アーセナル－リバプール

観戦日　4/3(木)　　　　　　　
　
愛丸’ｓ　チェック　　　　　　　　
ＣＬのクオーターファイナル。
アーセナル－リバプールはこの後のプレミアでも対戦するわけで、これが３連戦の緒戦。
アーセナルはホームでしっかり勝利したいところ。
ちょっと元気がなくなってきてるのが気にはなるが、いつものサッカーができれば問題ないはず。
なにせ、あのミランに勝ってきたわけで。
ミランを相手にするよりかはぜんぜん戦いやすいはず。
リバプールは勝つことにこしたことはないが、ゴールを奪ってのドローなんてことでも万々歳。
負けないサッカーに徹してくるはず。

試合はアーセナルの元気のなさがもろに出たかたちに。
あの流れるようなパスサッカーは鳴りを潜めた。
選手全員から疲れが感じられる。
元気なはずのＶ・ペルシがそれを補うような働きができるんなら問題なかったんだが・・・。
ただ、この男のミドルから得たＣＫから得点したわけで、何もしてなかったわけではなかった。
入ってもおかしくないシュートを放って、これが決まってれば、まだ流れに乗れてたかもしれんが。
アーセナルは早い時間からもっと攻撃的にいった方がよかった。
右サイドがエブエ、トゥレと攻撃に問題があるわけではないが、どうしても守備的に振舞ってる印象がある。
そうすると右の前にウォルコットを先発させた方がよかった。
まだ１試合を戦い抜くフィジカルに問題があるのかもしれんが、先に点を取って、選手交代ってかたちで乗り切ればいい。
ベンゲルに臆病風が吹いたか。
たしかにロシツキが長いこと戦列を離れ、ディアビもパッとしない状況だと、こういう布陣で戦わざるをえないのかもしれんが、これは大事なＣＬ。
いつもの攻撃性を消すようなサッカーだと、そううまくことが運ぶわけがない。
自分たちの戦い方に徹してこそ勝利は掴める。
もう休みなくリバプールとの戦いが続くし、プレミアもないがしろにするわけにもいかない。
週末も来週のアンフィールドでの２ｌｅｇもどちらも全力投球なはず。
気持ちで戦うしかない。
なにかきっかけがつかめれば、この１－１ドローも痛手にならないで済むかもしれないが・・・。
アーセナルが逆境に強いチームって印象がないのは気になるが・・・。
リバプールはやりたいサッカーがしっかりできてた。
いつものアーセナルで来てたら、リバプールはこの結果で試合を終わることができなかったはずだが。
リバプールってチームにはいつも運が味方してくれる。
あれだけ疲れてるアーセナルが相手だったら、インテルと試合をするよりもやりやすかったはず。
インテルもそうだったが、リバプールと対戦するチームはだいたい調子の波が下り坂にある。
しっかり守れてた印象はあったが、何かがずば抜けてよかったということはなかった。
ただ、一瞬一瞬で輝いた選手が多かった。
得点シーンでのジェラードの単独突破は見事なもんだった。
ジェラードがあんな縦突破を成功させるシーンなんて今まで見たことがない。
アーセナルのＤＦ陣のぬるさもあったが、あの突破で全てが決まった。
ここからのパスにうまく反応したカイトも攻撃で輝いたのはこのときだけ。
後半、うまくシュートに持っていったシーンはあったが、これはアルムニアにセーブされた。
ただ、守備ではうまくカラガーと連携してうまく守れてた。
これはアウエーでの１ｌｅｇだし、守備で目立ったことはわるくない。
アンフィールドでの試合も守備で貢献しそうだが、０－０で終われればベスト４だし、これでＯＫ。
この１－１はリバプールにとっては万々歳の結果。
ただ、これで気を抜くのが心配。
プレミアでのアーセナル戦はうまく選手を休ませて、２ｌｅｇに備えてくると思うが、慢心が一番怖い。
ベニテスのことだから、しっかり纏め上げるとは思うが・・・。

スコア　１－１

＜得点者＞　
アーセナル　　　アデバイヨール
リバプール　　　カイト
～愛丸's ＭＶＰ～
レイナ（やっぱりこの男の安定感はすごい。開始早々に飛び出してアデバイヨールに振り切られたのは愛嬌か。この状態なら２ｌｅｇも頼り切っていい）