愛丸のサッカー観戦記

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チェルシー-ストーク・シティ

2010-04-30 12:22:28 | プレミアリーグ
観戦日 4/30(金)       

愛丸’s チェック
ユナイテッドに1P差をつけて首位に立ってるチェルシー。
前節、ロンドンの宿敵スパーズに破れなければ、プレミア制覇にだいぶ近づいてたんだが・・・。
前日、ユナイテッドはそのスパーズに勝利し、チェルシーにプレッシャーをかけてきた。
ただ、チェルシーも勝つ続ければいい。
そうなれば、ユナイテッドも追いつけないわけで、アンチェロッティもそれを声高に叫んでるみたい。
この試合、全く難しいことはなく、いい流れをつかむ結果になるはず。
ストークは、残留も決め、もうシーズンのモチベーションはなくなってるはず。
これがホームでの試合だったら、まだ戦う気持ちも出てくるんだろうが、アウエーだし、無様な試合をしないことだけ考えてるだろう。
ただ、2010年になってアウエーで好調をキープしてるし、気持ちの持ち方ひとつで、何かやってくれるかも。

チェルシーは、ユナイテッドに追い上げられる展開で、それなりにプレッシャーもあっただろうが、スイークから7得点を挙げ圧勝。
この終盤戦の大事な時期にぐっとチームの士気が上がる結果に。
前節、スパーズに破れ、お尻に火が着いた状況になったが、そのプレッシャーは微塵も感じられなかった。
テリーがサスペンションでいないことも全く影響がなく、テリーにとったらいい休養になっただろう。
1点を奪ってからは、一方的な展開で、放ったシュートの数は30本以上。
練習よりもシュートを放ったかも。
ここまでなかなかスタメンで起用されなかったカルーがこの試合大爆発。
ハットトリックに、PKをゲットするドリブル突破。
この男が、ここにきてかなり状態を上げてきた。
3トップに一角に、この男を起用できれば、マルダをインサイドハーフの左で起用できる。
そうなると、攻撃に厚みが出るし、さらに攻撃の幅が広がる。
A・コールも復帰してきたし、残り2試合、負けずに戦うことができそう。
ランパードも疲れ知らずで、この試合で2得点。
PKをきっちり決め、2点目は、ハッチンソンのクロスをファーでジャンピングしながら、右足のアウトで合わせるトリッキーなゴール。
ここに状態の良さを伺える。
アネルカ、ドログバに得点が生まれなかったのは、気になる点だが、それでもチームで7得点さぢ、チーム状態は間違いなくアップしてる。
それに、右のSBハッチンソン、トップのスタリッジと若手を途中から起用できたのも、来シーズンに向けての収穫か。
スタリッジはいまさらいろいろ言うことはないが、右SBのハッチンソンは、これから化けてくれるかも。
試合が決まった状況での起用だったが、あの積極性は買える。
縦への突破だけでなく、J・コールとのコンビで中に入ったり、ランパードの得点のクロスだったり、もっと使ってもらえれば、成長も早くなるだろう。
次節の大事なリバプール戦で、スタメンってことはないだろうが、来シーズンはもっと試してもいいと思う。
守備に関しては、ストークの攻撃があまりにもしょっぱかったため、試合をやりながらゆっくり休むことができただろう。
ユナイテッドに追い上げられる状況で、気持ち的にきつい時期だろうが、この大勝で、だいぶ楽になっただろう。
これで気が抜けるとも考えられないし、優勝に向けて、いい勝利になったはず。
ストークは、試合開始から、どうもこの試合に集中しきれてなかった。
なんとなく守ってたら、点が奪われず、危ない場面もセーレンセンが救ってくれてた。
それが、2失点目のとき、セーレンセンが負傷してしまい、ここで、完全に緊張の糸が切れてしまった。
マイボールになっても押し上げる選手はいないし、前線でフラーがボールを受けてもフォローがないし、すぐ潰される状態。
ここまで完璧にやられたんだから、何も言うことはないだろう。
スタンフォード・ブリッジまで応援に駆けつけサポーターのためにも、もっといい試合を見せただろうが・・・。
ここまでモチベーションがないと、こんな結果になってしまう。
ストークの見せ場でもあるデラップのロングスローも全く取れなかったし、どこにも見るべきシーンがなかった。
まっ、残留を決めてるチームだし、ここで優勝争いにけちをつけたくなかったんだろう。
最終節はユナイテッドとの対戦だが、これも、こんな結果になるはず。

スコア 7-0

<得点者> 
チェルシー   カルー×3、ランパード×2、スタリッジ、マルダ    
~愛丸's MVP~
カルー(なかなかスタメンで使われることのなかったこの男が、この大事な時期にハットトリック。この男に乗せられるようにチームも7得点で、プレミア制覇に勢いがついた)