愛丸のサッカー観戦記

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マンチェスターU-ボルトン

2009-10-18 13:30:20 | プレミアリーグ
観戦日 10/18(日)       

愛丸’s チェック
前節、ドロー劇を演じたユナイテッド。
いいところがなかったできで、サー・アレックスも怒り心頭だったらしい。
インターナショナルマッチウイーク明けで、ユナイテッドはコンディションに一抹の不安が。
ただ、今ユナイテッドを支えてるのが、ベテラン勢。
しっかりここに向けて準備できてるはず。
ルーニーがけがで欠場するが、ここでユナイテッドの層の厚さが試される。
ボルトンは最近負けてない。
勝ててるわけでもないが、降格を避けるためには負けないことが一番。
あのフィジカルサッカーは健在で、ビッグ4にはこれが有効的。
K・デイビスががんばって落としたボールをうまくつなぐことができれば、チャンスがないわけでもない。
M・テイラーのキックの精度もなかなかのものだし、自分たちのサッカーを徹底できれば。

ユナイテッドはサイドを攻略して、いい形で2点を取り、楽勝ムードで終われる試合だった。
これが、思いのほかボルトンのあのサッカーに苦労した。
75分に失点してからは、ホイッスルが鳴るまでボルトンペース。
ここまで押し込まれるユナイテッドをなかなか見ることはできない。
同じレベルのチームには強さを発揮できるんだが、ここまでキックアンドラッシュのサッカーを徹底されると、王者も苦しむ。
ただ、押し込まれたが、失点をしなかったのはさすが。
ミスマッチになってたエブラを下げてオシェイを投入したりとサー・アレックスも最後は余裕の交代劇ではなかった。
ATに入り、ギグスが1分以上ボールをキープできてたことで、失点は防げたのかも。
やっぱり頼るのはベテランか。
このギグス、先制点でもエブラの左サイドの突破を見事に演出。
自分でいける力もまだ持ってるし、今、絶好調かも。
この男に頼ることがまだまだ多くなりそう。
2点目は右を崩してのバレンシアのプレミア初ゴール。
これをうまく演出したのが、ひさしぶりにスタメンに名を連ねたG・ネビル。
あのスピードに乗ったオーバーラップには、全く衰えを感じなかった。
バレンシアとのコンビもよかったし、この2週間空いた間にG・ネビルは体調を整えてきてた。
押し込まれた75分過ぎからも、あの身長で、なんとかボルトンの巨人たちに立ち向かっていった。
ベテランたちのこういった気持ちが全面に押し出されたプレーをウェルベックあたりには見習ってもらいたい。
ルーニーがいなかったトップはオーウェンとベルバトフの2トップ。
まずまずのコンビを披露できてたが、オーウェンは後半消える時間が多かった。
ベルバトフはチャンスメイクもしつつ、点を取ることには力を入れてた。
惜しいジャンピングボレーを2つも披露し、状態はよくなってきてる。
ルーニーと、これだけのコンビができれば、ユナイテッドの得点はもっと増えてくるはず。
ボルトンは2点をリードされても諦めず、戦う気持ちを切らさなかった。
2-1と破れはしたが、ボルトンのいいところが多く見られた。
なんと言っても、ボルトンはK・デイビスのチーム。
リオ、エバンスを向こうに回しても、高さ、フィジカル勝負で負けるkとはなかった。
あのからだを張ったポストプレーは見事。
サイドに流れて、チャンスメイクもできてるし、ボルトンは1トップにこの男を固定して戦えれば、そう無様な試合はしないだろう。
その下の選手たちもよくポジションチェンジをして工夫した攻撃は見られた。
イ・チョンヨンなんかは右で攻撃を守備にしっかり動けてた。
ガードナーがもっと目立つようになったら、まだ魅力的な攻撃はできたんだろうが・・・。
守備では前半にサイドを攻略されたり、裏を簡単に取られたりと、不安定なところは見られたが、ヤースケライネンがここってところでは、ビッグセーブを連発。
一線級でもまだやれることを証明してみせた。
ボルトンは守備をもうちょっと安定させ、なんとかあのフィジカル勝負の攻撃につなげれば。勝ち点を取ることはそう難しくないはず。
この気持ちを絶えず持ててれば、降格ってことはないだろうし、ベスト10にも余裕で入れるだろう。

スコア 2-1

<得点者> 
マンチェスターU  OG、バレンシア
ボルトン      M・テイラー    
~愛丸's MVP~
ギグス(押されこまれたあの時間に、CK付近でのボールキープが全て。あのプレーでボルトンの気持ちを萎えさせた。ウェルベックも見習わないと)