8月11日ぐらいから断続的にNHKスペシャルで
再放送「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」を放送していて興味深く観ました。
終戦記念日の15日は戦中編「果てしなき戦線拡大の悲劇」も放送され
陸軍よりもむしろ海軍が無謀な戦線の拡大を主張していたと知り、
意外な印象を持ちました。
NHKスペシャルでは
リーダー不在、軍部の組織の問題、メディアや世論の熱狂など
もっぱら日本国内の内部事情によって
戦争へと突き進んだ様子が描かれています。
本書では、うってかわって国際情勢の見地から謀略によって
日本が英米との戦争に引きずり込まれた様子が
小説の形式をとりながら克明に描かれています。
ヒトラー率いるドイツ軍によって追い込まれていた英国チャーチル首相は
どうにかしてアメリカを参戦させることによって窮地を脱する方法を考えていました。
しかし、アメリカの世論は参戦することに反対しており、
一気に米国世論の転換を促す方法として考えられたのが
日本の対米戦争突入、とりわけ真珠湾への奇襲だったというのがあらすじです。
そこに英、米、日、ソのエージェントによる謀略が絡み合い
複雑な様相を呈します。
真珠湾攻撃が英米に仕組まれた罠だったという俗説は根強くささやかれていますが
外的要因と内的要因、意識的と無意識的、いずれにせよ
国家のリーダーが国民全体を死の淵にまで導いたことは間違いなく
われわれ国民はそのことを忘れてはならないと思います。
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再放送「日本人はなぜ戦争へと向かったのか」を放送していて興味深く観ました。
終戦記念日の15日は戦中編「果てしなき戦線拡大の悲劇」も放送され
陸軍よりもむしろ海軍が無謀な戦線の拡大を主張していたと知り、
意外な印象を持ちました。
NHKスペシャルでは
リーダー不在、軍部の組織の問題、メディアや世論の熱狂など
もっぱら日本国内の内部事情によって
戦争へと突き進んだ様子が描かれています。
本書では、うってかわって国際情勢の見地から謀略によって
日本が英米との戦争に引きずり込まれた様子が
小説の形式をとりながら克明に描かれています。
ヒトラー率いるドイツ軍によって追い込まれていた英国チャーチル首相は
どうにかしてアメリカを参戦させることによって窮地を脱する方法を考えていました。
しかし、アメリカの世論は参戦することに反対しており、
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日本の対米戦争突入、とりわけ真珠湾への奇襲だったというのがあらすじです。
そこに英、米、日、ソのエージェントによる謀略が絡み合い
複雑な様相を呈します。
真珠湾攻撃が英米に仕組まれた罠だったという俗説は根強くささやかれていますが
外的要因と内的要因、意識的と無意識的、いずれにせよ
国家のリーダーが国民全体を死の淵にまで導いたことは間違いなく
われわれ国民はそのことを忘れてはならないと思います。
ウェルカム トゥ パールハーバー(上) (角川文庫) | |
クリエーター情報なし | |
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ウェルカム トゥ パールハーバー(下) (角川文庫) | |
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