愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

チェルシー-マンチェスターC

2011-12-13 09:04:27 | プレミアリーグ
観戦日 12/13(火)       

愛丸’s チェック
前節、ニューカッスルに大勝し、ミッドウイークのバレンシア戦も快勝でグループリーグを突破。
ようやく、チェルシーが本来の力を発揮し始めた。
ただ、これがヴィラス・ボアスのやりたいサッカーかどうかわからないが、今は結果を残すことが第一。
この大事なシティとの大一番でも結果を出すようなことになれば、優勝戦線に踏みとどまることができる。
シティはCLの敗退が決まり、全てをプレミアに注いでくることだろう。
ロンドンのビッグクラブとの連戦だが、CLでの敗退のダメージを引きずってないなら、このまま無敗を継続することができるはず。
ただ、悪い流れのまま試合をやることになれば、一気に下のチームに食われることも・・・。

チェルシーは、立ち上がり早々の失点で、やっぱりまだ調子は戻ってないかに思われた。
失点をしてからも、何かバタバタした印象があったが、シティも今まで見せたような迫力満点の攻撃を展開してこず、ここでリズムを取り戻せたか。
D・ルイスがサスペンションで出場できず、テリーのパートナーはイバノビッチ。
右にボジングワが入ったんだが、まずは、ここの連携のまずさで失点。
かなり印象の悪い失点だったが、すぐさま修正できたのがよかった。
ボジングワは、守備のことを引きずることなく、攻撃面でうまく貢献しようと思ったのか、スタリッジとの縦の関係がかなり効果的だった。
サイドをうまく攻略したことで、シティの左サイドからの攻撃の威力がまるでなかったし、ここでは、ヴィラス・ボアスのやりたいサッカーってのが体現できてた。
それと、なんと言っても今はドログバのチーム。
守備を意識しながらのサッカーをやってる中で、ロングボールをあれだけキープしてくれれば、押し上げる時間も稼げる。
ミドルを放った際に左足を痛めたかに思われたが、これが大事には至らなくてよかった。
今、この男がいなくなってしまったら、チェルシーは崩壊してしまう。
前線の3人が好調だし、インサイドハーフのR・メイレレス、ラミレスも時間の経過とともに状態がよくなってきたし、ここがうまく機能すれば、大抵の相手に太刀打ちできる。
それが無敗のシティであっても。
中盤を守備的にしてきたシティでも、後半に入ったら、かなりチェルシーに主導権を握られてしまった。
このチェルシーの時間が続く中、クリシが2枚目をもらって退場。
数的優位になったチェルシーは、ここぞとばかりに攻め立て、なんと、逆転ゴールをゲット。
PKでのゴールだったが、このPKもさることながら、スタリッジのカットインからのシュートがあってからこそ。
クリシがいなくなったのも、このサイドを攻略してたからで、この逆転勝利、チェルシーの右サイドが機能したから。
チェルシーは、シティにプレミアで今シーズン初黒星をつけ、これで勝ち点差も7Pに縮め、これから冬の厳しい日程の中、勝利を続ければ、プレミアの優勝争いを混沌とさせることができそう。
かなり大きな勝利になった。
シティは、立ち上がりの得点で、CL敗退の痛手はぬぐい去ったかに思われた。
ただ、この点でどこか後ろに重心がいってしまい、決定機をなかなか作り出すことができず。
もっと追加点を狙うサッカーをやればよかったんだが、マンチーニの悪い部分が出てしまった。
このロンドンとのビッグクラブとの連戦も負けないで終えるようだと、ますます手が付けられない状況だったんだが、シティも同じプレミアのチーム。
この敗戦から何か学ぶこともあるだろう。
攻撃をバロテッリ、アグエロ、D・シルバに任せ、ヤヤ・トゥレもいつもよりも攻撃を自重。
中盤のバランスを取る仕事に徹したが、もっとここが積極的にならないと、チャンスは生まれない。
畳み掛ければ、この試合でのチェルシーの立ち上がりはよくなかったから、ここでの選択を間違ってしまった。
時間が経過し、チェルシーに勢いが付いてからは、後手に回ることが多かったし、後半の入り方も最低なもの。
1-1に追いつかれ、なおかつクリシが退場になってからは、とにかくこのまま試合を終わらせることに終始。
左サイドが手薄になったことで、もっとここを強化するべきだったが、サバレタをこっちサイドに回しただけで、これといった手を打たず、ここをやられてPKを献上。
負けるときとはこんなものだが、シティは、ここでズルズルいかないこと。
次節、アーセナルとの試合が控えてるが、ここに勝利できれば、この順位のまま踏みとどまることができる。
プレミアをおもしろくするには、シティ旋風を続けないといけない。
 
スコア
2-1
<得点者> 
チェルシー    R・メイレレス、ランパード
マンチェスターC バロテッリ                

~愛丸's MVP~
スタリッジ(この男は、しっかりヴィラス・ボアスの要求に応えてる。あれだけサイドで起点になって、個人技も冴えてるし、フィニッシュにも多く絡む。点を取るって気持ちが一番強い選手だし、2点ともこの男が絡んでのもの)