zoolog ずーろぐ

パンダとかマレーグマとかホッキョクグマとか なぜかクマばっかり会いに行ってます

ようこそズゼさん

2013-10-28 22:10:17 | 動物園
今回ぞうの国を訪れた理由はもうひとつ。


今月、神戸市王子動物園よりやってきたズゼに会いたかったからでした。

ズゼは妊娠しており、出産のためにぞうの国に来ました。
過去に2度出産したことがあるのですが、いずれも育児がうまくいかず人口哺育に。
しかし両方とも成長する前に骨折してしまい、幼くして死んでしまったのでした。

そのため、3度目となる今回はズゼに子育てのやり方を勉強させるため、ゆめ花での実績があり、集団生活ができるぞうの国へと移動したのです。
くわしくは
「インドゾウ「ズゼ」が出産のために移動します(王子動物園ホームページ)
「「ズゼ」無事到着しました(市原ぞうの国ホームページ)」

王子といえばパンダの旦旦がいるため何度か通っていますが、ズゼにも毎回あいさつをしています。
というのも、実は私とズゼは生年月日(生まれた年まで!)がまったく同じなのです。
初めて王子に行ったときに気づいて、ズゼとは何かの縁を感じていました。


昨年7月のズゼ。
オスのマックとはいつ見ても仲良しだったので、いつかは赤ちゃんを…と思っていたのですがついに実現しました。


そんなズゼは、運動場のいちばん手前側にいました。
おしりの方を見てみるとすこし出っ張っているのがわかります。
出産予定は来年5月とのことですが、体の大きいゾウは赤ちゃんもまた大きく、妊娠中にはこのような形で赤ちゃんがおなかの中にいる様子がよくわかるそうなのです。


隣にいるランディとおしゃべり?
ほかのゾウさんともちょっぴり打ちとけてきたよう。
特にランディと同じ運動場にいたマミーはズゼのことが気になるらしく、しきりに柵を乗り越えて鼻を伸ばしていました。

なお、ズゼはぞうさんショーには出演していないのであしからず。
まあ何より身重ですし、それ以前に”よその子”ですし。。。

ズゼにとっては3度目の出産。元気な赤ちゃんを産んで、無事にに成長させてほしいものです。

_________

ここからはおまけ。
ぞうの国で最近生まれたという赤ちゃんも見てきました。


まずはラマ。とってもふわふわしていてかわいい!


お母さんとミルクタイム。
奥の小屋の中にももう一組親子がいました。ぞうの国のホームページによると、どうやら10月上旬に生まれたばかりの子のようです。
ちなみにこの赤ちゃんをじーっと見ていたら、警戒しているらしい別のラマがすぐに飛んできました。お父さんだったのでしょうか。

そして

こんな子たちも!


カピバラの5つ子ちゃん。
9月30日生まれということで、まだ生後1か月も経っていません。
体をぴったりくっつけあっていました。もう少ししたら所狭しとあちこち駆け回るようになるでしょうか。


せっかくズゼの話題になったので、次回は9月に訪れた王子動物園を取り上げたいと思います。

ゆめ花とりり香

2013-10-27 23:30:36 | 動物園
前回の記事の通り、先週は研修のため東京に行っておりました。
そのついでに休みを取って、こんな動物に会いに行ってきました。
(10月18日の様子です)


市原ぞうの国で9月に生まれた、アジアゾウの赤ちゃんです!


名前はりり香ちゃん。女の子です。
ぞうの国といえば子ゾウ・ゆめ花が有名ですが、その妹にあたります。


現在のところ、公開時間は午後の1時間(平日・休日で若干時間が異なります)。
ゾウ舎の室内にお母さんのプーリーと親子でいるところを、窓から覗くかたちでの見学です。
屋内の上に太い柵があり、撮影にはなかなか難儀しますが、距離が近いので見る向きには最適です。


お母さんといっしょ。
りり香はまだ生後1か月半ほどで、室内を元気に駆け回っていましたが、まだ足元がおぼつかない様子。
食事中のプーリーの足元にも何度もやってきますが、プーリーはそのたびに自分の足を上げて、りり香のためにスペースを開けてあげていたのが印象的でした。ゾウの体重はトン単位ですし、万が一踏んでしまったら大変です。


りり香は母親よりも、親子に専従?のゾウ使いさんにもたれかかって甘える姿をよく見ました。
しかしすでにりり香の体重は200キロ近くあるとのこと。甘えられるのも命がけかも…
その一方、ゾウ使いの方はりり香の体をしきりに撫でてかわいがっていて、とてもほっこりする光景でした。

さて、お姉さんになったゆめ花はといえば


ずいぶんと大人びてきました。
実はここには書かなかったのですが、ぞうの国には昨年も訪れていて、比べてみると大きさも一回り成長した様子。上に乗っているゾウ使いさんが、去年より安定した乗り方になっている気がします。


ゆ「ごはんちょーだい!」
その一方で、運動場にいるときに近くに行ってみるとまだまだコンパクトで、とてもかわいいです。
(※ゾウの国ではエサが園内で販売されており、動物にあげることができます)


さらにこの日のショーのお絵かきコーナーでは、りり香とプーリー親子を見事に描きました。ほんと上手。


ゆ「お姉ちゃんになったよ!いっしょに遊んであげなきゃ!」
サ「はやく会いたいわね」
(右はアフリカゾウのサンディ)

赤ちゃんゾウを見るのは初めて、まして1か月半という生後すぐの状態を見られるなんてとても感激でした。
来年りり香が大きくなったころ、また会いに行きたいと思います。

ぞうの国、もう1回だけ続きます。

ウメキチと竹 その2

2013-10-16 22:39:00 | 札幌市円山動物園
ウメキチの誕生日…の翌日、つづきです。

運動場には、まだいくつかごはんが残っていました。


大好きなみかんも。


上手に皮をむいて食べています。


うまうま!


さらに何か持ってきました。
どうやらパイナップルの上(葉っぱ)の部分のようです。


ウ「もう食べるとこナイ…」


ウ「おきゃくさん、なにか食べるの持ってない?」
持ってないなあ。。。(持っててもあげられないけど)


しょうがないので、また竹筒で遊ぶことにしたようです。


ん、なにかひらめいた?


竹を持って


背負って…?


!!??


立った…!


杖よろしく竹を持ち、レッサーパンダのように二本足で立っています!
こんなにちゃんと立っているマレーグマを見たのは初めてかもしれません。


もとの態勢に戻りました。
なんだったんだ今の…


がおー


すごく大口開けてます。

この後


もう1回立ちました(笑


バトンの練習してみたり


マイクにして歌ってみたり


後ろ足で高々と上げてみるという出初式ばりのパフォーマンスを見せてみたり。
時刻は夕方となり、すっかり寒くなった(1時間以上外にいたので手がかじかんでしまったくらいでした)というのにずいぶんと活発に動いてくれました。
マレーグマって熱帯の動物のはずなのになあ...


最後はこの日お気に入りだった竹を持って、ちょっと誇らしげな顔。


4歳の誕生日おめでとう。これからも元気でね。


ところで、屋内の運動場にはメスのハッピーとウッチーがいたのですが


べっちゃり
ハッピーはやけに走り回っていて、こんな感じで水につかる様子も何度か見られました(顔が見えなくて申し訳ないのですが…)。
「水に入る」といえば、パンダだと発情のサインでおなじみですが、果たしてマレーグマではどうなのでしょう。

ちなみに以前飼育員さんに伺った際には、ハッピーは繁殖できる段階まで成長しているものの、ウメキチがまだ無理かも…というような話もされていました。


<お知らせ>
明日より東京で研修のため、しばらく更新をお休みします。
再開は来週末の予定です。

ウメキチと竹 その1

2013-10-14 20:51:56 | 札幌市円山動物園
ウメキチが4歳のお誕生日を迎えた翌日の12日。
お祝いを言おうと思い、円山動物園へ行ってきました。

午後、アジアゾーンへと向かうと


なんか黒い物体が…


ウメキチが屋外の運動場で遊んでいました。

アジアゾーンが完成してからもうすぐ1年ですが、このマレーグマの屋外運動場は昨年の大雪で壊れた箇所の修復や保健所からの許可待ちにより、ようやく1か月ほど前から使用開始となりました。
最近はウメキチが屋外、メスのハッピー&ウッチーが屋内となっているようです。
屋内だとウメキチがいろいろな設備を破壊するからという説も...


さて、ウメキチは何やら竹筒と格闘している様子。


じーっ
器用に右脚まで使ってます。筒を通して向こう側でも見てるのかな?


と思ったらぺろぺろ。
途中から見始めたのでわからないのですが、竹筒の中になにかエサが入っていたんでしょうか。


ふがー
こんどは噛んでます…


なにかひらめいた?


竹を持って移動して


なんだ、飽きただけか…

つづきます!

おめでとうウメキチ

2013-10-11 23:02:36 | 札幌市円山動物園
きょう11日は、札幌円山動物園のマレーグ・ウメキチの4歳のお誕生日です!


今年からウメキチと同じ街に住めるとは、まさか思ってなかったよ。
体も大きくなってすっかり大人になったように見えるけど、麻袋で遊んでいるときなどは昔のままだなあと感じます。
来年はお父さんになれるかな?

仕事を休めなかったのできょうは祝いに行けませんでしたが、明日かあさっては円山に行って、直接おめでとうを伝えてこようと思います。


↓ちなみに昨年の誕生日の模様はこちらをどうぞ。
ウメキチの誕生日 その1(2012年10月14日)

ウメキチのごはん

2013-10-09 21:41:51 | 札幌市円山動物園
10月11日は、円山動物園のマレーグマ・ウメキチの4歳の誕生日。
仕事のため当日お祝いには行けませんが、せっかくなのでいくつかウメキチの写真を出したいと思います。

※以下7月13日に撮影したものです

この日、ウメキチは午後からの登場。
メスのハッピー&ウッチーがバックヤードへと戻ると、ウメキチのごはんの準備となりました。


ガラス面にはこんな仕掛けが!


薄く切ったリンゴやバナナ、オレンジといったフルーツが貼り付けられていたのでした。

ガラスや壁の高いところ、チップの奥深くなど、ウメキチが飽きない&運動できるようエサはなるべくわかりにくいところに隠すようにしているそうです。
それでも鼻がいいので、ありかはにおいですぐにわかってしまうとか。


ウ「ごはんどこだー!!」
そこにウメキチ登場。


まずは木の上にあったバナナを1本見つけたようです。


ウ「こんなとこにもあった!」
ガラスの高いところのキウイも、ばっちりゲット!


さらに上のリンゴまで、全部きれいに食べてしまいました。

次回も(たぶん)ウメキチです。

夕方のおやつタイム

2013-10-07 22:47:14 | パンダ(アドベンチャーワールド)
ひきつづき、先月のアドベンの模様です。
今回は


海浜と陽浜が主役です。
パンダラブで暮らすようになった海陽。
お気に入りの寝場所も見つけたようで、新しいおうちにもすっかり慣れていました。


この日は朝いちばんで陽浜が屋外に出ていたものの、ほかはふたりいっしょに屋内の運動場で過ごしていました。
もしかしたら双子別々でしか見られないかなあと思っていたのですが、いっしょで会えたのでとてもうれしく感じました。


海「ふんふふーん♪」
陽「じーっ…」


陽「その竹、ちょーだい!」

さて、閉園まぎわの16時すぎ。


ぐーすか
ぐっすり眠っているのは陽浜です。


みないでー

…あれ、海くんは?


実はこの少し前、屋外運動場に出るとのアナウンスが入り、海浜は開いたバックヤードへの扉から先に戻っていたのです。

しばらくして、ようやく陽浜も起きました。


陽「ふあーあ…」
陽ちゃんすごい顔…
ていうかほんとに陽ちゃん!?


陽「そろそろいくかー」


急いで外に出てみると、さっそくパンダさんが出てきました。


先に出てきたのは陽浜です。


海「おそとだ、わーい」
陽「…」
まだ寝ぼけている(?)陽ちゃんを追い越して、海くんがずんずん進んでいきます。


海「あ、おやつ!」


陽「なんかないかなー」
海「ニンジンうまうまー」


ぽりぽり…
陽「あ、おやつあった!」


海「ニンジンおいしいよ!おきゃくさんにもわけてあげようか?」
陽「じーっ」
陽ちゃん、ばっちりロックオンしてますね…


陽「海くん、それちょうだい」
海「えっ!?」


陽「ほら、ちょうだいって」
海「やだよー、これぼくのだよねーおきゃくさん!?」


陽「…(じとーっ)」
海「まだ見てるよ陽ちゃん…」


陽「やっぱそれちょうだい」
海「ほかにもたくさんあるんだから自分でさがしなよ!もう食べちゃお」


陽「食べられちゃったからさがそっと」
海「ふう、なんだか食べた気しないなあ」

おやつを食べたふたごは


海「ぽりぽり…」
陽「うまうまー」


なかよく竹を食べていました。

ふたりの間に微妙な距離があるところが気になりますが、そういえば海浜陽浜ってこれくらい離れていることが多いような気が…(気のせい?)
梅浜永浜が常にべったりだった印象が強すぎるせいでしょうか。



優浜とママ

2013-10-05 23:42:20 | パンダ(アドベンチャーワールド)
間が開いてしまいましたが、前回のつづきです。
※9月8日に撮影したものです

気温が高かったため、朝のミルクタイムの後すぐに、優浜は屋内へと入ってしまいました。


入ってすぐ、良ママにがふがふやられたあとは―


優「ママぁ」
良「いいわよ」


ごきゅごきゅ...
良浜にミルクをねだります。
外で飲んできたばかりなのに、まだまだ飲み足りないようです。


良「夜はひとりでだいじょうぶだった?」


優「うん。(ごくごく...)」


良浜と比べると、優浜の白さが際立ってます。
夏の間、ずっと屋内で過ごしていたからでしょうか。
でも海陽や梅永のこの時期よりも白い気がします。


良「それにしてもこの子も」


良「もう大きくなったわね」


優「もうひとりでもへっちゃらだよ!」


しばらくすると、ラウちゃんはミルクをあげながら竹を食べ始めました。


それでも、優浜は一心不乱に飲み続けています。


親子でいっしょにいられるのも、残りわずかでした。


この直後、優浜のひとりだちが発表されました。
私が見てきた中では初めてのひとりっこ・優浜ですが、この子の自立した性格なら、良浜も安心して送り出すことができたかもしれませんね。