zoolog ずーろぐ

パンダとかマレーグマとかホッキョクグマとか なぜかクマばっかり会いに行ってます

写真展のご報告

2012-11-27 15:07:15 | 日記
数日間にわたりこちらでも告知記事を出しましたが(すでに非公開済み)、22日~25日と通っている大学の文化祭がありました。

私が所属する写真サークルでは毎年恒例の写真展を開催。同時に来場者の方々による、作品の人気投票も行いました。
ちなみに昨年はアドベンで撮影したパンダ写真4枚を組み合わせたものを出品し、159もの票をいただきました。

で、今年の作品はというと


3枚の組写真です。
タイトルは「Smile Panda」。パンダだって人間みたいに笑うんだよ、と言いたかったんです。


一枚目は、9月の誕生日会の時にケーキの土台の氷を抱き、ごろんと転がっている梅浜。
冷たい氷に抱きついて、気持ちよさそうに舌まで出してる姿が気に入ったからです。
いただいたコメントでも「ごろごろしている姿がかわいい」という声がたくさんありました。


2枚目はシンシン。竹を食べながら大きく目と口を開けている姿です。
シンシンといえばあの笑顔がいちばん!と思いストックを探したのですが、なかなかいいのが見つからず、こんな中途半端な笑顔になってしまいました・・・


そして最後は、永明20歳の誕生日会で撮影したこちら。
ケーキを前に、永明さんらしい優しい微笑(?)で作品を締めてもらいました。
氷で光が反射したおかげで、顔がきれいに明るく写っているところが気に入りました。


今年のこの作品、計88票入れていただきました。
昨年より得票数は減ってしまい、目標としていた上位3作品にも遠く及びませんでしたが、自分らしい作品を作ることができ満足しています。

このブログを見て会場にいらした方が果たしていらっしゃるのかはわかりませんが、
投票してくださったみなさま、本当にありがとうございました。


志木でゆるキャラ

2012-11-22 22:40:40 | ゆるキャラ
18日の日曜日、志木市民まつりが開かれました。
ゆるキャラが集合すると聞きつけ、前回の県民の日イベントにつづき、出かけてみることになりました。


左からカパル、カッピー、志木あらちゃんと志木のゆるキャラ集合の図。
カパルは前回の記事でもご紹介しましたが、この日ツーショットで写真を撮ってもらってホクホクでした。


遠く北海道から参加のコアックマとアックマ。
アックマはなんとギターの生演奏を披露していました。


コアックマが持ってる槍?を借りて遊ぶ銀ちゃん(戸越銀次郎)。

今回いちばん注目を集めていたであろうキャラが、


このブログでも取り上げたことのある、岐阜のやなな。
なぜかノーパンアピールしてるこれがいちばんよく撮れてた...


もらったカパルのぬいぐるみを胸に入れたままサインしてましたw


さらにネクロマンにお姫様抱っこされたり


まわりの人から勝手にカメラを奪って自分撮りしたり。
↑ちなみにうちの姉のカメラだったりする


さらに、市民会館のステージを使ってこの日限りの「ゆるキャラバンド」が組まれ、ライブも行われました。


<おまけ>

帰りに志木駅に行ったら


やなながちょうど電車で帰るところでした!
ふつうに切符入れて改札機を通っていく光景がなんだかシュール・・・



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これから忙しくなりそうなので、更新頻度が下がるかもしれません。
そのため少しの間、コメントの受付を停止させていただきます。申し訳ありません。


埼玉県庁オープンデー

2012-11-19 14:25:52 | ゆるキャラ
今回は動物ネタからガラッと変えて、こんな話題。

先週、11月14日は埼玉県民の日。
県庁では「オープンデー」と称して、様々なイベントが行われました。
今年は県内のゆるキャラが大集合するということで、いってみることにしました。


午後から大学に行かなければならなかったので、午前中の第一部のステージのみ見学。
ステージ上にいるのは埼玉県のマスコット・コバトン。ここにたくさんのキャラクターが登場し、一体ずつ紹介されていきました。

そしてステージが終わると、周りで記念撮影タイムに。


さいたま市のヌゥ。
地元のキャラのくせになかなか出会ったことがないという・・・
ふだんはあんまり動かないのですが、この日はステージで流れていたAKBの曲で踊ったりと、珍しく活発に動いてましたw


横瀬のブコーさん。
こちらもおなかの太鼓を激しく叩きまくってました


朝霞の彩夏(さいか)ちゃん。
今回初めて会いましたが、調べたらキャラクターとしては2001年にできたものだそうな。
まるっこくてかわいいです。


ふじみ野市のふじみん。
「富士見野」という名前だけあって、頭に富士山を乗せています。でもふじみ野から富士山っていま見えるんかな・・・
最近できたキャラだと思ってたのですが、こちらも調べたところ2年前に公募されて作られたそう。どこで勘違いしたんだろう。

で、今回特に注目していたのが


志木市文化スポーツ振興公社のキャラ、カパル。
志木には別の公式キャラがいるので、「市」のキャラクターではありません。

県民の日の数日前、銀座の築地本願寺でゆるキャライベント&パレードを見に行き、そこでの動きがおもしろくてファンになってしまいました。
まあ以前からゆるキャラオタクの姉から「カパルは面白い」とは聞いていたのですが。

カパルは見た目と名前のとおりカッパをモチーフとしたキャラ。確かに志木はカッパの町として有名です。
常にきゅうりを持ち歩いていて、ところかまわず食べさせようとします。


川越市の「ときも」に


吉見町の「よしみん」に


ふじみんには、頭の富士山の頂上にある穴にきゅうりを突っ込もうとしましたw


志木では昨日「志木市民まつり」が行われ、そこでもカパルを筆頭に数々のゆるキャラが大集合しました。
次回はその模様をご紹介します。
最近ひさしぶりにゆるキャラ熱が高まっていて、あちこちのイベントに顔を出している始末ですw

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(余談)
埼玉に住んで22年になりますが、県庁なんて初めて行きました・・・
思ったよりも古い建物だったなあ、という印象でした。
自宅から県庁までは自転車で15分くらいだし、そもそも浦和には買い物やら図書館やらでしょっちゅう行っているのですが、県庁ってなかなか用事ないですよね。
もっともさいたま市役所も、春にゆるキャラ関連で初めて行ったんだけど...

上野で会った動物たち

2012-11-15 23:02:49 | 動物園
ここのところ、上野動物園に行ってもパンダやマレーグマといった一部の動物の様子しかお伝えできていなかったので、今回はほかに気付いたことをいくつか。
いずれも11月8日に撮影したものです。


まずは西園。エボニー・ナツメのコビトカバ親子に会いにいったのですが、エボニーはなぜか水の入っていないプールの中で熟睡。
運動場のもうひとつのプールには水があったのに、なぜこちらを選んだのでしょう・・・カバって乾いたらまずい気もするのですが。
以前にもエボニーが水なしプールで休んでいる様子を目撃したことがあるので、こっちの方がお気に入りなんでしょうか。


アカカンガルーには今年も赤ちゃんが生まれました。
すでにお母さんの袋から出るほどに大きくなりましたが、まだ子どもは袋に顔をつっこんでおっぱいを飲んでいました。


東園、モノレール乗り場のとなりにいるバクさん。
バクって口を開けて寝るんですね・・・!


場所が悪いこともあり、なかなか見るお客さんが少ないエゾシカのQ。
最近はお客さんの代わりにカラスがたくさんやってきて、Qの角をつついたり、毛をむしろうとしています。
カラスが現れると、Qは面倒くさそうに抵抗しています。


この日運動場に出ていたツキノワグマは・・・ソウくん?
どうしてもツキノワだけは誰なのかが見分けられません。一時期ネームプレートが掲出されていた時もあったんですが、いつの間にかやめてしまったようです。
最近ウタを見ないので、冬眠の準備なのかなあと思ったり、具合悪いのかなと心配したりしてたんですが、先日ひさしぶりにウタが屋外運動場で元気に走り回っているのを見て安心しました。

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この日はフジくんの誕生日ということでマレーグマ舎にいたのですが、となりのゾウ舎から「パオーン」という大きな鳴き声が。
いったんゾウ舎へ行ってみると、オスのアティの運動場の前にものすごい人だかりができており


アティと、メスのウタイが同じ運動場に!
どうやら発情期らしく、ペアリングさせたようでした。
この後なんやかんやあって(生々しいので詳細は省略します...)、結局寝小屋に帰るまで2頭はこの運動場で過ごしていました。
ゾウに関して、「上野では観覧時間でもペアリングさせている」という話は前から聞いており写真も見たことがあるのですが、まさか自分の目で確かめられるとは思ってもいませんでした。
この2日後の10日にも、アティとウタイのペアリングが行われていたのを確認しています。

ちなみに、個人的には上野のゾウの中ではウタイが好きです。いちばんちっこくて、目がかわいらしいので・・・
ウタイに子どもが出来たらさぞかしかわいい子になるんだろうなあ、などと思ってしまいました。
アティも乱暴な性格という話を聞いていたので、同じ空間にいるのはちょっと心配してしまったのですが、ウタイに対して暴れることもなくとても仲良さそうに見え安心しました。


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<お知らせ>
来週、私が通う大学で文化祭が開催されます。
所属している写真サークルでは、毎年恒例の写真展を行う予定です。
今のところ今年もパンダの写真を出品しようかと考えています。実をいうと、まだどの写真にするかまったく決まっていないのですが・・・

昨年もこのブログでお知らせ(というか宣伝?)を出しましたが、近くなったらまた詳しく告知させていただこうと思います。
22日から25日の間、都内でお近くをお通りの際はぜひお立ち寄りください。

(※友人向け)
連絡をもらえれば、できるだけブースに詰めているようにします。

フジお誕生会&コモモお祝い会

2012-11-13 15:15:11 | 動物園
11月11日、上野動物園で2つのイベントが行われました。

まずはマレーグマのフジ、1歳のお誕生会。
8日に1歳の誕生日を迎えたフジくんですが、その3日後となるこの日、ケーキまで用意して大々的に誕生日会が執り行われました。
(ちなみに誕生日当日の様子はこちら


午前中、運動場に出ていたのはキョウコ。
ひさしぶりに高いところで歩いているのを見ました。にっこり笑顔で、キョウコさんもフジくんの誕生日を祝っているみたい。


いつもよりちょっぴり早く、13時20分ごろにキョウコがバックヤードへ帰宅。ケーキの準備が始まりました。
まずは草が用意されています。


そして登場したバースデーケーキ。
白い部分はおからで、まわりと中には大好物のフルーツ(りんご、みかん、グレープフルーツなど)や煮イモが飾り付けられています。
ケーキは全部で4つも作られました。


13時半、いよいよモモコ&フジが登場。


フ「なんだあ、これ?」
ケーキに気付いたようです。


反対側に回り込んで確認。見慣れないものに警戒してるのかな?


フ「においはいつものごはんだし・・・」
おそるおそる食べてみます。


フ「うまうま」
目の前の物体が大好きな果物であることがわかると、どんどん食べていきました。


モ「これ、わたしも食べていいのかしら」
そのころモモコさんも、別のケーキを発見。


むしゃむしゃ...
おからまできれいに食べていました。


一足先にケーキを食べ終わったモモコ。ケーキに夢中のフジのところにやってきました。


といってもフジのケーキを奪うこともなく


おいしそうに食べているわが子をやさしく見守っています。


フ「この白いの、おいしくなーい」
モ「これはもういいから、ほかの食べてきなさい」


フジは運動場上にある別のケーキを探しに行きました。

ちなみにこの間、フジもモモコにならっておからを食べてみたのですが、しばらくするとくしゃみみたいな声が。
フジがおからを吐き出していました。
飼育員さんによると、事前におからを与えた時にはおいしく食べていたそうなのですが、フジの口には合わなかったようです。


フ「やっぱりぼくは果物のほうがいいな」


いろんな角度からケーキを点検しています。


てっぺんのリンゴから食べることにしたようです。


また回り込んで反対側に。


口の周りや手、さらには頭にもおからが付いて白くなっちゃいました。


一方、モモコも残り1つのケーキを発見。


モ「うーん、おいしそう!」


モ「あの子が見てないうちに食べちゃお」


フ「ママずるい!これ、ぼくの誕生日のケーキなんだよ」
モ「まあいいじゃない、わたしの誕生日は何もやってもらえなかったし」


結局仲良くはんぶんこ。


飼育員さんの手作りケーキはおいしかったのでしょうか。

が、フジもそろそろ飽きた(おなかいっぱいになった?)みたいで


フ「マァマ、遊ぼうよ」
モ「重い重い!」

夕方マレーグマ舎に行ってみると、このケーキは果物もおからもだいぶ残っていました。
もう1か所のケーキはおからだけ残されていました。
さすがにケーキ4つは多すぎたのかな?

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この後14時からは、ニシローランドゴリラのコモモ3歳のお祝い会が開かれました。


コモモの誕生日は11月14日なのですが、当日と合わせて11日、17日にもイベントが行われることになりました。
この日と14日は、コモモのいる群れに特別なプレゼント(野菜入りの袋・カゴ)が与えられることに。
同時進行で、ゴリラ担当の飼育員さんのお話も伺えました。


「KOMOMO 3」と書かれたカボチャや



袋やカゴに入れられた野菜が、運動場のあちこちに仕込まれました。


ゴリラは器用に袋を開け、中から野菜を取り出していきます。
もっともコモモとその母・モモコ(奇しくもマレーグマのお母さんと同じ名前ですが)の場合は袋を破っていましたが・・・


お父さんのハオコは頭がよくて、わかりにくいところに隠された袋を次々に見つけ出しました。
野菜はレタスやキュウリ、トマトなど。果物は糖分が多すぎるので与えていないそうです。


プレゼント入りの袋を手に入れたコモモ。


なんども袋の中を確認し、何もなくなったら頭にかぶったりくわえたりして遊んでました。


いつの間にやら3歳。ちょうど私が上野に通いだしたときにはまだ赤ちゃんだったのに、こんなにも大きく成長したコモモ。


最初はモモコお母さん、そのあとは同じ群れのおばさん・トトにくっついていたのに、この日はずっとひとりで過ごしていました。


ひとりでエサを探して、ひとりで遊ぶ。
そういえば、最近モモコとハオコがまた仲良しになってきたそうです。
コモモがお姉さんになる日も、そう遠くではないのかもしれません。

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(余談)
フジくんのお誕生会でも、ゴリラと同様飼育員さんによるキーパーズトークが行われました。
先月円山動物園で撮ったウメキチの写真をお見せしたところ、「お父ちゃんそっくりになりましたねー!」と仰っていました。
飼育員さんが昨年ウメキチと会ったときには、まだ子どもっぽさが残る顔だったとのこと。
フジくんもこれから、だんだんとアズマに似た顔立ちになっていくんでしょうね。

ひなたぼっこパンダ

2012-11-12 20:46:00 | パンダ(上野動物園)
11月8日、マレーグマのフジくんの誕生日を祝うため上野に行ってきたわけですが、パンダの様子も少し見てきました。


12時ごろ動物園に着き、入園してすぐパンダ舎の方を見るとシンシンが木の上に!
どうやらおやつを取りにいったみたいで、パンダ舎にたどり着いたときにはもう下りてきてしまいました・・・


水飲みシンシン


食事タイムになりました。


目を細めてます


真「おいしー!」


目も、耳も、顔も、すべてがまんまる。
おいしい竹に喜んでるようで、見ているこっちもうれしくなっちゃいます。

そのころリーリーは


何かに挑戦中。


木登りするの?


力「どうしようかな・・・」


けっこう高いところにいます。


なんだか考え事をしている様子。
「リーリーは常に後のことを考えながら行動している」って聞いたことがありますが、まさにそんな感じです。


と思ったけど、あったかくて眠たいだけ?


やぐらの上はちょうどおひさまがあたって、暖かくて気持ちよさそう。


力「やっぱいいや」


結局木登りすることなく、寝てしまいました。


と思ったら再び起きて、竹を食べ始めたり・・・
いまさらながら、パンダの行動パターンって本当に読めないです。

15時からは室内へ。


リーリーはモリモリ食べていましたが


シンシンはギャラリーに向かってトイレ。
この時は珍しく、水の中にはウンチしませんでした。


お水を飲んだら


真「ふう。」
やぐらの上で落ち着いたようで


真「ちょっと寝るね」
Cの字でおやすみシンシン。

________


先日の記事でもご紹介しましたが、本日まで西園のズーポケットにおいて、「ジャイアントパンダ来園40周年記念展」が開かれていました。
展示物のちゃんとした写真を撮っていなかったので、もう一度見てきました。


目玉はこちら、多摩動物園から貸し出されたカンカンとランランのはく製。


まずはカンカン。パンダ座りで竹をかじっている姿です。


若くして死んでしまったからなのか、すごく小さく感じました。


つづいてランラン。


梅ちゃんもびっくり(笑)の、まんまるなお顔です。


さらに「ウンコのはく製」の全体像も。
トントンが成長するにしたがって、どんどん竹を食べるようになり、糞の大きさも増していったことがよくわかります。


そしてランランが中国から入れられてきた輸送箱も改めて撮影しました。


「大パンダ」とはレッサーパンダに対してのジャイアントパンダ、という意味でしょうね。
下には「中国人民より日本人民に贈る」の文字も読み取れます。
またこの反対側の面には、(おそらく)これと同じ意味の文言が中国語で書かれていました。


輸送箱の内部。やっぱり狭いです。


しばらく上野の話題がつづきます。
次回は、ともに昨日行われたフジくんのお誕生会と、ゴリラのコモモの3歳お誕生日会の模様を取り上げるつもりです。

Happy Birthday フジ!後編

2012-11-09 23:56:09 | 動物園
マレーグマのフジ、昨日の誕生日の様子のつづきです。
前編はこちら

洋ナシをひとつ食べ終えたフジ。


あれれ、こっちにもあったよ!


でもこれはお母さんの分なんだよね・・・

モモコのところにやってきました。


フ「さっきの緑色のやつ、おいしかったよ」
モ「それならもう一個食べてもいいわよ」


というわけで、もう一つの洋ナシも食べることにしたようです。


みかんはお母さんに残しておくよ


いただきまーす!


あれれ、落ちちゃった


よいしょよいしょ・・・


ここなら水平だから転がらないね


すこしずつ、すこしずつ。
味わうように食べていました。


ごちそうさまでした。


フ「お母さん、ありがとう。とってもおいしかったよ」
モ「それはよかったわね」

ひとしきり食べ終えたフジは、このあと


木をいじくって遊んだり


フ「むむむ...」
モ「なにやってんだかこの子は」


ものすごい体勢で木の中をひたすらほじくってみたり


消防ホースで作られたハンモック?の上でロープをいじってみたり。
お尻が落っこちそうで、見ているこっちがハラハラしてしまいました。


ただ、以前より親子でじゃれあう時間が少なかったと感じました。
一度フジがモモコにしかけたのですが、モモコは相手にせず、フジもそこまで執着しないでまた遊び始めていました。
ウメキチが1歳ぐらいのときは、けっこうモモコに噛みついたり甘えたりしていた気が。
もっともこれまでの様子では、モモコ&フジ親子は元々ウメキチほどべったりな関係ではないようにも見えますが・・・



とにもかくにも、1歳の誕生日おめでとう、フジ。


そしてモモコさん、ここまで無事に育ててくれてありがとう。

Happy Birthday フジ!前編

2012-11-08 23:24:12 | 動物園

11月8日は、上野動物園のマレーグマ・フジの誕生日です。
無事に1歳を迎えることができました。おめでとう!

誕生日だからといって何もやらないだろうな・・・と思いながらも、どうせ用事がなかったので上野に会いに行ってきました。

ちなみに帰ってきてから知ったのですが、今度の日曜日(11日)に1歳の「お誕生会」を行うそうです!
11/11 マレーグマ「フジ」満1歳のお誕生会(上野動物園 公式サイト)
特製ケーキをあげるだけでなく、飼育担当の方からのお話もあるとか。ウメキチのときはこんなのなかったと思いますが。

日曜日は天気悪いみたいだし、前日が飲み会だからおうちでのんびりしようなどと考えてましたが、上野に行くことになりそうです・・・
まあ、日曜日にはゴリラのコモモの誕生会も行われるみたいですし。



13時半ごろマレーグマ舎へ行ってみると、しばらくしてからモモコ&フジのためのエサの準備が始まりました。
今日のメニューはマレーグマにはおなじみのミカンと、洋ナシ・・・?
洋ナシなんて初めて見ましたが、いつからメニューに加えられてたんでしょう(最近14時くらいから見に行ってるもので・・・)。


しかも洋ナシはもう1個。親子で仲良く1個ずつ、ということでしょうか。
他にはペレットや、果物(みかん、りんご、キウイ、さつまいもなど)を細かく切ったものも。さながらフルーツサラダです。


13時45分ごろ、2頭が出てきました。
まずは並んで置かれたみかんと洋ナシに興味を示したフジ。


でも、匂いをかぐだけ。


フ「あれはいらないよ。」


そのまま運動場を半周します。
というか、目のまわりがやけに黒くなった気が・・・


続いて運動場のプール側に置かれた洋ナシ・フルーツのところへ。


フ「なんだあ、これぇ?」
洋ナシになかなか手をつけないフジ。やっぱり見慣れない食べ物なんでしょうか。


代わりに細切れになったフルーツの方へ。


うまうま♪


でもちょっと洋ナシが気になる


フルーツを食べ終えました。
と、ここでようやく洋ナシを食べることにしたようで


ごはん探しに夢中のモモコさん(奥)を尻目に、洋ナシ加えて駆けてくフジの図


おいしいのかなあ、これ


じーっと見つめる


木の上で食べることにしました。


うん、あまくてうまい!


がしがし


ぺろぺろ


とってもおいしかったよ!


写真が多いのでつづきます。
後編はこちら

シンシンの追いかけっこ

2012-11-06 15:38:13 | パンダ(上野動物園)
先週の日曜日は上野動物園にいってきました。

実は上野には大学からの帰りなどにしょっちゅう行っているのですが、毎回カメラを持っていこうかどうしようか迷い、「重いからいいか」と諦めてしまうので写真がないだけなんです・・・
そんなことをしていたら上野パンダのカテゴリの記事が7月から書かれていないことに気づき、ようやく今回の更新となった次第です。

で、今回の主役は


シンシンです。
閉園まであと30分ちょっと、という時間にパンダ舎ではエサの補充が行われます。


いったん隣の部屋に移されたシンシン、何かに気づいた様子。


真「リンゴ!」
以前も紹介したトレーニングが始まりました。いわゆる「パンダ釣り」というやつです。
(※参考:「上野パンダのトレーニング・後編」


真「まてー」
シンシンは相変わらず、両手を前に伸ばしながらおやつを追います。


真「えいっ」


棒に手が届き、リンゴが落ちました。


真「ばっちこーい!」


そういえば、出産後しばらくは目立っていた乳も見えなくなりました。


真「とりゃあっ」


必死に追いかけてます。


肉球さわりたい・・・


真「もうつかれたー」


真「ここまで棒おろしてよー」
座り込んでしまいました。しかしラクしておやつをもらえるはずもなく


真「しょうがないなあ」
また立ち上がりました。


もうちょっとでゲット!


真「おいしかったあー!」


もぐもぐ...
トレーニングの後は竹タイム。


それにしてもまんまるです・・・


後ろを向いたままこの日のパンダ舎は閉店となりました。

ところで、この日なぜ上野に行ったかというと・・・
(関東在住のパンダ好きな方にはおわかりかもしれませんが)


「パンダの日」を記念したトークイベントが開催されたからでした。
去年の10月28日、上野動物園でパンダトークイベントが開催され、パンダの日と宣言されたのです。

今回のイベントは、この10月28日にパンダが初めて日本に来てから40年という節目を記念して、これまで上野で暮らしたパンダの飼育に携わった方が続々と登場し、思い出を語るというものでした。
面白いエピソードをたくさん聞くことができたのですが、その詳しい内容はきっとほかのブログで詳しく紹介されていると思うので、ここでは気になったことをいくつか。


ひとつはエサの話。
フェイフェイは寝床に敷かれていたワラを食べてしまい、それからワラが大好物になったとか。
そういえばどのパンダかは忘れてしまいましたが、パンダ舎に敷かれていたクッションだかマットを食べてしまい、糞に混ざってたことでバレたという話も聞いた気がします。果たしておいしいのでしょうか・・・
またメキシコから短期貸し出しされたシュアンシュアンは、なんと肉を食べていたとのこと。そのためとても体が大きく(メスなのに体重140キロ!)、迫力があり怖かったそうです。

もうひとつは繁殖の話。
フェイフェイ・ホアンホアンの時代、クマ舎でメガネクマがいなくなり(多園転出?)、パンダ担当の方は代わりにアメリカクロクマを導入するよう働きかけたそうです。なぜなら、アメリカクロクマを使ってパンダの人工授精の訓練をするため。
「いかにパンダに負担をかけないか」を重視し、アメリカクロクマで2年も練習し、人工授精方法を確立したそうです。
それが実を結び、チュチュ、トントン、ユウユウの繁殖に成功したといいます。
ちなみにパンダに多大な貢献を果たしたアメリカクロクマですが、その後無事赤ちゃんが生まれ元気に暮らしたそうです。

また、シュアンシュアンに人工授精が行われた際はさまざまな電子機器を駆使したとか。
しかし超音波での画像診断は、シュアンシュアンの毛を少し剃らないと中がよく見えないことがわかり、上野所有ではなく「人の家のパンダ」であるシュアンシュアンにはそれがやりにくく、結局行われなかったそうです。

ちなみに現在、西園ズーポケットではパンダ来園40周年記念展が開かれており、普段は多摩動物園で展示されているランラン・カンカンのはく製や、


ランランが中国から運ばれてきた際に使われた輸送箱などを見ることができます。
輸送箱が意外に小ぶりなことが驚きましたが、ランランは当時小柄だったのでこの大きさで問題なかったのかもしれません。
個人的には、室内に貼り出されている、来園から今までのパンダの歴史が網羅されている年表が欲しくてたまりません。いま卒論でパンダ外交についての論文を書いているので・・・
本にまとめて出版してくれないかな...


<おまけ・以下食事中の方はご注意!>












トークイベントでは飼育員の方が収集した”トントンの糞のはく製”という驚くべきものが展示されました。
現在ズーポケットに置かれているらしいのでもう一度見に行きたいと思います。この日は望遠レンズしか持っていかなかったのでこんな写真しか撮れなかったんです・・・
ちなみに後ろに見えている特大う○こはフェイフェイのもの。「世界最大?」なんてコメントが付けられていましたが、確かに大きいです。ていうか大きすぎる!

噴火口とネコ

2012-11-05 17:31:12 | 旅行
北海道旅行、ついにラストです。
今回は、ちょっぴり泣ける話・・・かも。

平岸の高台公園とHTB本社を見学し、一気に遠くへ。洞爺湖へと向かいます。


途中、偶然にもHTBの中継車と遭遇!
onちゃんがでかでかと描かれていたのですぐに気付きました。



定山渓を経由し、豊平峡行ってみたいなあ・・・と思いながらも車を進め、中山峠で休憩。


中山峠と言えば、道民でもなんでもない自分でも知っているのが「あげいも」!
平日なのにあげいもを食べている人がけっこうたくさんいたのが驚き。


ということで食べてみました。これが3つ串に刺さって300円也。
じゃかいももおいしいのですが、外側のホットケーキのような生地の甘みが気に入りました。
ただけっこうしつこいので、個人的に1人で全部食べるのはきついかなあ、という印象。


こんなのもありました。どう見てもだんご3兄弟のパクr(ry

今回の旅行、前日は円山動物園で雨に降られたものの、この日の天気は持ち直していたのですが


やはり羊蹄山のまわりには雲が集まっていて、中山峠からはその姿をきれいに見ることはできず。
頂上が雲に隠れるところも合わせて、本当に富士山みたいです。


再び車を走らせ、国道を喜茂別、留寿都と進みます。
洞爺湖の道の駅で再び休憩したものの、羊蹄はやっぱり見られずじまい。


そんなこんなで札幌を出てから2時間半。洞爺湖に着きました。

なぜわざわざ洞爺湖に来たのか。純粋に湖を見るため、ではありません。


今回も目的地はここ、「西山火口散策路」。


今から12年前。このすぐ近くにある有珠山が噴火し、洞爺湖周辺は大きな被害を受けました。
その噴火によって破壊された道路や家がそのまま保存され、現在見学することができるのです。

上の写真ですが、下にアスファルトの舗装道路が見えるように、かつては下っていく形で国道が伸びていたそうです。
しかし目の前の西山付近に火口が開き、噴火に伴い土地が隆起したため、上り坂になってしまったといいます。


国道は左右に走り、真ん中に見える「止まれ」の看板の位置で、1977年の噴火後に国道と平行するように作られた町道と交差していました。散策路はその町道の跡を歩くことになります。
目の前の建物はかつての消防署で、現在は噴火の資料館となっているようです。


また、噴火によって地盤沈下が起こり、地下水や雨水がたまり池のようになってしまったとのこと。
ちなみに中央に見える白い車ですが、まだ噴火の兆候が現れた段階で取材に来た記者が乗っていたもので、噴火がひどくなり身動きが取れなくなったため乗り捨てていった―という話があるらしい。


その町道も以前は下っていたそうですが、国道と同じく土地の隆起により上り坂に。


しかも亀裂や段差があちこちにあり、到底車が走れる道ではなくなっていました。


かなりの勾配を登っていくこと5分ほど。車道は完全に草に埋まり、枕木で作られた歩道だけが火口へと伸びていきます。


頂上に到着。「散策路」というイメージとは大きく違い、半ば登山気分を感じるほどのアップダウンです。
左側、速度標識と折れた電柱のあるとことがかつての町道。国道はすっかり木々に覆われ、どこにあるのかさっぱりわかりませんでした。
ちなみに奥の方に羊蹄山が見えますが、結局てっぺんは雲に隠れたままでした。


反対側を向き、虻田市街を望んだところ。噴火湾も見渡せます。
手前から煙が出ているのが見えますが、火山ガスのようで散策路の柵の外には絶対に出ないよう警告が掲示されていました。火山活動が続いていることを実感させられます。


散策路は火口付近を頂上に、南側にも続いています。


少し降りると廃墟が。
洞爺湖名物のお菓子、わかさいもの製造工場だったところです。
土地の隆起により建物は折れ曲がり、噴石が降り注いだことで屋根にはいくつもの穴が開いています。


さらに歩いていくと、歩道の脇に大きな石が。これも噴火で飛ばされてきたものでしょうか。


そして斜めになった住宅の門やガレージも。
地形が大きく変わったことがうかがえます。


この家の方が持ち出せなかったのか、車が一台置いてありました。
中をのぞくと、座席に苔が生していました。


さらに地下に埋められていた暗渠も、地面が盛り上がったことで地表に出てきています。

この先も散策路は続き、噴石に破壊された幼稚園の廃墟などがあるそうです。
また、旧国道をはさんだ反対側の山には金比羅山火口というものがあり、火山灰や泥流で一階部分が埋まった温泉施設や住宅の遺構が残っているとのこと。
両方とも見たかったのですが、帰りの飛行機までもう時間がなかったので、再訪を期して新千歳空港へと向かいました。

_______________

散策路に入ったところで、一匹のネコに会いました。


雨上がりで観光客も誰もいない中、道路にぽつんとたたずむネコ。


人懐っこくて、しばらく背中をなでたりして先へ進もうとすると、道案内をするかのごとくいっしょに歩き始めました。


と、そこで道沿いのお土産物屋さんからおばさんが出てこられました。
話を聞くと、おばさんの飼い猫だそうで、「トラちゃん」と呼んでいました。

トラちゃんが現れたのは、今から10年ほど前。
噴火から2年ほど経った頃、噴火によってできた、この西山から下りてきたそうです。
おばさん曰く、「近くのアパートで飼われていたネコじゃないか」とのこと。

有珠山が噴火したのは、12年前の3月31日。
その数日前に噴火の兆候が観測され、この一帯に住む人には避難するよう指示が出されていたそうです。
トラちゃんはその時、飼い主さんに逃がされたのか、置いていかれて自ら逃げたのか―

山から現れた時は、毛が逆立ちひどい姿だったようです。
ここで暮らすうちに体力も回復し、今のように元気になったとか。
ただ、トラちゃんは今でも山へ向かい、かつてアパートがあったところを捜し求めて歩き回っているそうなのです。


「トラちゃん、寒いから中にお入り」と何度も言われながら、ネコは火口の方をじっと見ていました。
おばさんと別れ、アパートを探しましたが、それらしい痕跡はまったく見当たりませんでした。
家に帰ってから調べてみると、どうやらアパートはわかさいもの工場の隣にあったようです。

いまその付近で撮った写真を見直しても、写っているのは折れた電柱や工場のがれきばかり。
トラちゃんはこの中をするすると歩きながら、かつて飼い主と過ごした日々を思い出しているのかもしれません。


おばさんから10分ほど話を伺っただけなので、記憶違いなどあったら申し訳ありません。もっと言えば、どこまで事実なのかも断言することはできない話です。
しかし、災害に巻き込まれたこのネコの話は、この時目の前の風景を他人事ではなく”自分事”として捉えなおす大きなきっかけに思えました。
埼玉に住んでいると「噴火」という災害はいまいち実感がわきませんが(まあ富士山はいろいろ言われてるけど)、様々な遺構を見ていると噴火に限らず、地震や津波といった災害そのものへの恐怖心を改めて強く感じた出来事でした。