ミミカ、また会う日まで

ここに書くタイミングを逃してしまったのですが・・・
今年６月、上野動物園のサイの飼育場の裏手でこんなものを発見しました。


ミミカとは、２歳半のメスのサイのこと。
小さい時から成長を見てきたので、他の動物園に行ってしまうのは残念だなと思っていたのですが、引越しの発表はいっこうに出ません。
しかし先日西園のサイ舎に行った際もこの「輸送箱」のまわりでなにやら作業をしていたのでそろそろなのかな・・・と気にしていたら、ついに発表されました。

ヒガシクロサイの「ミミカ」、上野から南紀白浜へ

南紀白浜って・・・と思い急いでリンク先を見ると、やっぱりアドベンチャーワールドでした！
実は６月に上の写真を見た時にどうせならアドベンならいいなあ、でも絶対ないよねなどと考えていたのですが・・・現実になるとは・・・

移動日は１１月７日とのことなので、出発する前に一度上野に行けたらいいなと思ってます。
もちろん、次にアドベンに行く時は絶対にミミカに会いに行くつもりです。
問題は行ってみても「ミミカがどれか」がわかるかってことだけどね...


６月に撮影したミミカ。
母親のアルゴと同じくらいの大きさにまで成長し、少し前に完全に独り立ちしました。

和歌山に行っても元気でね！白浜もいいところだし！

カップル復活？－神戸のパンダの話題

来年にも神戸に雄パンダ　新たな借り受け、中国と合意へ(朝日新聞)

　神戸市立王子動物園（同市灘区）にいる雌のジャイアントパンダ「タンタン（旦旦）」のパートナーとして、新たな雄のパンダを中国から借り受ける方向になった。矢田立郎市長が２４日、中国側と今月末に合意すると発表した。先代のパートナーが昨年死んだため、市は新たな雄の貸し出しを求めていた。

　市によると、３１日に北京で、中国政府所管の中国野生動物保護協会と市が「パンダの補充に向けてお互いに手続きを進める」とする書面を取り交わす。個体の選定はこれからで、来日は早くても半年以上先になる見通し。

　市は「阪神大震災の地に明るい話題を」と中国側に要望を重ね、２０００年にタンタンと雄の「コウコウ（興興）」を借り受けた。しかし、初代のコウコウは繁殖能力が低いと判断され、０２年に帰国。次に来日した２代目コウコウは昨年９月、人工授精のための処置中に死んだ。タンタンは１６歳で、出産可能な時期はあと２年程度という。

　奥乃弘一郎副園長は「残された時間は少ない。今度こそ繁殖を成功させたい」と話している。


昨年９月に死んでしまった、神戸市立王子動物園のオスのパンダ・興興（コウコウ）。
その後「新たなオスを迎えるかも」との話はちらほら出ていましたが、いよいよ本格化してきたようです。来年なら就活終わってから会いに行ける・・・はず。
ひとりぼっちの旦旦のためにも早く実現してほしいものですが・・・

ところで、気の早いことですが気になるのが来日した時に付けられる名前。
昨年死んだ興興は２代目で、その前に「初代」の興興がいたのです。
この流れでは次に来るオスは３代目興興ということになるのでしょうか。

ということで、画像がないのもさみしいので去年撮った旦旦を。
彼女は気が強い？らしく、穏やかだった興興との相性はあまりよくなかったそうで。今度のオスとは仲良くなってほしいなあ。

くまー

そういえば友人の妹の口癖が一時期これだったらしい（実話

そろそろパンダに飽きた！という声が聞こえてきそうなので、趣を変えてクマの話題をいくつか。
まったく変わってねえという苦情・クレームはあいにく受け付けておりませんのでご了承を。

○誕生日、２題
先週、１０月１３日はアドベンチャ－ワールドのホッキョクグマ、ミライの誕生日でした。


（ことし９月撮影）
これまで暮らしていた２階の運動場では小さくなったためか、両親が暮らしている１階の運動場を分割して展示されていました。
両親と見分けるのが難しいくらいに成長して、ほとんど大人のホッキョクグマのような見た目です。

※ミライについてはことし４月にも特集したので、そちらもご覧ください。

また、１０月１１日は上野動物園にいたマレーグマのウメキチも２歳の誕生日を迎えました。


最近当ブログにはあまり登場しないウメキチですが・・・

実は今年の初夏、札幌の円山動物園に婿入りしたのです。

その発表はあまりにも突然だったので（引っ越し数日前に突如として上野動物園ＨＰにて発表した）記事にする暇もなく、ここまで特に書かなかったのですが・・・
※ちなみに当初の引っ越し予定日は、当日になって急きょ取りやめとなり、日を改めて移動となりました。

公式ブログによると、円山動物園ではプレゼントをあげて誕生日を祝ったそうです。また行きたいところが増えてしまったなあ・・・


○ウタです！

今年春、上野動物園で生まれたツキノワグマの赤ちゃん。すくすく成長し、もはや赤ちゃんというより小熊といったほうがいいくらいです。
ところで、先月ついにその小熊の性別がメスと判明。そして名前も発表されました。



命名　ウタ

父親のソウ、母親のタロコから１文字ずつとって「ウタ」となったとか。
あのやんちゃっぷりはオスだと思っていたのですが・・・
母親のタロコのこともあるので、後で間違いでしたとかならなければよいけど。

※タロコは来園時オスとされ「タロコ」と名付けられましたが、後にメスと判明し「タロコ」という名前になったそうな。

で、今日久しぶりに（といっても１ヶ月ぶり）に上野に行ってきたので、最新のウタの写真を。



いや、もう驚くほど大きくなってましたｗ
２枚目の写真で比べてもらえばわかるように、タロコとウタの体格差が明らかに縮まってます。やんちゃっぷりは変わってませんでしたが。
ウタが出てきた時に思わず「えっ！？」と言ってしまったはずかしい


○ついに完成

もう一つ上野動物園の話。
ここ１年以上工事が続いていたホッキョクグマ・アシカ舎ですが、ようやく今月末にオープンするそうです。

新施設「ホッキョクグマとアザラシの海」　10/28ついに公開！（公式ＨＰ）

ホッキョクグマエリアには、子どもが生まれた時を見越して子育てのための部屋も設けられるとか。
個人的にはずっと西園でコビトカバのプールを間借りしていたアシカたちが、再び広いところで泳げるようになってよかったなーという印象です。



次こそ！パンダ以外のネタを久しぶりに・・・

おやつはどこ？

今日は初日に見た、明浜のウェイクアップタイムについて。
ここまで愛・明のことをまったく書いてないな、と思ったので・・・

※以下、２０１１年９月１２日に撮影


この日は暑かったので、パンダは終日屋内の運動場で過ごしていました。この１３時半からのウェイクアップタイムのみは唯一、屋外で行われました。


明「こんにちは！」
午前中はバックヤードツアーを担当していた明浜。のそのそと運動場に出てきました。


明「おやつあった・・・ぱくっ」
まずは運動場全体にまかれたリンゴを探して歩き回ります。


明「どこにリンゴがあるか、しりませんか？」
そこにあるよ！と指を差して教えたい気分。まあどうせわからないでしょうけど（笑
ちなみにパンダは視覚よりも、匂いでエサを探しているそうです。


明「あった！」


明「おいしいなあ・・・ペロリ」


おやつを食べ終わり、今度は竹へ。きれいにパンダ座りをしています。上野のリーリーに見せてやりたいくらい
といってもとにかくこの日は暑かったので、用意された竹は１本だけ。早く室内に帰す予定なのです。


明「この竹もおいしいなあ...むしゃむしゃ...」
その１本だけの竹は厳選されたものらしく、普段は葉っぱを残すことも多いのですが完食していました。


明「まだおやつないかな・・・」
竹を食べ終わると、名残惜しいのかおやつが残っていないか探し回る明浜。


明「何もなかった・・・」

そのまま室内へ通じる扉へと向かっていったので（扉は既に開いていた）、もう帰るのかなと思っていると―


明「ごくごく...」
水を飲み始めました。
そういえばこの日も翌日も、どのパンダもやけに何度も水を飲んでいる場面を目撃しました。室内にいるパンダもそうでしたが、そんなに暑かったのかな・・・
いつもはそんなに見ない気がするのですが。


水を飲み終わってもそのままくつろいでいた明浜。さらに寝てしまいました。


別角度から。写真右上にミストを発生させる装置があり、明浜のいる位置はちょうど涼しい空気があたるところだったのです。

結局この後３０分くらいは熟睡していたようで、気がついたら室内に移動していました。
夏の間はずっと屋内にいたはずなので、久しぶりに屋外に出て外の空気を吸いたかったのでしょうかね・・・

ちなみに明浜、この翌日はバックヤードツアーを担当した後は運動場に出てこず、今回の訪問で見られたのは結局このウェイクアップタイムだけでした。残念・・・

ひとりだちの日

ふたごのパンダ「海浜」「陽浜」　大人への第一歩　間もなくひとり立ちします。（アドベンチャーワールドＨＰ)

今日で海浜・陽浜と良浜の親子展示が終了しました。
明日からは、親子が別々の部屋で暮らすことになります。

まだ１歳と２ヶ月です。
梅浜・永浜のときは１歳半の時でもまだミルクを飲んでいましたが、海陽はもう竹を食べられるようになったのでしょうか。
甘えん坊でママにべったりだった海浜は寂しがらないでしょうか。反対に良浜も子離れできるのでしょうか・・・などなど、部外者ながらに不安がいっぱいです。
陽浜は・・・あのマイペースな性格を見ていると大丈夫な気がします（笑

とはいえ、これは双子の成長のために必要なこと。
良浜にとっても、また子どもを産むためにはそろそろ子育てからから離れなくてはなりません。
しばらく白浜には行けそうもないけど、遠くから双子の成長を祈っています。














＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

不定期更新が続いてすみません。
文化祭に向けての論文でゴタゴタしていました（正確には現在進行形ですが）。
あと１ヶ月ほどは忙しい日々が続きそうですが、今月はパンダに限らずいろいろなネタでなるべく更新頻度を上げていきたいと思っていますので、お時間のあるときにご覧いただければ幸いです。

海浜・陽浜のミルクタイム～１歳１ヶ月編～

予告どおり、海浜・陽浜のミルクタイムについて書こうと思います。

双子に会うのは約５ヶ月ぶりでしたが、何より驚いたのがその成長っぷり。一瞬見ただけでは母親・良浜と同じくらいの大きさです（実際は全然違いますが）。
こんなに大きいのにまだミルク飲んでるの！？と思いましたが、まだ歯が乳歯なので竹が食べられないらしい。逆に歯が生えそろうと良浜が授乳の際痛くて嫌がるようになるはずなので、そうすれば竹を食べ始めるようになるとのことでした。

※以下の写真はすべて２０１１年９月１３日に撮影。


海「おはよう！」
ミルクタイムは９時４５分からなので、開園後すぐにパンダランドへ向かい待機。先に出てきたのは兄の海浜でした。


陽「ミルク、ミルク...」
続いて陽浜も登場。


途中でちょっと駄々をこねましたが、無事にやぐらの上に到着しました。


海「そのミルクちょうだい！」
飼育員さんの腕をかんでます。痛くないのかな・・・


今度は右側でもめる双子。とにかく早くミルクが欲しいので、飼育員さんがちょっとでも動くとついていきます（笑


ごくごく・・・
やっともらえた双子。左が海浜、右が陽浜です。


５ヶ月前と大きく変わっていたのが、ミルクを哺乳瓶２本分飲むようになったこと。以前見た時は、その日の朝良浜から授乳した方には１本しか与えていませんでした。
ということで２本目に突入しました。海浜・陽浜が入れ替えられました。


ミルクの後はおやつのリンゴをもらいます。


こちらは陽浜。
リンゴは一切れではなく、いくつかもらっていたようです。


海「おいしかった！」
海浜はもう食べ終わったようです。


食後のまったりした時間。左でごろごろしてるのが海浜。


陽浜は竹で遊び始めました。


海「ねえ、ママはまだ来ないの？」
一方の海浜はバックヤードへの入り口付近へ。ミルクタイムの片づけを始めた飼育員さんを見ながら、良浜を待っているようです。


良「おはよう！ちゃんと眠れた？」
数分後、良浜登場。夜は子どもたちと別の部屋で寝ているとのことなので、前日の夕方以来の再会のはずです。

ところで↑の写真、海浜か陽浜なのかが不明だったりします。
前の写真の流れを考えればこの入り口付近にいた海浜のはずなのですが、この直後の写真を見ると足の裏が白くて陽浜っぽい特徴もあるし・・・


さて、今回の訪問で海＆陽も成長したなあ、といちばん実感したのがこの写真。


先ほどの直後、つまり良浜が現れてすぐに撮ったものです。双子は真っ先に良浜のところに向かい、お乳を飲み始めたのです。
おそらくミルクタイムでもらった哺乳瓶２本のミルクだけでは足りなかったのでしょう。大きさの比較もさることながら、このミルクを飲む量を見ると特に双子の成長を感じました。

おそらくあと数ヶ月で海浜・陽浜は竹を食べ始めるようになるとのこと。
ということは、彼らが親子３頭で暮らすのもあとわずかということになります。