zoolog ずーろぐ

パンダとかマレーグマとかホッキョクグマとか なぜかクマばっかり会いに行ってます

オホーツクへ

2014-09-30 22:17:37 | 旅行
2週間ほど前ですが、両親が北海道へ旅行に来たのに合わせて、オホーツク方面へと行ってきました。

○Day1

まずは朝一番の特急「オホーツク」で出発―のはずが、運休に…
実はこの日は、札幌を含む道央地方に大雨特別警報が発表されたとき。影響を受け、JRが札幌近郊の路線をすべて運転見合わせにしてしまったのです。


札幌から出られない!やばい!と焦ったものの、幸運にも高速バスの席を確保(残席わずかだったらしい)。
なんとか当初の30分遅れで旅を進めることができました。


札幌を出て4時間半、北見駅前のバスターミナルに無事到着。
ここでレンタカーを借ります。


1時間半でオホーツク海沿岸の紋別市へ。
目的地はこの「とっかりセンター」です。


なんとここは、日本で唯一「アザラシのみを飼育する水族館」です。
詳しくは別エントリにて書きたいと思います。


1時間ほど遊んで、目の前にあるガリンコ号乗り場へ。
ガリンコ号は冬場に砕氷船として流氷見物に使用される船で、夏期は通常の遊覧船となっているようです。


とはいえガリンコ号に乗るつもりは元からなくて、中のラーメン屋で遅い昼食。
ここのソフトクリームはおいしかった!


ここからは宿へ。


途中からはサロマ湖に沿って走りました。

この日は網走に宿泊。


○Day2


まずは網走の町を見下ろせる天都山(てんとざん)の頂上へ。


そして網走監獄…の前まで行って引き返します。
行程を考えるとここでゆっくりできなかったもので…


網走を出る前に、どうしても行きたかったのが「やまね工房」。
実は数年前、山梨の清里へ行った際こちらが製作したヤマネのぬいぐるみと出会い、そのかわいさにひとめぼれしたことがあるのです。
北海道に来てから、やまね工房の直営店(というか工房そのもの)が網走にあると知り、これは是非とも行かなくては!とかねてより思っていたので、今回やっと訪れることができ大感激でした。

網走から2時間ほど走って、到着したのが中標津町。


「ミルクロード」。
観光ガイドにも取り上げられることが多いスポットです。


一直線に伸びた道路、両側に延々と続く牧場―
いかにも北海道!という風景が広がっていました。


すぐ隣の開陽台へも行きました。
晴れていれば北方領土も見える…らしいのですが、残念ながらどんより曇り空。


またソフトクリーム食べました(笑


近くにあるメロディロードもなんとか探し当てました。
道路に特殊な舗装を施し車で走ると音楽が聞こえる―というメロディロード、今では全国あちこちで見かけますが(群馬の榛名湖の近くで遭遇したことがあります)、ここが日本で初だそうです。

看板に書いてあった通りに時速60キロで走ってみると、聞こえてきたのは「知床旅情」でした。
(左側の青い看板は歌詞です)


中標津から少し走り、野付半島へ。
国内最大級の「砂嘴(さし)」と呼ばれる地形で、地図で見るとオホーツク海に細長く飛び出た、なんとも面白い形をしています。
細いところでは幅が数十メートルくらいしかないとのことで、写真でも両側ともに海になっていることがわかります。




野生のシカの群れに出会いました。
私は見逃したのですが、親はキツネも目撃したとか。見たかった!


特徴的なものが「トドワラ」「ナラワラ」。
トドの木、ナラの木が枯れて、まるで白樺のように真っ白くなり群生している様子です。


野付半島からは、羅臼経由で知床へ。
先ほど開陽台では見られなかった北方領土ですが、羅臼の道の駅で休憩していたところ、ついに国後島を見ることができました。それにしてもこんなに大きい島だとは…


この日は知床・ウトロ温泉に一泊。
豪華な食べ放題でおなじみの某ホテルに泊まりました。


○Day3

最終日。まずは定番ながら、知床観光船に乗って…と思い予約もしていたのですが、折からの悪天候で欠航になってしまいました。


残念ですが、その分時間ができたということで…
こちらも知床観光では定番、オシンコシンの滝を見物。


つづいて知床五湖へ―向かう途中、またまた野生のエゾシカに遭遇。


道路を横断してます!
ちなみに帰りにも別の場所でシカに出会いました。


知床五湖散策の入口、フィールドセンターへ。
五湖すべてを回る地上歩道と、1湖のみ見られる高架木道がありますが、講習を受けずに自由に入れる後者にしました。


10分ちょっと歩いて1湖に到着。
残念ながら後方の知床連山にはガスがかかっていますが、これはこれで荘厳さが感じられていいかなあとも…


本当は船から見るつもりだったフレペの滝にも、歩いて行ってみました(この写真だと滝写っていないですが…)。
海が荒れているのがよくわかったのですが、結局この日の観光船は全便欠航となったとのこと。


この日もやっぱりソフトクリーム。
「知床限定」に魅かれ、こんなものに挑戦。


なんというか、面白い味でした(※おいしかったです)。

ウトロをお昼すぎに出発して、北見まで運転し、レンタカーを返却。
最終の特急「オホーツク」で札幌へ戻ってきたのでした。

―ですが、実は途中の山の中でシカと衝突し、ブレーキの修理を行ったため、1時間遅れで札幌に着いたのでした…
こういうのがよくあるから、JRより高速バスの方が…ってなっちゃうんですよね

のんびり日和

2014-09-27 23:38:52 | 札幌市円山動物園
今回は、少しさかのぼってしまいますが、8月の終わりのある日の円山動物園のようすです。

*仕事の都合上なかなか更新できずすみません!


この日は夕方から行ってみると、みんなのんびりしているところでした。


デナリさんは水辺でおすわり。
きれいな水鏡になっていますね。


べっちゃりしているこのホッキョクグマは


キャンディでした。
右脚出ちゃってるけど…


レッサーパンダのキンも、木の上でべっちゃーパンダしていました。


アムールトラのアイちゃんも横にごろん。

なぜかこんな感じでみーんなごろごろしているのは


めずらしく、この人(というかクマ)も同じでした。


ウ「ぼくもねむいよ」


むくりと起きても、ぼんやり。


大好きな麻袋を前にしても、ぼけーっ。


そういえば、みかんも全部食べずに残していたようです。

でも、みんなどうしてそんなに休んでいるの?


ウ「きまってるだろう、だって今日は残業じゃないか!」

そう、この日は8月最後の土曜日。
8月の土曜日に毎週行われてきた「夜の動物園」が最後に開催されたのでした。
ふだんは17時でお仕事終わり!ですが、21時まで外に出ていなければいけないのです。

さっきまで休んでいたのだから、きっと閉園までがんばってくれるんだよね、ウメキチ?

と思いながら19時ごろに行ってみると


ウ「ぐー…」
あれー…?

おたる水族館へ

2014-09-09 23:11:21 | 動物園

動物園をメインにご紹介するこのブログですが、ちょっと番外編。
先週末は人に誘われておたる水族館に行ってきました。
道内の動物園の年間パスポートを持っていると入館料が割引になる―という提携事業が始まったことも、ひとつの動機づけであったりします。


札幌から車で1時間ほど。高台…というより山の上にあり、見晴抜群です。


珍しいのが海獣舎でのショー。
たいていはイルカやアシカですが、ここではアザラシのショーもやるのです。


輪っかかぶり。
ほかにも、ボールキャッチとか、飼育員さんの指示でぐるぐる回ってみたり。


続いてはトドのショー。
後ろに見えるジャンプ台から、6頭が立て続けに飛び込むさまは迫力でした。

このアザラシ、トド、さらにペンギンのショーは10分間ずつで、順番に見られるようなタイムスケジュールがなされていてとても助かりました。
もちろんおなじみのイルカショーもありましたが、こちらも短時間で、セイウチやアシカショーと組み合わせるなど、テンポの良さが印象的です。


海沿いにあるので、写真を撮るとなんとも雄大な雰囲気になります。


その海獣舎、最初の写真にある水族館の本館からはかなりの高低差があり、上りはエスカレーターでの移動でした。
下りも欲しい…と思うほどの急こう配でした


そして特徴的なのが、バケツ入りのお魚が売られていて、アザラシやトドに直接エサやりができるということ!
特にアザラシはどうにかごはんをもらおうと積極的で、鳴いてみたりばしゃばしゃと水面を叩いてみたりとアピールに必死。
この子は陸上によじ登ってきて柵まで来てしまいました。

ほかにもアザラシだけでたくさんの種類がいたり、芸達者なセイウチのペアがいたり、そして説明してくれる飼育員さんのトークが達者であったりと、(主に海獣舎で)発見が多くあった水族館でした。


―さすがにお魚をひとつも出さないのはね、ということで、フグの写真を一枚。
基本的に水族館って撮るより見るところだと思っているので、魚はほとんど撮ってません…