cuminseed

ちょっとだけスパイシー

雲南省旅行記(24)

2006-09-27 | 雲南省旅行記
ロープーウェイ・バスと乗り継ぎ。
高いトーテムポールを屋根に作った建物まで戻ってきた。
バスから降りるとお土産売り場を通って外に出るようになっているのだが、
一番出口に近いところで、アイスクリームと、
加工牛肉の売り場があった。
ガイドの張さんは
「ここの肉は凄く美味しい!!!
 ここに寄った時は、必ず家族の為に買って帰る」
と言って、中国風生ハムのブロックを買った。
私たちは、サラミと生ハム、ビーフジャーキーを(?)
中国風にブレンドしたような牛肉を干したものを買った。

夏さんはすでに出口で車を止めて、私たちの帰りを待っていた。

ここから妻にバトンタッチ(^^♪

玉龍雪山から車は甘海子に着きました。
張さんは
「春の時季、ここは一番綺麗な所ですよ、
 広い原野で色んな花が一斉に咲き競います」
と説明しましたが、
花の国、日本から来た私たちにとって、このような風景は珍しくないです。
玉龍雪山の高原反応(高山病)もまだ残っているので、
車を降りずに窓から甘海子を眺めました。
甘海子は麗江市から約25キロメートルの所で、海抜2900メートルです。
もとは高山の氷湖でしたが、雪線の上昇に伴って、
溜まった水が減ってだんだん涸れてきた。
そこで「甘海子」と呼ばれるようになりました。
現在の甘海子は、三方を山に囲まれた草原です。
視野はきわめて広くて、環境は静寂で、さながら世外の桃源のようです。
この美しい大草原でちょっと昼寝したいなと思ったのですが、
何も言わず車が去っていってしまいました。
残ったのは夢だけです・・・
甘海子から5キロ、草原から松林の風景に変わったところに、
白水河という玉龍雪山から流れ込む、冷たい河が目の前に現れました。
私たち車から降りて小道に沿って、白水河の近くまで、歩いきました。
河の水は雪山の積雪が解けた後に、岩石層を通って濾過されて、
最後に湧き泉から河になります。
たとえ夏季だとしても、裸足で河に入ると、水の冷たさは骨身までしみる。
それは雪山の泉水の水質です。
白水河の水質はとても清浄で、全然汚染されていません。
河の水に洗い流れた玉石が澄みきっていて底まで見えます。
白石が河の底に敷きつめられていて、水がその上を流れているので、
水の色は更に明るくてきれいで、白水河の名前が付きました。

張さんは「白水河の水で洗眼したら、目がもっときらきらします」と言いました。
私は両手で水をすくって、洗眼しました。
「冷たい~」と言って、嬉しい顔になりました。
私はその話しを信じていました。
夫も片手で水をすくいました。同じように
「冷たい~」と言って、嬉しい顔になりました。
清らかな水が道路を横断して、人工的に水を堰き止め、
トルコのパムッカレのような景色を作っています。
堰きの所でチベット族の人がヤクを連れて観光客相手に商売をしていました。
ヤクの背中に観光客を乗せ河を渡ったり、写真を撮ったりしています。
チベット族は今まで見たナシ族とは、
雰囲気が大きく異なっているように感じました。
白水河は橋の下流からずっと東へ流れていくと、
雪山から流れたもうひとつの河と合流します。
この河の水も雪山の積雪が解けて河になったものです。
この河は水中の玉石は黒色が多く、水の色が黒く見えるので、
黒水河と言われるようになりました。
白水河と黒水河が合流する所で、黒白水河になります。
雪山は万年積雪で黒、白水河を生み出しました。
黒水河と白水河は自然の川、愛情の川として、納西民族に愛されています。
コメント
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