フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

非効率なこと、ひと手間加えること、これが物事を味わい深くする。

2012年04月07日 14時27分48秒 | 書評 小説系
江上剛著、リベンジ・ホテル (講談社文庫)の紹介です。

リベンジ・ホテル (講談社文庫)
クリエーター情報なし
講談社


究極のサービス業として、
ホテルの提供サービスにおけるホスピタリティについては
他業種であっても参考になるところが多々ありますよね。

それゆえ、ホテルのサービスに関するビジネス書は
巷にあふれています。

本書は、就職活動において、さまざまな企業をうけても
内定を勝ち取れなかった主人公が唯一内定をもらった
さびれた地方都市のホテルに就職して成長する物語です。

ホテルが舞台となっているので、サービス業の本質を理解しながら
仕事とは何か、お客さまにサービスを提供することとは何かを
主人公の成長を通じて読者は知ることになります。

読者には、さまざまな立場の方がおられるかもしれませんが
ビジネスを知り尽くした『大人』のビジネスマンであっても
もう一度初心に戻ってあのときの「志」を思い出すのに
この小説は役立つかもしれませんよ。


ともすれば、利益をあげるために
無駄を省き効率を最優先に傾くのが
昨今の企業状況だとは思います。

でも、ちょっと立ち止まって、
非効率な、ひと手間を加えることが
「お客様の感動」につながるということに
思いをめぐらしてもいいかもしれません。


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