愛丸のサッカー観戦記

日本代表から欧州・南米などなど
※掲載された試合にのみコメントはして下さい

バルセロナ-シェレス

2010-04-29 12:13:49 | リーガエスパニョーラ
観戦日 4/29(木)       

愛丸’s チェック
バルサはリーガでまだ首位にいるんだが、チーム状況はマドリーより下なような・・・。
CLでのインテル戦がそうとう影響してそう。
空港が使えず、バスでの移動ってのがかなりコンディションを悪くしてるのかも。
それでいて、インテルに完敗したわけで、まさに踏んだり蹴ったり。
クラシコの勝利で、ぐっとチーム状態はよくなったはずなんだが、ここに落とし穴があったとは。
シェレスは現在リーガで最下位。
まだ降格が決まったわけではないが、かなり苦しい状況なのは間違いない。
チーム状態が下がってるとは言え、バルサはバルサだし、カンプノウでの試合ってことを考えると、ここで勝ち点3ってのは望めない。
それならば、なんとか勝ち点1でも持って帰れれば。

バルサはバルサらしいサッカーを展開できなかったが、なんとか3-1と勝利することができた。
相手が相手だったから助かった勝利か。
インテル戦でもそうだったが、チーム全体が連動してのバルサらしいサッカーがどうも展開できてない。
クラシコに全てを注ぎ込んでしまった感じ。
この試合、メッシをスタメンから外し、休養を与えたかったペップだろうが、後半の頭からメッシを使うはめに。
インテル戦で、動きの悪さを指摘されたズラタンだったが、この試合でも、これといった活躍はできなかった。
格下相手だったが、自慢のフィジカルとテクニックを封印され、いいところを引き出せず。
ただ、1得点、1アシストと結果は出せたのはせめてもの救いか。
それでもカンプノウのバルセロニスタの反応はいまいち。
久しぶりのスタメンだったアンリも点は決めたが、こちらもパッとせず。
切れが感じられないし、左での突破も皆無。
このFWふたりをどう使っていくか。
やっぱり今のバルサはメッシのチーム。
後半、この男が投入され、ボールの収まり所もでき、この男の仕掛けで、ディフェンスを引き付けることもできた。
チャビの輝きも増したのは、メッシが投入したから。
これに早くイニエスタが万全の状態で使うことができたら、バルサらしさも戻ってくるんだろうが・・・。
この試合でのバルサ、ボールポセッシオンって面ではいつもの数字を叩き出してるんだが、このポセッシオンってのが、効果的ではない。
ここでのパスミスもあったし、このような試合をミッドウイークでの展開することになると、連覇ってのは難しくなってしまう。
チームの魂であるプジョルがサスペンシオンだし、チーム状態が低下してるこの状況を誰が引き上げてくれるのか。
3-1という勝利だけが、いい部分で、内容については全く見せ場がなかった。
インテルがいい勝ち方し、CLまでに間があることを考えると、バルサがこのラウンドで散ることは多いに考えられる。
ただ、休ませたい選手をそれなりに休ませることはできたし、その休養をもらった選手が奮起してくれれば・・・。
シェレスは、まだ降格が決まったわけではないが、20位とかなり苦しい状況。
これが選手を熱くした要因だとは思わないが、ロハが2枚、アマリージャが9枚をかなり荒れたサッカーを展開。
そこまでバルサ相手に熱くなる必要はなかったように思うが、どうして、ここまで熱くなってしまったのか。
残留への思いっていえばそれまでだが、まだシーズンはこれで終わるわけではない。
今後のことを考えると、このタルヘタはどう考えてももらいすぎ。
次節に出場できない選手がどれだけいることか。
2点を奪われ、その直後に一発返したまではよかったんだが、ここからだらけたバルサを追い込むことができなかった。
ただ、相手をつぶすことだけに終始し、これでは勝ち点をもぎ取ることはできない。
もっと冷静になって戦うことができれば、このバルサ相手だったら、なんとかできたかもしれんのに・・・。
この辺の試合展開ってことでこの順位に沈んでるんだろう。
この試合を見る限り、シェレスが来シーズンもプリメーラでプレーすることはないはず。
これだけ危険なプレーを多く見せたシェレスだったが、バルサの主力にケガをさせなかったことだけが救いだった。

スコア 3-1

<得点者> 
バルセロナ   ジェフレン、アンリ、イブラヒモビッチ
シェレス    M・ベルメホ    
~愛丸's MVP~
プジョル(右のラテラルでのプレーだったが、ここってところでの熱い魂は感じられた。この男が大事なインテルとの2legにいないのはでかい)