愛丸のサッカー観戦記

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ストーク・シティ-トットナム

2011-12-15 10:24:06 | プレミアリーグ
観戦日 12/15(木)       

愛丸’s チェック
ELでグループ突破を決めたストーク。
このサッカーがヨーロッパでの舞台で通用することを証明してみせた。
次の目標は、ここブリタニアでスパーズを止めること。
相手は、破竹の6連勝中で、なかなか止めるのは難しいかもしれん。
ただ、この地ではどんな強豪も苦しむことで有名。
自分たちのサッカーを最後まで貫けば光も見えてくる。
スパーズはパーカー加入後、11戦負けなしで、連勝も6まで伸ばしてる。
1試合消化が少ないし、これも取ったと仮定して、ここで勝ち点3が奪えれば、首位のシティとは1P差ってことに。
スパーズはここでも連勝を伸ばすことができるのか。

ストークが、ストークらしい戦い方でスパーズを止めることに成功。
今節のプレミアは、ここまで絶好調だった2チームが敗戦を喫する結果に。
ストークは、ほんと、ブリタニアでは自信を持ってプレーできてる。
やることが明確で、選手たちもしっかりそれを理解してるし、いい結果を出すことに向かって、誰もさぼることがない。
90分、ほんとに集中が途切れなかった。
守備になると、クラウチまでセンターラインよりも下がってプレーしてるし、2ラインの足並みが揃ってる。
この2ラインを崩すのは至難の技だろうし、フィジカル勝負をしても、勝ち目はない。
それに戻ってきたセーレンセンも当たってたし、こうなると、流れの中から点を奪うのは難しい。
自信をもって守備をしてる印象で、不慣れな右のSBに入ったウッドゲイトも中盤の選手と連携してG・ベイルに対応した。
ここまできっちり守備をできるチームもそういないし、これがアウエーでもやれれば、もっと順位を上げれる。
運も味方につけた部分もあったが、これも実力のうち。
カブールが、ファーへ流れてきたボールをシュートしたシーン、流れの中ではフートが見事のライン上でクリアしたかに思えたんだが、よく見ると、ショークロスが肘でクリア。
これをハンドと認められたらこの勝利はなかった。
攻撃では、自慢のフィジカルを活かしての2ゴール。
ひとつは、右からショットンのクロスをウォルターズがギャラスに競り勝ち、こぼれたボールをクラウチが粘って繋いで、逆サイドから走り込んだエザリントンが押し込む。
これと、全く似た形で、2点目はお得意のロングスローからウォルターズがフリックしてまたしてもエザリントン。
スパーズは同じような形でやられてしまった。
クラウチをうまく使って、ウォルターズが競るこの形は、ストークが得意にしてるプレーなんだろう。
ロングスルーと言えばデラップって印象が強いんだが、この試合はショットンがこの仕事を担った。
速いボールを供給できないが、飛距離は十分。
ストークは誰もがロングスローの練習もしてるんだろうか・・・。
好調スパーズを止め、順位も上がってくるだろうし、このままいけば、2シーズン連続のELも夢ではない。
スパーズは、ここで連勝がストップ。
戦いにくい相手だったことは重々承知してただろうが、最後まであの高い壁を崩すことができなかった。
決定機はミドルがほとんどで、奪った得点もPKの1点のみ。
左でなんとかG・ベイルが突破して、速いクロスを供給するも、中にアデバ1枚では辛い。
後半頭からデフォーを投入し、2トップにしても状況は変わらず。
パーカーが2列目から飛び出していくつかチャンスを作るも決定機には繋がらず。
あれだけ4枚がきっちり守備に回られると、なかなか崩すのは難しいし、ミドルに頼る攻撃もわかる。
ただ、いいシュートを放っても、セーレンセンが立ちはだかってるし、これでも崩せない。
手を変え品を変え、なんとか点を奪おうと努力をするも、この試合でのストークの守備がスパーズを上回った。
だいぶ押し込み出した時間に、カブールが2枚目を頂戴して退場になったのも、いい流れを断ち切った原因に。
カブールの高さは、ストークにも対抗できる武器だったし、セットプレーからの特典源を失った形に。
スパーズもストーク同様、最後までしっかり戦うことはできてたし、いつかは連勝はストップするもの。
これでも、まだ上位には踏みとどまることができるし、この敗戦を引きずらないならいいが・・・。
あとは、延期になった開幕戦がどこに組み込まれるか。
プレミアは12月の後半は厳しい日程になってくるし、あまりハードな日程にならなければ、まだ優勝を狙える位置で戦うことができる。

 
スコア
2-1
<得点者> 
ストーク・シティ  エザリントン×2
トットナム     アデバヨール                

~愛丸's MVP~
セーレンセン(ストークの選手全員が最高のプレーを披露したが、この男のミドルへの対応が見事だったから失点をPKの1つだけに抑えることができた。DFラインとの連携もいいし、この守備はなかなか崩せない)