愛丸のサッカー観戦記

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バレンシア-エスパニョール

2011-12-04 18:11:28 | リーガエスパニョーラ
観戦日 12/4(日)       

愛丸’s チェック
2強を追うバレンシア。
この試合も大事なんだが、バレンシアは、もうミッドウイークのチェルシー戦のことで頭がいっぱいだろう。
リーガでの優勝を諦めてるってことはまだないだろうが、どこかに上の2つには敵わないって思ってるはず。
あおれなら、この3位をキープしながら、まずは、CLのグループの突破を決めること。
それに向けての準備になる試合。
エスパは現在勝ち点17Pで9位。
可もなく不可もなくといったところか。
なかなか点が取れず苦しんでるみたいだが、攻撃は水ものだし、安定した守備があれば、それはそれで結果を出せるはず。
今のエスパはまさにその状況に置かれてるような・・・。

バレンシアは決して誉められる内容ではなかったが、きっちり勝ち点3を奪うことができた。
ソルダード、ジョナスを休ませ、この試合は、アドゥリスの1トップに、その下に左からJ・アルバ、P・エルナンデス、ピアッティを並べる布陣。
これを見て思ったのは、エメリもピアッティのい復活に期待してるんだなってこと。
この男がいち早く戦力になってくれれば、攻撃の幅が広がるんだが・・・。
この試合でも、ゴールは生まれず、途中交代。
ただ、エスパの高い位置からのプレスにバレンシアはかなり苦しんでたし、いい攻撃が展開できなかったのは確か。
カウンターからも多くのチャンスが生まれたわけでもないし、こうなると、ピアッティはそう活きてこない。
それでも、アルメリア時代は、独力で局面を打開するドリブル突破があったし、これをバレンシアでも披露してもらいたいんだが・・・。
エメリは見放さず、使ってあげてるから、いつか、ピアッティの良さが開花するはず。
その日を待ってよう。
先にも述べたが、エスパの守備に苦労し、ポセッシオンでのエスパが上回る状況で、流れの中から決定機を作り出せずに苦しんだが、セットプレーからの得点でなんとか勝利。
どちらもティノ・コスタのCKから。
前半の早い時間では、このCKのときにデアルベールがエリア内で倒されPKを獲得し、追いつかれてからのCKでは最高のキックからソルダードがカベッサ。
効率のいい得点で、2-1と勝利。
ほんと、見せ場は、このCKぐらいしかなく、かなり押し込まれる展開になったが、エスパの攻撃にも耐え、なんとか2強に食らいつくこよができてる。
クラシコで潰し合う次節、バレンシアは取りこぼさないようにしないといけないんだが、何といってもチェルシー戦が控えてる。
チェルシーがきっちり決めてくれてれば、そう難しい試合にならなかったはずが、この直接対決でグループの突破が決まる状況に。
それだから、ソルダード、ジョナスを控えに置いたんだろうが、最後はこのふたりに頼る始末。
結果を出してくれたからよかったが、疲労だけ貯める結果になってたら、目も当てられなかった。
それにしても、ジョナスの状態がすこぶるいい。
時間が経過し、この男のキープ力が活きた。
時間を使いたいし、なんとか守備陣に息をつかせるためには、この男のキープ力は必要。
いい試運転ってことで、ソルダード同様、スタンフォード・ブリッジで暴れてきてもらいたい。
エスパは自分たちのサッカーをやり抜くことができた。
ただ、やっぱり得点力不足が・・・。
トップのアルバロは、U-20のスペイン代表で頭角を表したみたいで、その片鱗は時折見せることができたが、まだこの舞台でエースと呼ばれるまでの選手じゃない。
万全だったら、パンディアーニ、S・ガルシアあたりが頼りになるだろうし、トップがからだを張ってやってくれるようじゃないと。
2列目は、いい働きができてた。
とくに左のティエビ。
初めて見た選手だが、スピードもあるし、テクニックもなかなかのものを秘めてる。
前半はバラガン、後半はブルーノと、対峙するバレンシアのラテラルが苦労させられてた。
エスパ唯一の得点も、この男が右に流れてからのクロスからだったし、この男をうまく活かすようなサッカーができれば、点を取ることに困らないはず。
逆サイドのバイスもだいぶリーガの雰囲気に慣れてきたみたいだし、この両サイドをベルドゥがうまくコントロールする展開に持ち込めば、このチームはおもしろくなる。
とにかく、まだベストの布陣が組めてないみたいだし、これがポッチェティーノの思い描くチーム作りができれば、EL圏で戦えるチームに変わってくるだろう。
 
スコア
2-1
<得点者> 
バレンシア   ティノ・コスタ、ソルダード
エスパニョール V・モレノ                

~愛丸's MVP~
J・アルバ(中盤でのラテラルとしても、いい働きを披露。マテューとの関係もすこぶるいいし、スタミナがある分、こっちが最後までチームのために戦うことができる。前、後ろの選択が何きっかけかわからないが、どちらでもしっかりやれてる)