zoolog ずーろぐ

パンダとかマレーグマとかホッキョクグマとか なぜかクマばっかり会いに行ってます

おてんばデア

2012-08-29 19:12:36 | 動物園
今回は


上野動物園のホッキョクグマ、デアちゃんに登場してもらいます。

今年3月にイタリアの動物園から遠く日本にやってきたデア。
まだ3歳と幼いためか、今まで上野にいた高齢のユキオ・レイコとは違い、元気に動き回る姿をよく見ることができます。
今回は、先月ホッキョクグマ舎に行った際に目撃したデアちゃんのおてんばぶりをご紹介しましょう。


夕方、デアに会いに行ってみるとあまり機嫌がよくない様子。この日から上野動物園は夏季の特別営業が始まり、土日は開園時間が2時間延長されていたのです。
そのためふだんならもう室内に入る時間なのになかなかバックヤードへ通じる扉が開かず、デアも落ち着かなかったようです。


―と、最近遊び道具として入れられた浮き袋をくわえて歩き出しました。


デ「もう帰る時間じゃないの!?」
残業しなきゃいけないことがご不満の様子


そして後ろには破壊されたほかの浮き袋が・・・!
やっぱりクマって噛む力すごいんですね・・・


デ「がぶがぶ」


デ「いらいらするー!」


そしてそのままプールに入ってしまいました。


デ「お水気持ちいいよ」
この後、水の中から出てきました。


今度はバックヤードへの扉の前に陣取りました。


デ「ぎゅうぎゅう...」
元々置いてあったタイヤの穴の中に、先ほどの浮き袋を押し込んでいます・・・


さらに、浮き袋を外したと思ったらタイヤをくわえて歩き出したり


もう一度タイヤの中に浮き袋を詰めてみたり。。。


腹時計(?)が乱されて、なかなか落ち着かないデアでした。

こういう様子はほかの動物でも見られて、延長開園はふだんは見られない姿を見ることができとてもありがたいのですが、動物にとっては生活サイクルが変わってしまい余計なストレスになってしまうのかな・・・とも思ってしまいました。


<おまけ>
別の日に目撃した、デアの収納の図。
この日はお盆の「夜の動物園」の日で、開園時間が3時間延長され20時まででした。
ホッキョクグマは18時半までの展示となっていましたが、デアが実際に寝小屋へ戻ったのはそこから7分ほど過ぎた時間でした。


デ「まだかなまだかな・・・」


デ「開いた!」


デ「よいしょ」


デ「あれ、おなかが着きそう」


デ「おしりも下げて・・・っと」


デ「またね!」

素直に全部開くまで待ってればいいのに、とギャラリーみんなが思った瞬間でした(笑

マーラのいる「のんほい」へ その3

2012-08-24 20:27:31 | 動物園
のんほい特集、最後です。

ここまでアフリカ園とゾウを見てきましたが、もちろんそれ以外にも動物はいますよ!



まずは「極地動物館」にいるホッキョクグマ。とっても仲良し、チャッピーとクッキーのペアです。
時間を変えて2回ほど見に行きましたが、どちらの時も2頭でじゃれあっていました。


こっちはオスのチャッピー・・・だと思う・・・
上野動物園にいたユキオさん(現在は釧路市動物園)のように、目の上にまゆげみたいなのがありますね。

ところでこのホッキョクグマ舎ですが


このようにホッキョクグマをガラス越しに見ることができ、エサの時間にはお客さんにダイビングしてくる姿も見ることができます。
「ホッキョクグマのダイビング」と言えば旭山動物園の例が有名ですが、実はこの展示方法はのんほいパークの方が先例で、旭山はここを参考にして作ったそうです(ただしちゃんとしたソースはいまいち探せなかったのですが)。

この極地動物館には、他にペンギンやラッコも展示されています。


ということでラッコのヤヨイちゃん。今年3月で18歳となりおばあちゃんラッコなんだそうですが、エサの時間に行ってみるとすごく元気でした。


カメラ目線の図
ちなみにイカをもらって食べています。


続いてはマレーグマ。上野でウメキチやフジくんを見ているうちに完全にはまりました・・・
こちらはメスのシャンシャンです。


そしてオスのノンくん。一部噂では”マレーグマ界いちのイケメン”とか。確かに目が大きいし、顔の形やバランスもいい・・・かも・・・
上野と違い、ここではオス・メスがいっしょに暮らしていたのが驚きました。


この前のアフリカ園の紹介の時に忘れていたのですが、ホオジロカンムリヅルという鳥らしい。
初めて見る鳥だったのでじーっと観察していたら近づいてきてくれました。

帰る前に、園内マップを見たときから気になっていた「展望塔」というものに行ってみました。


あまりにも唐突な高さの塔。見ための古さから、一瞬廃墟なのかと思ってしまいました・・・


階段だったら嫌だなーと思っていたらちゃんとエレベーターが。
地上37メートル地点が展望台になっていました。まわりに高い建物がないのでけっこう高く感じられます。


反対側(西側)。写真の下半分ぐらいは全部園内なので、意外に広いですね。


こうして上野から嫁入りしたアーシャーとその子ども・マーラに会いに豊橋へ行く旅は、無事に終了しました。
帰り道の写真は日没後だったので撮ってませんw

この記事を書くに当たって重宝したのが、のんほいパークのホームページ。なんと多くの動物の名前(”シャンシャン”とか、”ヤヨイ”とか)がしっかり載っているのです。
ホームページどころか、園内でも掲示されていないことが多く軽視されがちな各個体の名前ですが、名前を知っていたほうが愛着が湧く気がします。ましてホームページにまで書いてあると愛されてるんだなーと思ったりもしますし、他の動物園もぜひやってほしいことです。

もう一つのんほいのいいところ(笑)を挙げておくと。
今までいくつか公立の動物園に行ったことがありますが、その多くで施設の老朽化やお客さんの減少をまざまざと見せ付けられました。
しかしのんほいパークは、こう言うと失礼な言い方になってしまいますが、意外と新しい施設が多いことに驚きました。
アフリカ園は全般的に新しい印象を受けたし、サルデッキやオーストラリア園などはとても特徴的でした。前回書いたように、現在はゾウ舎の新築工事が行われています。
実際、2006年には入園者数が全国ランキングでトップ10に入ったそうです。

値段も安く、施設の更新も進んでいる動物園。
のんほいパークは良い意味で「公営」へのイメージが破られた動物園でした。


マーラのいる「のんほい」へ その2

2012-08-22 19:02:30 | 動物園
つづき。
やっと子ゾウ・マーラが出てきます。
ここまで「豊橋総合動植物公園」と書いていたんですが、正確には「豊橋総合動植物公園」という名称だそうです・・・

※以下、8月10日に撮影。ちなみにマーラの誕生日は2011年9月17日なので、およそ生後11ヶ月となります。


現在マーラの公開は時間を区切って行われており、午前11時~12時と午後2時~3時の1日2回実施されています。


とりあえずゾウ舎へ。駅から行くといちばん奥に位置しています。

のんほいパークでは、先月からゾウ舎のリニューアル工事が行われています。
具体的には、マーラが生まれたことを受けた運動場と部屋の増築工事。来年3月に完成すると屋外運動場が増設され、面積的にも広くなるそうです。
(各ゾウの紹介の前に先取りして書くと、写真で見えている2つの運動場が統合され母親・アーシャーのエリアに、写真手前側に新たな運動場を作って父親・ダーナのエリアに、そして工事中のいちばん奥の場所にマーラ用運動場ができるらしい)

さて、この工事の影響でこれまでマーラが展示されていた奥側の屋外運動場は閉鎖されており、ゾウ舎裏手に仮設運動場を作ってそこにマーラが出されています。


午前11時、ついにマーラと対面!
―だったのですが、仮設運動場は元々エサ置き場だか物置だかだったらしく、フェンスが張り巡らせていて非常に見づらくなっていたのです・・・

ちなみに左に写りこんでいるベニヤ板を組み合わせたものはフェンスの補強のためとのこと。この時マーラの体重は430キロ以上、力もかなり強くなっており、体当たりすると柵が持たないと判断したらしいです。


しかし、少し見にくいものの距離はとても近く、1メートルほどの至近距離でマーラと対面できました。
なんだかありえないくらいの小ささで、この動物がゾウであるということに違和感すら感じてしまいました。


マ「こんにちは!マーラです」
目が大きい、そして鼻が短い・・・!


この日はすんごく暑かったので、11時・2時の回ともにマーラの水分補給のため、水の入ったバケツが用意されました。
どうやらバケツはお気に入りらしく、鼻をつっ込んで息を吐きブクブク...とやってみたり、水をこぼしたり、挙句の果てに取っ手を取り外したりして遊んでいました(笑

さて、マーラに会うことを最大の目的にのんほいを訪れたわけなので11時・2時と2回とも、時間いっぱいマーラを観察していたのですが。
2時の回は見る人も少なく、開始から20分ほど経つと他に誰もいなくなってしまいました。
その時、マーラの付き添い(後述)で来ていた飼育員さんに「午前中もいましたよね?」と言われてしまい、そこから30分ほどマーラについていろいろな話を聞かせていただきました。


もうすぐ1歳を迎えるので、そろそろミルクから離れて草を食べさせたいとのこと。そのためにこの時も草を持ってきたのですが・・・



口には運ぶもののなかなか食べないそうです。
どうやら「食べ物」として認識していないようで、見ている間だけでも、鼻でつかんでも振り回して遊ぶだけでした。

そして、その主因は人工哺育にありそうです。
母親・アーシャーは、マーラを産んでも子育てをしようとせず、蹴飛ばしたり踏みつけたりしようとしたため、マーラは飼育員さんたちが人工哺育で育てることとなりました。
一方、どんな動物でも赤ちゃんは親のすることを真似して育っていきます。
真似する存在が欠けてしまったマーラは、草を食べるということを学べなかったのです。

さらに見ていて思ったのは、マーラは自分のことをゾウと思っていないのでは、ということ。
この後マーラは室内の運動場に移動したのですが、外にいるアーシャーがマーラに気付き、鼻を伸ばして興味を示しても、マーラは逃げるだけでした。
アーシャーは「小さなゾウがいる」ということでコミュニケーションを図ったのかもしれませんが、マーラはアーシャーのことを母親とも、もしくはゾウとも認識せず、「よくわからない動物」と思い怖がってしまったようです。

まあ、だからといって人工哺育の判断がよくなかったというわけではないですが。アーシャーから取り上げられなかったらマーラが死んでいたかもしれないし・・・

ところで、飼育員さん曰く「もう人工哺育はごめんだ」とのこと。
マーラが生まれてから4日間不眠不休で面倒を見た結果、自身の体重が5キロも減ったとか。
ゾウ担当のスタッフは4人しかいなかったそうで、その後2人増員してもらったそうです。

それでも第2子の誕生に向けて既に動いているようで、およそ100日周期でやって来るアーシャーの発情期に合わせ、最近にもペアリングをしたとのこと。
「でも次もアーシャーが育てなかったらどうするんですか?」と質問したところ、冗談なのか本気なのかわかりませんが「マーラに面倒みさせようかな」と仰っていました(笑


11時の回のラスト15分ほどは、室内に移動して水浴びが行われました。
水浴びは毎日ではなく、3日~4日に一度ほどでやっているそうです。


マ「きもちいいよ!」


屋外よりは柵が少ないので撮りやすい・・・かな・・・
けっこう毛が生えてます。生まれてきたときはもっとあったそうですが、特に体の横側の毛は壁で擦ったりして抜けていくんだとか。
ちなみにかなり硬い毛だそうです。市原ぞうの国で何度かゾウの鼻をさわったことがあって、大人のゾウはチクチクしていたのですが、硬さは子ゾウでも変わらないとのこと。


ア「いいなー・・・わたしも水浴びしたい!」
マーラの水浴びを屋外から眺めるアーシャー。


ぎょろっ
けっこうシワがあるんですね・・・


水浴びが終わったら、きちんとタオルでふきふき。海浜・陽浜もかつてタオルで拭かれていましたが、小さいうちは免疫が弱りやすい(カゼ引いたり)からでしょうかね。
飼育員さんからタオルを奪って口にくわえてます。



甘えるマーラ
いいなー、さわりたい・・・

ちなみにマーラは今のところミルクを飲んでいるそうですが、カナダから船便で輸入(!)して調達しているとか。
しかも4トン単位でしか注文できないらしい・・・トンって・・・


さて、マーラの話題はここまでにして両親も紹介しておきましょう。


こちらは父親のダーナ。2003年に長年連れ添ったメスのシャンティが死んで以来1頭で過ごしていましたが、めでたくアーシャーと結ばれ父親になりました。
飼育員さん曰く、温厚な性格とか。


マーラが出てくる11時より少し前に行ってみると、ダーナがトレーニングをしていました。足や鼻を指示通りに動かすように訓練し、血液検査のような身体のチェックをしやすくするためです。
右脚を上げさせた時に「反対」と言うだけでちゃんと左脚を上げたのを見て、やっぱりゾウって頭いいなあと改めて思いました。



そして母親のアーシャー。2009年に上野動物園からブリーディングローンで貸し出された個体で、35歳とかなり高齢です。
この動物園に来るまでいくつもの動物園を渡り歩いたものの、なかなか子どもを授かることはできませんでした。上野から遠く離れた豊橋でついに旦那さんを見つけたわけです。

現在工事のためアーシャーの運動場の前が立ち入り禁止になっており、これくらいしかまともな写真を撮れませんでした・・・
この時はマーラの運動場の前でアーシャーの話をしていたのですが、飼育員さんは「自分の名前が呼ばれたから気になってるんでしょう」と仰っていました。いやさすがにこの距離では聞こえないのでは・・・


ところで一般的にゾウのオスは乱暴な性格が多いらしく、発情期以外ではオスとメスをいっしょの運動場に入れることはないそうなんですが(少なくとも上野はそうしている)、ここでは毎日同じ空間に入れています。
というのもダーナの寝小屋はいちばん奥のため、いったんアーシャーの運動場を通り抜けないと入れないのです。

ふつうならアーシャーを先に部屋にいれ、誰もいなくなった運動場をダーナが通る・・・はずなのですが、どうやらアーシャーがダーナのことを気に入っているらしく、ダーナが部屋に入るのを確認しないと帰らないんだとか。
この日もアーシャーは自分の部屋への扉が開いても入ろうとせず、それどころか自らダーナに近づいてく始末でした。
温厚な性格のダーナと、彼にぞっこんのアーシャーという組み合わせだからこそできることなんですね。




<余談>
内容が多いので2回に分ける予定だったのですが、面倒なのでまとめてしまいました・・・
次回でのんほい特集は最後です。

マーラのいる「のんほい」へ その1

2012-08-15 20:56:35 | 動物園
つづき。
豊橋で一泊し、翌日はいよいよ豊橋市総合動植物公園、通称「のんほいパーク」へと向かいました。


JR二川駅を降りると、動物園まではこんな像が導いてくれます。自然史博物館があるので恐竜とか


ゾウもいました。しかもちゃーんと親子になってます!



駅から5~6分ほど歩いて到着。
「なんかやけに寂れてない・・?」と余計な心配をしてしまったのですが、メインゲートはこの東門ではなく、別のところにある中央門らしいです。

ところでこののんほいパーク、実はなかなかすごいところで、動物園の他にも


植物園


遊園地


さらに自然史博物館までもが同じ敷地内に併設されており、しかもこれらがすべて入園料600円で入場できるのです(遊園地の遊具は別料金ですが)。
年間パスポートも2000円で、同じ入園料である上野動物園の2400円よりも安く、市営のくせになんともお得感のある施設です。

さて、まずは第一目的であるゾウに会うため、東門から入るといちばん奥にある動物園エリアへと歩いていったのですが・・・


だっれもいねえよww
平日の開園直後とはいえ、お盆直前でこれはどうなんだろう・・・と思っていたのですが、結局お昼近くになるとけっこうな人手になりました。

ただ、人は多くてもあまり混んでいるようには感じられず。というのも、ここべらぼうに広いんです。



特にシマウマやキリン(※)がいるアフリカ園なんて、本当にアフリカなんじゃないかって言いたくなるくらい(大袈裟)運動場も広く、緑にあふれていました。

※現在キリンは多摩動物園に移動してしまい、いない模様。それならなぜ園内マップの表示を消しておかないんだ・・・


ちなみに個人的に気に入ったのが、同じくアフリカゾーンにある夜行性動物館。なんとヨツユビハリネズミがたっくさんいるのです!
見ることができただけでも6匹、他にも2部屋分のスペースがあったので、もっといたのかもしれません。
時間をずらして3回ほど見に行ったのですが、意外とどのタイミングでも誰かしらが起きてちょこちょこと動き回っていたので、ハリネズミ好きな自分にはとても楽しめました。
あとは、できればさわらせてくれればなあ...

こんな感じであちこち寄り道していたので、ゾウ舎についたのはマーラが登場する11時ぎりぎりになってしまいました・・・(つづく)


<予告>


次回こそ!赤ちゃんゾウのマーラが登場します!(たぶん...

ゾウの赤ちゃんに会いに 豊橋への旅

2012-08-13 19:10:03 | 旅行
およそ1年前のこと。
自分「豊橋でゾウの赤ちゃんが生まれたらしい、しかも産んだのは上野動物園から貸し出されたゾウみたい」
母親「そりゃ見に行きたいね、で豊橋ってどこよ」
自分「・・・」
(ちなみに愛知県です、念のため)

最初は車で行こうと思っていたのですが、6月に車で名古屋に行ってみたところ、愛知までのあまりの遠さに「こりゃ無理だ」と挫折。18きっぷを使って電車で行くことに。
ということで夏の18きっぷシーズンを待ち、ついに先週行ってきました!


8月9日。自宅を8時ごろ出発し、まずは東京駅へ。


ファーストランナーはE233の快速アクティーです。
お盆直前ということで18きっぷ利用者による混雑を覚悟していたのですが、思いのほか空いていて、ボックスをひとつ独占できました。


100分乗って熱海到着。静岡方面の電車まで時間があるので途中下車。


駅前の足湯に入りたかったのですが、「足湯は水虫菌がうようよしている」という祖母の持論を思い出し断念


この妙に昭和っぽいビルは模型化したらおもしろそうだなーとか


商店街、というかお土産店街もやけに昭和臭いなーとか思いつつ散策しました。


セカンドランナーは211系の静岡行き、そしてそのまま島田行きにチェンジ。
ドアチャイム、3回鳴る笛、そして「お降りの方はお支度をお願いします」の車内アナウンスの3コンボで、毎度のことながら東海管内に来たなあと実感(←きっと分かってくれる人がいるはず

島田からは後続の浜松行きに乗り換えます。
ところで、この電車が浜松に着くのが13時52分。せっかく浜松行くなら浜松餃子食べたいなーと思って目を付けておいたお店があったのですが、そこが14時でラストオーダーになってしまうのです。果たして8分で間に合うのか・・・


早足で向かったところぎりぎりで間に合いました!



ぎょうざうまうま。いっしょに茹でたモヤシが付いてくるのが特徴です。
味はすごくあっさりしていて、食べ始めはちょっと物足りないかも・・・とか思っていたのですが、食べ終わってみるともたれることもなく、餃子を食べたのにふしぎな爽快感があっておいしかったです。


浜松からは岐阜行きの311系に。やっと転換クロスでうれしい。


西浜松の留置線には、廃車待ちの119系が大量に並んでいました。


30分ほど乗って二川に到着。豊橋のひとつ手前の駅です。


てくてく歩くこと10分弱、豊橋市総合動植物公園(のんほいパーク)に着きました。
入園するのは翌日ですが、事前に前売り券を買っておくと2割引になるのです。

が、この後なぜか豊橋で宿泊したホテルでも前売りを扱っていたことが判明。暑い中わざわざ駅から歩いてきたのに・・・


再び二川の駅に戻ります。すごく山が近い。
豊橋って豊橋駅しか降りたことないから、ある程度都会のイメージがあったので意外です。


そんなこんなで夕方、ようやく豊橋にやってきました。さすがに大きい。
いったんホテルに荷物を預け、もう一箇所出かけます。


飯田線ホームにこいつがいるとか違和感ありすぎ・・・


10分ほど乗って豊川に到着。きつねがいっぱい。


てことで豊川稲荷に初めて行ってみました。


おお、なんかオーラがすごいぞ。
大きさという意味ではそこまで大きくはない(と思う)のですが、彫り物とか年季とか、そういうのに威厳が感じられました。自分でも何言ってるのかわかってないけど・・・


狐の文字にひかれていってみる。
ていうかこの矢印こわいよ


・・・なんじゃこりゃ!たくさんの狐と赤い前掛けで異様な雰囲気!
後で調べたところ、ここで願掛けして願いが叶った人たちがお礼に奉納したお狐さんが置かれているとこらしい。さっきの矢印のやつに「霊」とか書いてあるから不気味に思っちゃったけど、神様への感謝の気持ちが込められている場所なんですね。


ところで、豊川稲荷に行く前にここに寄りました。


ご当地バーガー、おきつねバーガーです。営業時間が過ぎていたのになぜか買えました(笑
パンの代わりに油揚げが使われていて、中にメンチカツっぽいのが挟まってます。揚げが厚くて食べごたえがありました。


豊橋に戻る。路面電車がある街っていいよね。


<おまけ>

狐娘ちゃん。「きつねむすめ」じゃないよ、「ここちゃん」だよ。
豊川稲荷の商店街のキャラクターらしいけど、このビジュアルは狐が化けてるってことじゃ・・・

ダブルでおめでとう!!

2012-08-11 18:42:04 | パンダ(アドベンチャーワールド)
きょう・8月11日は、アドベンチャーワールドの海浜・陽浜の2歳の誕生日です。



1年前は良浜ママにべったりだった海浜も、だんだんとお父さんの永明に顔つきが似てきました。



一部では「白浜一の美パンダ」と言われていた(?)陽浜は相変わらずのマイペースですが、こちらも徐々に良浜に似てきました。耳の丸さはそっくり!
願わくば、姉の梅浜のような丸すぎる顔にはならないでほしいと思います・・・(って言ったら梅ちゃんに怒られるな...)


誕生日おめでとう!これからも仲良く、そしてすくすくと成長していくことを遠くから願っています。

____________

そしてそして!
twitterでも速報しましたが、昨日の夜ついにこのニュースが飛び込んできました。


パンダ赤ちゃん誕生=双子の雌、1頭死産―自然交配で3回目・和歌山(時事通信)

 和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」は11日、雌のジャイアントパンダ「良浜」(ラウヒン、11歳)が10日に双子の雌の赤ちゃんを出産したと発表した。1頭は死産だった。雄の「永明」(エイメイ、19歳)との自然交配で、良浜の出産は3回目。

 同施設によると、良浜は第1子(167グラム、22センチ)が元気な声を上げて生まれると、すぐに胸に抱き上げ、なめたという。第2子は47グラムと小さく、出産時にすでに動かなかった。

 良浜は順調に授乳しており、同施設の今津孝二飼育部長は「これまでの経験を踏まえつつ、謙虚な気持ちで、良浜のサポートをしていきたい」と語った。

 良浜は2000年9月、同施設で生まれた。永明との自然交配で08年9月と10年8月、それぞれ双子を出産。今回は3月31日~4月2日に自然交配が確認され、施設側は注意深く見守っていた。

 同施設のパンダの出産は8回目で、飼育中のパンダは計9頭になった。国内のパンダは上野動物園(東京都台東区)、王子動物園(神戸市灘区)を合わせ計12頭。 



ということで、良浜がことしも無事に出産してくれました!
双子で生まれたものの第2子は未熟すぎて、残念ながら死んでしまったとのことですが、先月の上野での一件で暗くなっていた日本のパンダ界(と言っていいのかわからんが)にとても明るいニュースとなりました。
ラウちゃん、そしてアドベンチャーワールドのスタッフのみなさん、おめでとうございます!

公式発表はきょう午前中でしたが、アドベンでは昨夜のナイトマリンライブで発表されていたほか、中国のニュースサイトでは成都パンダ基地の発表を受けて知らせが出ていたそうです。
「なんで成都が?」と思ってしまいましたが、考えたら良浜は成都基地が所有権を持ち白浜に貸し出している個体なので、発表を出すのは当たり前だったんですね。

それによると、7月12日ごろから食欲の減退や睡眠時間の増加という出産前の兆候が見られたとのこと。
自分が前回訪れたのが7月6日なのですが、その時の良浜はひたすら眠っていて、既に出産前みたいに見えましたがどうだったんですかね・・・
(ちなみにその時の様子はこちら

こうなると、気になるのは公開時期。
おととしの海浜・陽浜の時は、生まれておよそ3週間後に一般公開を開始。しばらくは一回あたり30分ほどの公開時間とし、それを一日に数回行っていました。
どこかの新聞に「今年秋ごろにも公開」という記事が出ていましたが、親子での展示はそれくらいになるのかと思います。あくまで個人的な見解ですが。

生まれた赤ちゃんは女の子ということで、我が家では早速公募される(であろう)名前を考え始めました(笑
またあのフワフワ、モコモコの赤ちゃんパンダが見られると思うと、いまから本当に楽しみです。






かえりてーっ!

2012-08-08 20:14:27 | パンダ(アドベンチャーワールド)
再びアドベンチャーワールドのパンダです。
前回の陽浜に続き、またまたあるパンダさんの「寝る姿」から。

※以下7月6日に撮影したものです


ウェイクアップタイムも終わった14時ごろ。やぐらの上で仰向けになってごろごろしているのは―


明浜です。

この日、屋内のいちばん奥の運動場に入っていた明浜。
ここはいちばん面積が小さい部屋なのですが、自分が訪れた時には永明がいることが多いように思います。
というのもパンダによってはこの「狭さ」が気に入らないことがあるらしく、特に愛浜はこの部屋に入れるととたんに機嫌が悪くなるため、避けられているとか・・・永明は気にしていないみたいですが。

このあと、それでは明浜はどうなのかな・・・と思い観察していると、徐々に変な行動に走っていくのです。。。


まず、お客さんの間近のガラス面にやってきて、上を向いたまま突如フリーズ。
まあ明浜はよくこういうことになるらしく、一部では「宇宙との交信」と呼ばれているそうです(笑


今度はとなりの部屋との仕切りでフリーズ。
ちなみにこの時、となりには父親の永明がいました。


と思ったらこんどは部屋の中をウロウロ。


そして再びフリーズ・・・


明「うおーひまだーーー!」
どうやらバックヤードへ帰りたかったようです。
フリーズしていたのは裏から飼育員さんの声や音が聞こえたから、うろうろしていたのはエサもなく早く戻りたくて落ち着かなかったから、ということらしいです。
・・・しかしその裏から聞こえてきた音の正体は、となりの部屋にいる永明をバックヤードに戻すための準備の音。明浜はまだまだ運動場にいることになります。


明「・・・まだぁ?」

と、ここでとなりの部屋の永明がバックヤードへ戻り


入れ替わりに愛浜が出てきました。

この後ほかの動物を見に行き、16時半ごろ戻ってくると


明「愛ちゃーん!」
愛浜大好きの明浜は、となりにいる双子の姉をしきりに呼んでいました(嘘


愛「ぐーすか...」
しかし愛ちゃんはまんまるくなって熟睡中。


明「ああ・・・つかれた・・・」
バックヤードへも入れてもらえず、エサを食べる気も起きず、そして愛浜にも構ってもらえなかった(だから違うって)明浜。なんか・・・ぬいぐるみ、ていうか着ぐるみみたい・・・
※手前の銀色のは柵です


明「はやく帰りたいなあ・・・」


なんだか体育座りして、ふてくされてるように見えます。



この後、ブランコの横にあるはしごに頭を腕を乗せて本格的に寝始めてしまいました。

結局、明浜は閉園までバックヤードに戻ることはありませんでした。
部屋が狭いことに機嫌を悪くしてこういう行動をしたのかはわかりませんが、明浜の「おとぼけキャラ」ぶりをたっぷり見ることができ満足でした。

リニューアルのお知らせ

2012-08-06 21:05:25 | 日記
突然ですが、ブログを全面的にリニューアルしました。

もともとは、まわりに鉄道を趣味とする友人がいなかったため、そのストレスを発散する(?)ために作ったこのブログ。
しかし徐々に鉄道への熱は冷め、特に大学に入った後のここ数年はほとんど鉄道ネタの記事を書かなくなってしまいました。

その代わりに盛り上がってきたのが、動物園をめぐること。
とりわけ小さい時から好きだったパンダにずっぷりハマってしまい、パンダを追いかけて和歌山やら神戸やらと駆け回るようになりました。
そのため、ことしの春ぐらいから「どこかのタイミングでブログの形態を変えたほうがよいのでは」と考えつづけ、このような形になった次第です。

変更点は以下の通りです。
・ブログ名
「鉄分不足」から「zoolog」へ。"photolog"(フォトログ)なんて言葉も最近はありますが、パンダにかぎらず広く動物の姿を紹介したいという考えから、少しもじってこの造語にしてみました。

・デザイン
本当はパンダのテンプレートにしたかったのですが、gooのそれは絶望的にかわいくなかったので、パンダの次に好きな動物としてハリネズミのものに。

・カテゴリの細分化
これまで「パンダ」で一つにしていましたが、上野・神戸・和歌山それぞれのカテゴリを作りました。入りきらないのは引き続き「パンダ」に。
他にも「旅行」を足したほか、過去の記事を一部編集しなおしています。

また、ブログ用に新たなtwitterのアカウントも作りました。
@darumaotachiでこのブログの更新情報のほか、パンダや動物園ネタをつぶやく予定です。
なお従来のアカウントはプライベート用(と言えばいいのかわからないけど)にして、主に友人とのコミュニケーションのために使うつもり。
しばらくはこのブログの左側にあるサイドバーに双方を表示させておきますが、落ち着いたら従来アカウントへのリンクを外し、鍵をかけることも検討中です。


とはいえ、ブログの内容自体はこれまでと変わりません。
もちろんパンダをはじめとした動物の写真を紹介するだけでなく、これまでどおりゆるキャラとか、旅行記とかも書いていきます。
たまーに道路とか鉄道とか鉄道模型の話もするつもりです。

今後もご愛顧いただければ、幸いです。


「鉄分不足」改め「zoolog」 ダルマオタチ

どうやって寝ようかな

2012-08-03 20:21:09 | パンダ(アドベンチャーワールド)
引き続き、先月行ったアドベンのパンダたち。
今回はもうすぐ2歳の誕生日を迎える、海浜と陽浜です。


14時半ごろ、仲良く竹を食べていた双子だったのですが


16時すぎにパンダランドへ行ってみると、海浜は熟睡していて陽浜だけが食事中でした。

が、この後すぐに眠くなってしまった陽浜。
いつも陽浜が寝る時に使う定位置、やぐらの上では海浜が寝ていたため、ほかの寝場所を探すことになりました。


ということで、ブランコの側面で寝ることに決めたようです。
まずははしごの段に頭と前脚を置いてみますが―


陽「おちつかない...」


今度は頭をずらしました。
でもこれって首痛くならないのかな・・・


陽「やっぱこれもきついかも」
またうごうごと動き出します。


陽「ぐぅ...」
結局、もっと頭を奥につっ込んで垂れる形になりました。
この「頭を下げる」姿勢ってシンシンや永浜もよくやってますが、パンダ的には楽なんですかね・・・血が上りそうだけど。

陽浜は他にもこんな寝方をしていた時もあって


陽「ぐーすかー」
ブランコの上で仰向け。なんだか酔っ払いみたい・・・

なかなか落ち着いて寝られなかったのか、試行錯誤を繰り返した陽浜でした。
ちなみにこの時、海浜は


海「ねむいなあ...」
ぺったんこになってウトウトしていました。


<おまけ>


海「ぺろっ」