フランチャイズ開業&読書日記・・・どこまで行くの?

2010年7月からフランチャイズ店の営業開始。サラリーマンを辞めての再スタートになります。

終わらざる夏 上・中・下 浅田次郎著

2013年07月21日 15時17分05秒 | 書評 小説系
暑い日が続きます。
今日は参議院選挙。投票に行ってきました。
一応参政権を行使していますが、
ここ数年期待はずれが多いですから、
期待はしていません。
国民に迷惑だけはかけないようにしてほしいだけです。

精一杯働き、税金を納め、生きていますから。

社会保障制度にしても
消費税にしても
これまでにどうにかする機会は
いくらでもあったはずと思いますが、
どうすることもできず、ずるずると今に至り、
さて、どうしようもできなくなった問題に関して
本当に解決することができるのでしょうか?
ひとごとみたいにいってますけど(笑)


行き詰った結果、
御破算にするつもりではないかと
考えてしまいます。


日本の国家はつい70年ほど前にも
そうした「前科」をもっています。
国家の運営を行き詰らせた挙句
国民を死の淵まで追い詰め
そうしてなにもかも御破算にしてしまった過去が。
今の与党の政治家たちにはそうした反省が
あまり見うけられません。


一方で、真摯に反省しているようにみえる野党の政治家には、
民主党政権の実例をあげるまでもなく
国政を運営する実力が乏しいようにみえます。

これでは誰を選び、どの政党を選択するために
投票しろというのでしょうか?悲惨な現状です。
棄権したみなさん、お気持ち察します。


『この戦争の真の悲劇は敗戦ではない。
国民の意思にかかわらず戦が始まり、
それを国民の意志と断定して継続したあげくに、敗けたのだ。
すべての民主的な手続きを無視し、勝手に戦い、勝手に敗けた。』


終わらざる夏の下巻p281に書かれてある言葉です。

選挙での勝利と政治権力の無制限行使を
混同する政治家が大きな顔をしている
日本政治の現状で、国家の行う選択が
誤らないという保証はどこにもありません。

むしろ、社会保障制度や税制だけでなく
エネルギー政策や、法科大学院制度など
国家意思が示した選択が間違っていたのでは思う政策は
枚挙にいとまがありません。
おかみのいうことは正しいのではなく
国家は判断を誤ると考えていたほうが
より無難なように思います。

国家が誤らないよう監視するのが
選挙だと考えると、
やっぱり投票に行かなくてはならないのでしょうかね。


終わらざる夏 上 (集英社文庫 あ 36-18)
クリエーター情報なし
集英社


終わらざる夏 中 (集英社文庫 あ 36-19)
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終わらざる夏 下 (集英社文庫 あ 36-20)
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