愛丸のサッカー観戦記

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デフェンソール-エストゥディアンデス(リベルタドーレス QF1leg)

2009-06-14 10:42:03 | その他
観戦日 6/14(日)       

愛丸’s チェック
ボカを下して、ここまで進出してきたデフェンソール。
まさか、あのボカに勝てるとは・・・。
この準々決勝もアルゼンチンのチームとの対戦。
昨シーズン、アトラスがことごとくアルゼンチンのチームを撃破したようなことになるのか。
センテナリオで、まずは結果を出したいところ。
エストゥデアンテスは完全にベロンのチームに。
シメオネが率いてトルネオ・クラウスーラを制した頃のチームとはがらり変わってる。
それでも、このリベルタでここまで来てるんだから、チーム状態は安定してるんだろう。
チームの得点源でもある、ガストンが負傷離脱中なのは気になるが、安定した守備で、ここはフエラの試合らしく戦ってくることだろう。
しっかりした守備の中から、ワンチャンスをものにして、アウエーゴールをひとつでも多く手にしたい。

デフェンソールは自分たちのサッカーを展開できなかった。
攻撃的なチームなのか、守備的なチームなのか、よくわからないが、カーサってことを考えると、あまりにもチャンスが少なすぎた。
もっと攻撃的に振舞うものだと思ってたが、エストゥディアンテスの守備力がこれを上回ったのか。
唯一のアルゼンチン人である、ボカの下部組織出身のマルシャンが時折、これはってプレーを見せてはくれたが、これが点に繋がることはなかった。
中盤でのパスミスも多かったし、どうもスピードに欠ける。
カウンターを仕掛けれそうな場面でも、もたもたすることが多かったし、パスを受ける選手が後ろ向きだったりと、日本代表のプレーを見てるようだった。
これで、よくボカに勝てたものだ。
あのボカを破ってのベスト8進出だったわけで、もっと魅力的なチームかと思ったが、残念。
ただ、守備面でもそう悪くはなかった。
セットプレーから失点を喫してしまったが、流れの中からは失点を許さなかった。
エストゥディアンテスが、そこまで攻撃的にこなかったことと、ガストンがいなかったこともあるんだろうが、これは2legに繋がるものだった。
0-1と決して満足できる結果ではなかったが、ボンボネーラであのサッカーができたんだから、次もって思いはあるかも。
ただ、これが、慢心を生んでるようだと・・・。
ナシオナルもベスト8に進出しており、同国のライバルよりは上に行きたいんだろうが、はたしてどうなるか。
見てる側としては、ブラジルとアルゼンチンのチームでベスト4を占めてほしいんだが・・・。
デフェンソールはフエラで2点以上が必要だから、もっと攻撃的に振舞ってもらいたい。
エストゥディアンテスはあの頃の爆発力は感じられなかったが、安定感は増してるような。
完全にベロンのチームと化しており、ボールを奪ったら、誰もがベロンを見てる。
こういう徹底した戦い方ができてるのが強みなのか。
ベロンもチームメイトから信頼されてるのがわかるようなプレーぶりだった。
パスは皆無だし、ボールのスピードも正確性も、味方がひじょうにプレーしやすいようなパスを供給してる。
まだ代表に呼ばれるのもわかる。
スタミナ面での心配も、このプレーを見てると、払拭させてくれる。
ただ、ここまでベロン頼みになると、もしベロンがサスペンシオンやらけがやらでいなくなったら・・・。
シメオネ時代にはJ・ソサがその代わりをやってのけたが、今は、誰が代わりをやるのか。
この1試合だけでは確認できなかった。
注目してた、右のラテラルのアンヘレリはセットプレーでの小競り合いで、前半で一発ロハ。
代表にも呼ばれたことがある選手で、もっと見たかったが、退場になってはしょうがない。
けんか両成敗でクルベロもロハだったんだが、注意でもよかったようなプレーだった。
それともうひとりの注目選手、GKのアンドゥハル。
マラドーナはこの男を第3GKにって考えがあるみたいだが、飛び出す勇気はかなりのものがある。
流れの中でも飛び出しはぴか一なんだが、セットプレーとなると、ちょっと冷や冷やする場面が。
出ることに戸惑いを感じないGKがよくやらかすようなプレーがいくつか見られた。
まだまだ経験を積まないと。
ただ、この飛び出しで決定的な場面を防いだのもたしか。
早くガストンのいるエストゥディアンテスを見たい。

スコア 0-1

<得点者> 
エストゥディアンテス  デサバド
~愛丸's MVP~
ベロン(これだけのプレーができれば、マラドーナもほっとかないだろう。完全にチームの心臓に。周りが信頼するのもわかるプレーを披露)