cuminseed

ちょっとだけスパイシー

四川大地震障害者被災状況(4)

2008-07-31 | 四川大地震障害者被災状況
少し車で移動し障害者の住まいを訪問しに行った。
車の窓から見える風景はどれもこれも、
地震の被害ばかりだ。









先ほどよりも少し山間で車を降りて家まで歩くのだが、
昨夜から今朝まで降り続いた雨の為、滑って歩きにくい。
昨夜の大雨で、仮設住宅が浸水したとニュースで報道していた。
余震も続き場所によっては洪水の危険もあると言う。



この女性はチベット民族の障害者で、地震の為に家が倒壊。
自分で家(小屋)を建て生活している。
家の中まで入らせて頂く事が出来た。

玄関前に置かれた消毒液の噴霧器が印象に残っている。
地震に加え、雨と連日の40度を越す猛暑。
伝染病発生の危険があり政府から配られたそうだ。




雨漏りのする小屋には、つぶれた家から運び出した僅かな生活用品で、
ひとりで生活をしている。
始めの間は普通に話をしていたのだが、
しばらくして泣き声に変わってきた。



強がりを装っていたのが、
段々と本心が出てきたようだ。

地震が起きてから辛く苦しい事ばかり続き、
これからの生活も不安で、胸が張り裂けそうだ。
と話し出した。
生活費も1年でわずか1000元しかないそうだ。

200元(約3000円)の義援金を渡しお別れした。
彼女にとっては、数か月分の生活費であり、
すごく感謝していた。




近くで生活する人達が集まってきた。
広場には仮設住宅が建設中で、
それまではテントや自分たちで作った小屋で
協力しながら暮らしているという。



被害に遭わなかった畑から、
野菜を収穫して帰る人も・・・



車まで、見送って頂いた。
先頭を歩くのは、カメラマンの高塚さんです。




このチベット民族の障害者女性は、
今も生活に困っています。

皆様のご支援を、お願い致します。

銀行振込口座
尼崎信用金庫 東難波支店 普通預金4003026
特定非営利活動法人関西障害者国際友好交流協会

質問・問い合わせは mail@kdia.jp まで

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四川大地震障害者被災状況(3)

2008-07-28 | 四川大地震障害者被災状況
車を降りて歩いて被災状況を視た。
以前は町の中心部で、
道路両側にはお店が並んでいたと言う。











老人施設あと


屋根も壁もあったが倒壊しコンロ後だけが残っている。



廃材などで小屋を作り暮らす人たち。


地震の為に足を怪我し、家は倒壊。
子供二人を抱える家族。



家を失くした障害者

車から見るだけでなく現場を歩いてみると、
被災した人の苦労や困難が鮮明に視えてきた。
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四川大地震障害者被災状況(2)

2008-07-27 | 四川大地震障害者被災状況
彭州市臨時出張機関すぐ横に、倒壊した建物の残骸があった。
金槌やバールを持って何かを探しているようだ。
少し前、日本の新聞で読んだがコンクリートの塊を砕いて、
「鉄筋」を取り出している。
鉄くずを売って少しでも生活の足しにするのだろう。





訪問と写真撮影の許可が下りてから、
彭州市通済鎮区藍天小学校を訪問した。




夏休みで生徒はなく、倒壊した校舎はすでに取り壊され
ガレキの山になっていた。
校庭には教師の家族が暮らすテントが張られ
仮設教室で地震の様子を聞くことが出来た。






次は通済鎮障害者連盟幹部の説明を聞き、
町の中心部被災状況を視るために車に乗り込んだ。










コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四川大地震障害者被災状況(1)

2008-07-26 | 四川大地震障害者被災状況
7月18日関西国際空港から上海に向かいました。
成都までの直行便が無いため上海で2泊し、
20日に成都市に向かいました。

今回の成都訪問の目的は先日行った、
『四川大地震被災障害者チャリティコンサート』の義援金や、
『ゆめ・風基金』『「哀しみの南京」尼崎公演実行委員会』からの義援金を
成都市障害者連合会に手渡す事と、
被災地の情報や今後の交流活動などの話をする為です。

今回は21日被災地に訪問に行った内容からお伝えします。
朝、8時30分に障害者連合会組織連絡部部長李家明さんと
主任の宋凡さんにホテルまで車で迎えに来て頂きました。

彭州市では60万人もの被災者、
35万戸以上の家屋が全半壊になったそうです。
正確な数字はまだ出ていませんが被災者の中には、
手足の切断や寝たきり状態の人もたくさんいるそうです。

成都市内は地震による被害は少なかったようですが、
車で20分ほど走った頃から仮設住宅やテント、
家屋の被害が目立ってきました。

























山間部に近づくにつれ被害が大きくなってきました。
ここまでは車の中や道路近辺の写真です。

通常だと外国からのマスコミ等の取材は一切出来ないそうですが、
今回は障害者連合会のお力添えで彭州市にお願いして頂き、
被災地の訪問と写真撮影を許可して頂きました。



彭州市臨時出張機関

次回は被災地の中の写真を紹介致します。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日から留守にします

2008-07-17 | 中国
明日より、
皆様からお預かりした義援金を持って
中国四川省成都市に行きます。

成都市障害者連合会に義援金をお渡しし
被災地の情報を持って帰る予定です。

帰国後、被災地の写真等をアップします。
しばらくの間、留守にします。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする