あんまり時間もないので、ひとしきり観察したところで神戸線の特急に乗ります。

ちなみに阪急といえば、梅田から神戸線・宝塚線・京都線の優等列車が同時に発車するのが有名ですが、車内から見ていてもこれまた迫力がすごかったです。
あと芦屋川とか夙川あたりのなんともいえない雰囲気にも圧倒されました・・・


ひたすら阪急クオリティに飲み込まれ、王子公園に到着。



JRの灘駅との違いは、駅のあちこちにパンダのイラストが描かれていたことでした。パンダプッシュはんぱねえ。


徒歩数分で、ついに王子動物園にやってきました。
灘からだとひたすら坂を上って行かなきゃいけないので、平坦な王子公園駅の方がいいかもです。


旦旦はちょうどエサの時間。大きなタケノコを食べていました。上野も白浜ももう与えてないけどまだタケノコってあるんですね。ていうかタケノコというより太い茎?
今回は初めて食事の時間を調べて行ったところ、ちゃんと起きている旦旦を長く見られたので大成功でした。いつも寝てばっかりだったので・・・

旦旦が思いのほか起き続けたので時間はそんなになかったのですが、ほかの動物にも会いに行きました。


インドゾウのマックくんは水浴び中。去年来た時にはなかったのですが、運動場にシャワーのような装置が作られていました。


実は王子動物園で有名なのがこのフラミンゴ。現在200羽が飼育されているそうです。
ちょうどヒナが生まれていて(黒くてモコモコしてるやつ)、これまでの総繁殖数555羽は国内最多記録らしい。

と、ここで帰りに利用するJR神戸線が人身事故で遅れているとの情報をキャッチ。もう少し旦旦を見ていたかったのですが、万が一白浜への特急に乗り遅れるとまずいので早めに出ることに。


灘駅に行ってみると案の定遅れが出ていて、三ノ宮方面・大阪方面ともに1時間近く遅延しているとのことでした。
幸い10分ほどで電車が到着。さらに芦屋で新快速が接続待ちしてくれて、逆に早く着きすぎてしまう事態になってしまいました。


ということで、改装された大阪駅をちょろっと見てみました。新しい駅ビルと通路、それらを覆う巨大な屋根にはびっくりです。


そして225系と223系が増えたことも実感。以前は神戸・京都線や宝塚線系統の快速で見られた221系がまったくいなくなったことにも驚き。


無事に新大阪へ戻ると、既に白浜方面へ向かう「くろしお」は入線していました。


新型車両が続々と投入されており、381系ももうすぐ淘汰されるとのことで撮影している方も数人いました。


途中、印南では「かえる大橋」も目撃。
町のシンボルらしく、20年ほど前に9億円(!)かけて作られたそうな。

ちなみにこの後、印南を過ぎて田辺あたりで「上野でシンシンが出産」というニュースに接しました。


そんなこんなで大阪から2時間半、白浜に到着。


ちょうど向かいのホームには新型車両が停まっていました。


改札口で出迎えてくれたパンダ駅長さん。


Day 2


コンビニに買い物に行くついでに、白良浜をお散歩。


すでに海開きされており、まだ9時前なのに泳ぎに出ている人もいました。


ホテルの前から路線バスに乗り、アドベンチャーワールドへ。もう行列ができてます・・・
以前はチケット売り場に向かっていましたが、5月に年間パスを購入したのですぐに並べましたw

アドベンは2ヶ月前に来たばかりでしたが


大きな変化として、海浜・陽浜のミルクタイムがなくなっていました。
ミルクじたいはまだ飲んでいるらしいのですが、お客さんの前でミルクタイムとして飲むことはしないそうです。


そして赤ちゃん誕生が期待される良浜は朝っぱらから熟睡。
外の気温も高くなり、午前中のうちにバックヤードへ帰ってしまいました。次に会うときは赤ちゃんといっしょの姿を見られるといいのですが・・・


今回、はじめて15時半からの「カバのおやつタイム」というものに参加してみました。参加は無料で、カバにおやつの干草をあげることができます。
この日はお父さんカバのカブくんが担当だったのですが


特技は舌をペロっと出すことだそうです(白とびしてしまいましたが)
ただ息子のイチローの方が上手にできるらしい。


再びパンダランド。
先週いっぱい、七夕に合わせ、赤ちゃん誕生を願いササにメッセージを書くというイベントをやっていました。
「恋人がほしい」「○○になりたい」という願望が書かれた短冊も多かったのですが、しっかりと赤ちゃん誕生と良浜・永明の健康を祈ったメッセージを書いてきました。


そんな中、梅浜と永浜は一本の竹を取り合うという仲のよい?というかおとぼけなシーンを繰り広げていましたw


ところで、ランド内にあるこちらの表示には上野の赤ちゃんはまだ足されていませんでした。
いつ増やすんだろうと思っていたのですが、結果的にその必要はなくなってしまいましたね・・・

閉園間近までいたのですが、最後まで展示されていた海浜・陽浜、愛浜、明浜はみんな寝てしまったので、早めに出口へ戻りお土産物屋さんをのぞくことに。


売れ残ったパンダシュークリームが半額セールになっていて、かわいかったので思わずひとつ購入。
キャラメルソースがかかっていて、これで150円はなかなかでした。


(※以前撮影した写真です)
帰りは飛行機で東京へ。行きにかかった計5時間の道のりを考えると、やっぱり片道1時間ちょっとというのはラクですね・・・


次回から、王子動物園とアドベンチャーワールドでの模様を詳しく紹介していく予定です。
しばらくはパンダが続きますw

コビトカバのコユリを追って

2012-07-09 21:07:33 | 動物園:「上野生まれ」を追いかけて
やっぱりパンダの前に先行して、先月の名古屋旅行の話。

昨年11月。上野動物園で2009年に生まれたコビトカバのコユリが、名古屋の東山動物園へと旅立ちました。
赤ちゃんの時からずっと見守ってきたので、一度くらいは名古屋に会いに行きたい―ということで、今回の名古屋旅行にも組み込むことにしました。


本当は朝イチで行きたかったのですが、姉が「名古屋城に行きたい」とか抜かしやがるので(ぉぃ)15時くらいにようやく到着。


何はともあれまずはコビトカバ舎へ。少し奥まったところにありました。レリーフがかわいい。

屋内の運動場のとなりにプールがあるということで、はやる気持ちを抑えつつ覗いてみると―


コユリがいました!およそ半年ぶりに対面です。
最後に会った時点でもう2歳半だったので、体の大きさはそんなに変わっていないように思います。



こちらは2009年8月に撮ったもので、まだ生まれて2ヶ月くらい。母親のエボニーといっしょに暮らしていたころです。
こんなにちっちゃかったコユリが


昨年6月22日、2歳の誕生日にはこんなに大きくなりました。


コ「おなかすいたー!」
再び現在のコユリ。どうやら夕方のエサの時間がこれかららしく、落ち着かない様子でウロウロしたり水に入ったりしていました。


東山には、コユリの姉のコウメが一足先に2009年に来ています。
というのも2頭の父親であるショウヘイが東山生まれで、ブリーディングローンで上野に来ているのです。もしかしたら子どもの所有権は東山側にあるのかもしれません。

以前テレビで「カバどうしが口を大きく開け見せ合う」のはあいさつだ、というものを見たのですが、この時コユリとコウメも同じことをしていました。
先日アドベンチャーワールドで「カバのおやつタイム」というものに参加し、カバ担当の飼育員さんといろいろお話ししたのでこれを尋ねてみたところ、

「うーん・・・コビトカバは群れではなく単独行動なんで、それをやるのはカバだけですね。むしろ威嚇かもしれないですねえ」

と言われてしまいました。
この時は姉妹であいさつしあうという仲睦まじい光景と解釈していたのですが、もしかしてコユリとコウメは仲悪いのかもしれません・・・


さて、しばらくすると(16時くらい)2頭は室内へと移動しました。


コユリ来園のお知らせ。他にも上野で集められた「いってらっしゃい」のコメント集なども飾られていました。


室内でごはんタイムのコユリ。え、バナナ食べてる!?


コウメは草を食べていました。

ところで、実はコユリ・コウメたちは「大家族」です。
母親のエボニーは子育てがうまく、そしてショウヘイとの相性もよいようでこれまでに6頭の子どもが生まれています。

父:ショウヘイ(東山生まれ→上野動物園)
母:エボニー(アメリカ生まれ→上野動物園)

サクラ(現在は和歌山・アドベンチャーワールドで飼育)
アヤメ(鳥羽水族館→2005年に死亡)
モモジ(上野で引き続き飼育中)
コウメ(名古屋・東山)
コユリ(名古屋・東山)
ナツメ(上野で飼育中・まだ子ども)

現在国内で飼育されているコビトカバはこの7頭のみ。
つまり全員がショウヘイ/エボニーの一族ということになり、今後外国から新たな個体を見つけてこない限り、国内での繁殖はエボニーとショウヘイの組み合わせしかできないのです。
ただしコビトカバはパンダよりも絶滅危惧が心配されているくらい数が少ない動物らしく、新しい個体は連れてくるのは難しいようで、これからの国内でのコビトカバの未来はなかなか厳しそうです。

_________

せっかく東山動物園に来たので、時間はそんなになかったのですが(閉園までの1時間くらい)、ほかの動物も見て回りました。


もう夕方だったので室内に入っていたマレーグマ。上野でウメキチやフジを見ていて以来マレーグマが気になるようになりました。
―と思ったら、東山でも今年3月に赤ちゃんが生まれていたようです。公開は6月30日からだったみたい。ということはこの写真のクマはお父さんでしょうか。


「東山といったらキリン!」と勝手に思っているのですが・・・自分だけ?


そして今回、すごく驚いたのがコアラ。こちらは去年6月に生まれた子どものピースくん。


なにがすごいかというと、まずはその数。なんとこの写真だけで4頭も写っています!
さらに振り返ると先ほどのピースも含めてさらに3頭。こんなにたくさんを一気に見たのは初めてかもしれん。


そして、コアラと言えばとかく「木の上で寝ている」状態しか見られませんが、なんと地面を歩く、ていうか走り回る様子を見てしまいました。
コアラは木から下りると天敵にねらわれやすいためめったに下りないらしいんですが、そこはやっぱり敵もいない動物園だからなのかもしれません。

いかんせん1時間ほどしか残されていなかったので、こんな感じで駆け足で巡ってしまいました。
東山は植物園まで併設されているためとにかく広くて、しかも園内の移動には山を上り下りする必要があるので、すべてを見るにはかなり時間を要しそうです。
コユリもあまり観察できなかったのであと一度くらいは行きたいところです。


<おまけ>

東山動物園ではゾウ舎を大規模にリニューアルするなど新しい施設の建設も行われているのですが、園内はどうしても古めかしい印象を受けました。


工事中のゾウ舎のフェンス越しに見えた看板。もはや古いを通り越して怪しい雰囲気さえかもし出されてます。


売店の上に鎮座するのは・・・
かつて動物園と植物園を結んでいたモノレールです。一応保存ということになっていますが、完全に放置プレイ。
側面は一段下降窓に両開きの3ドアだし、正面は湘南形に通ずる顔をしていたりとこれまたあやしーい車両で、近くで見るともはや廃墟でした。

おめでとう真真!+良浜は…

2012-07-07 20:15:41 | パンダ
昨日・一昨日と、神戸と白浜に行ってきました。
先日の記事でも書いたように上野のシンシンに出産の兆候が出ていたので、行く前に「白浜行ってる間に産んじゃったりして」とか言ってたら本当にそうなってしまいました・・・



きょうの上野動物園の発表によると、生まれてからここまで甲斐甲斐しく赤ちゃんの世話をしていたシンシンが、授乳をやめてしまったとのこと。
ある程度大きくなってから再び育て始めることもあるので、これからずっと人工保育になるとは言い切れませんが、逆に初産のシンシンがちゃんと子育てをしていたことの方が驚きです。


そして赤ちゃんの性別はオスとのこと。個人的にはメスだったら母親そっくりのまんまる顔とか桃尻(写真上)を見られるのかなとか期待していたのですがね。
リーリー譲りのイケメンっぷりや、舌をペロペロする癖を受け継ぐのかが気になります。


ところで、アドベンチャーワールドでも良浜に妊娠の可能性があるのですが(今春の公式発表はこちら)、今はどういう状況かというと


きのう撮影した良浜。
朝から屋外運動場に出されていたのですが、ずーっと寝っぱなしでした。


良「ねむい・・・見ないで」
さらに顔を隠される始末。

この後、外の気温が高くなってきたため午前中のうちにバックヤードへと戻ってしまいました。
ちなみに先週はバックヤードツアーの担当もしていたようです。

確かに竹も食べずにひたすら寝ていてぐったりとしていましたが、良浜はいつもこういう状態なのでこれが出産前の兆候なのかはわからなかったです。
上野は早々と公開を中止していましたが、アドベンが例年どのくらいまで良浜を外に出していたかも知らないですし・・・
ただ梅浜・永浜は9月13日に出産し、海浜・陽浜も8月11日なので良浜の場合はまだ先なのかもしれません。


ところで、シンシンは7月3日が誕生日で5日に出産しました。
良浜は9月6日が誕生日で、初産は13日です。
もしかして、自分の生まれた日と子どもを産む日って近くなるんでしょうか。

と思ったけど神戸の旦旦の誕生日は9月16日なものの、4年前に出産したのは8月26日だったようです。やっぱり関係ないか。。。




次回から、今回訪問分の神戸&白浜の写真を公開していきます。たぶん・・・
というのもまだ紹介できていない話題がいくつか積み残してあるので、そっちを早めに片付けようか悩んでいます・・・