成都に帰る途中で、
仮設住宅に住む障害者夫婦の家に訪問させていただく事になった。
広い道路のすぐ横に造られた仮設住宅に、
1万5千人もの人が暮らしているそうだ。
日本では見たことが無い
手動車椅子(手動3輪車?)に乗って出迎えてくれた。
膝を悪くした奥さんと二人で暮らしているそうだ。
最近はやっと食事も行き届いてきたが、
地震直後は苦労したそうだ。
仮設住宅に入れて良かったのだが、
仕事や貯金も無く、
数年後には仮設住宅を出て行かなくてはいけない。
今は近所の人達と助け合いながら生活しているが、
不便な事も多くこれからの生活も不安だと話し出した。
仮設住宅の中を見せてもらったが、
日常の生活用具は少なく、
トイレや炊事場も共同で利用するなど
不便な事がいっぱいである。
何よりも暑い!
連日の40度を越える暑さに加え、
クーラーどころか扇風機も無いのだ。
斜め向かいの夫婦の家も見せてくれた。
中には女の子が一人でベットに座りテレビを見ていた。
無表情でテレビに向かっている女の子を見ていると、
何かやるせない気持ちになって来た。
この障害者夫婦も1年間で1千元(約1万6千円)しか収入がないと言う。
2百元の義援金を渡しお別れすることにした。
最初は受け取ろうとしなかったが、
最後には喜んで手に取った。
やはりこれからの事を考えると、
数か月分の生活費である。
仮設住宅を後にするとき、
ふと玄関横に置かれた松葉杖が見えた。
この人は、
仕事はあるのだろうか?
いつまでここで生活するのだろうか・・・?
仮設住宅に住む障害者夫婦の家に訪問させていただく事になった。
広い道路のすぐ横に造られた仮設住宅に、
1万5千人もの人が暮らしているそうだ。
日本では見たことが無い
手動車椅子(手動3輪車?)に乗って出迎えてくれた。
膝を悪くした奥さんと二人で暮らしているそうだ。
最近はやっと食事も行き届いてきたが、
地震直後は苦労したそうだ。
仮設住宅に入れて良かったのだが、
仕事や貯金も無く、
数年後には仮設住宅を出て行かなくてはいけない。
今は近所の人達と助け合いながら生活しているが、
不便な事も多くこれからの生活も不安だと話し出した。
仮設住宅の中を見せてもらったが、
日常の生活用具は少なく、
トイレや炊事場も共同で利用するなど
不便な事がいっぱいである。
何よりも暑い!
連日の40度を越える暑さに加え、
クーラーどころか扇風機も無いのだ。
斜め向かいの夫婦の家も見せてくれた。
中には女の子が一人でベットに座りテレビを見ていた。
無表情でテレビに向かっている女の子を見ていると、
何かやるせない気持ちになって来た。
この障害者夫婦も1年間で1千元(約1万6千円)しか収入がないと言う。
2百元の義援金を渡しお別れすることにした。
最初は受け取ろうとしなかったが、
最後には喜んで手に取った。
やはりこれからの事を考えると、
数か月分の生活費である。
仮設住宅を後にするとき、
ふと玄関横に置かれた松葉杖が見えた。
この人は、
仕事はあるのだろうか?
いつまでここで生活するのだろうか・・・?