cuminseed

ちょっとだけスパイシー

いつもといっしょ8

2009-01-31 | いつもといっしょ
昨日の雨で、川の水が濁っている。

鴨も不機嫌そうだ。
上流から流れてくるゴミを避けながら泳いでいる。



昨晩は強く雨が降ったので、
川底の土砂も溜まったかもしれない。

少し前から行われている
堆積土砂掘削工事も、
終わりに近づいたようだ。








昨年の夏は各地で局地的大雨が降り、
近くの神戸でも被害が出たので、
工事をしているのだろうか?

土砂といっしょに
溜まったゴミも取ってくれるので嬉しいのだが、

ここに住む、鳥や蛙、亀、昆虫など
たくさんの生き物はどうなるのだろうか?
追い出されたり、ゴミや土砂にまぎれて
処分されるのだろう。

人間中心の考えは変わらないようだ。
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昔のエッセイ

2009-01-28 | 本・映画・芸術
7年前になるだろうか?
ふと最近読んだ本で、昔書いた文章を思い出した。

でもこれを書いたのは病気をし、
障害者になってからである。

もう、心も立派な、
一種2級の障害者になったのだなぁ~





  ささやかな楽しみ

久しぶりに心斎橋まで出向いた。買物も終わりこれからの予定もないので、
陽も高く少し時間が早いが、お酒を呑める店を求めて難波駅の方に歩き出した。

道頓堀を渡り、法善寺横町を過ぎたところで立ち飲みが二軒ならんでいるのを見つけた。
おでん専門の店と、串焼きの店だ。値段はおでんも串焼きも一串90円からと書いてある。
お酒も一合300円と同じである。
店の中を覗くとおでんの方は六十歳ぐらいのオバチャンが二人、
串焼きの方は二十歳すぎぐらいだろうか、
綺麗なオネーチャンが一人カウンターの中にいた。客は両方ともいない。
タマには若いオネーチャンの顔を見ながらお酒を呑むのも良いものだ。
家だと七十歳のババアだけである。
のれんをくぐると
「いらっしゃいませ。お飲み物は何がよろしいでしょうか?」
まだ慣れていないのだろうか、恥ずかしそうな弱々しい可愛い声で聞いてきた。
「日本酒、冷やで。ミノとツラミと」
メニューはホルモン。ミノ、ハチノス、センマイ、赤センマイと呼ばれる胃や、
ハツ(心臓)、ウルテ(気管)、コブクロ(子宮)、シマ腸(大腸)などの内臓を、
焼き鳥のように串に刺し、炭火で焼く店だった。
新世界でしかこのような店には入ったことも無く、
どのような味なのか、わくわくしてきた。

 後ろの棚から一升瓶を取り出し、
一合のガラスコップに日本酒を注ぎだしたが……。

 いっぱいになる1センチほど手前で注ぐのを止めてしまった。
ちゃんと一合300円と書いてあるのに少し足らない。ムカッと来た。
その時、カウンターの奥から六十歳ぐらいのオバハンがブスッとした顔で現れ、串を焼き出した。
替わりにオネーチャンが奥の方へ引っ込んでしまった。
二分ほどしてからオバハンが、
何も言わず黙ってミノとツラミをカウンターの上に置いたのだが、
二本ずつ皿の上に乗っている。
一本ずつしか頼まなかったつもりだった。
普通立ち飲みや串カツ屋なら何本にするか尋ねるのに…… 
何処にも注文は2本からなんか書いてない。

失敗した。助平心を出した為に大失敗だ。もう味なんてどうでもいい。
さっさと隣りのおでんの方に変わろうと思っていたのに、
串四本を食べる為にはもう一杯お酒が欲しくなってくる。
追加であと一杯お酒を頼むとオネーチャンがまた奥から出てきて、
またも1センチほど手前で注ぐのを止め、引っ込んでしまった。
美人のオネーチャンには文句を言えない性格を見過ごされているようで余計に腹が立つ。

1040円を支払い隣りのおでん屋に行こうとしたが約一合九勺のお酒を飲んだあとだ。
もし飲み過ぎて明るい間から千鳥足になって電車に乗るのも恥ずかしい。
取りあえず高石まで帰ってから呑み直すことにする。

駅に着いてから、家と逆方向に歩き出す。
月に一、二回行く顔見知りの居酒屋だ。のれんをくぐり一番奥の椅子に腰掛ける。
五十歳ぐらいのママが店に一人いるだけだ。
「いらっしゃい」だけ言って、まだ私が何も言わないのに
冷蔵庫から冷えたまだ口の開いていない一升瓶を取り出し、
小皿の上にコップを置きドクドクと注ぎだす。こぼれてもまだ注いでいる。
「こぼしたらあかんよ。もったいないから」
ニコッとした顔をにゅっと突き出し、
まず最初に表面張力でコップからはみ出たお酒をすすり、
次に小皿にこぼれたお酒を呑みほす。
「あぁ~ うまい!」
大満足だ。これで今までの分は帳消し。
あと三杯も呑めば、得した気分で心地よく酔っ払い、家に帰れるだろう。

                      二〇〇三年五月記
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今読んでいる本

2009-01-27 | 本・映画・芸術
その店はとても小さくて、しかもわかりにくいところにあった上に、
これまで一度も雑誌の類に紹介された事がなかった。
だからどうしても常連客が多くなり、
毎夜のカウンターの顔触れは時間ごとにだいたい同じになる。
だが、それでもけっして、初めての客が不愉快になるような、
あの、顔馴染みだけに親切なある種の排他的な雰囲気は漂っていない。
生来無口な性分なのか、笑顔が穏やかな女将はいつも、
ひとりで自分の仕事に没頭し、客が話しかけてもたいがい、
にこにこしながら頷くだけだった。
その為その店に集まる客は自然と、
陽気にはしゃぎながら酒を飲む連中ではなくて、
ひとりでちびりちびりとやるのが好きな人間か、

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

この店のカウンターにはいくつかの大皿が置かれ。
その上には、毎朝女将が自ら築地で仕入れて来た旬の素材が京風の
「おばんざい」に調理されて盛られている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


これは今読んでいる
「ふたたびの虹(柴田よしき)」
の冒頭の一部分だ。

柴田よしきさんの小説を読むのは3回目ぐらい。
どれもが京都の風情を描かれた作品で、
前回読んだ「蛇(ジャー)」などは、
ピンク色の竜が登場するなどファンタジック(?)でもあり、
普段、中国や日本の時代物や、息の詰まるミステリーを愛読する私には、
息抜きでもあり、新鮮な感じで好きな作家の1人だ。

先日、たまたまお昼ご飯を食べたあと時間があったので、
ぶらっと寄った本屋に置いてあった。
何気なしに手に取り、1ページ目を見たとたん

 いいなぁ~~~! 
 惚れた!

以前済んでいた町には、このような店が2~3軒あった。
今の町には、あることはあるのだろうが
お目にかかっていない。
見つけることが出来ないのかもしれないが。

もっとも、ほとんどが妻といっしょで、
1人で飲みに行く事もなくなったのも原因だろう。

日本酒党で、酒の肴が大好きで、
ひとりで飲み歩くのが好きな私には憧れの店である。

以前の町でよく行った馴染みの店を思い出した。
残念だが、
そのほとんど(全部?)が、すでに暖簾を降ろしている。

そんな事を思い出しながら、
いつの間にか本にのめり込んでしまってた。

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謹賀春節祭番外

2009-01-26 | NPO関西障害者国際交流協会
1月24日の毎日新聞阪神版で
謹賀春節祭が掲載されました。

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謹賀春節祭

2009-01-25 | NPO関西障害者国際交流協会
1月24日
ハオ地域活動支援センターで

謹賀春節祭
  中国薬膳料理試食会&日中音楽交流ステージ

が開催されました。

80人を超す参加者が、
料理とコンサートを楽しみました。

今回は、私とボランティアの若本さんとで作った
高さ2メートル30センチ 幅6メートル50センチの舞台の前に



趙経善さんの作った薬膳料理10品
  百合と海老炒め
  蜜・ヤマイモ煮物
  五色野菜サラダ
  烏骨鶏高級スープ
  ホウレン草スープ
  小籠包
  チャーハン
  元宵団子
  海老せんべい
  杏仁豆腐
が並べられ、味を堪能されました。




続いて
日中音楽交流ステージ

最初は
アンサンブル・コスモス



「ユーモレスク」
「見上げてごらん夜の星を」
「ゆりかご」
「北国の春」
「浜辺の歌」
みんなが知っているメロディを生の楽器で
爽やかに演奏してくれました。

次は、雲南民族衣装で登場の李紫君



アカペラ(伴奏無し)で歌う「さくらさくら」には、
会場全体が声の音色に聞き惚れていました。



趙経善さんの二胡演奏、



同じ雲南省の民族衣装に着替えた李紫君さんと共演



唯一の若者(?)、たなたごの登場
ノリの良い、暖かい歌声がとても新鮮でした。



最後にMadocaさんのジャズボーカル。



テネシーワルツなどのスタンダードから、
新井由美(松任谷由美)の卒業写真
映画タイタニックの主題歌
途中でお友達のマリアさんの歌も披露して頂き



素晴らしいステージを魅了させてくれました。

参加していただいた皆様。
お手伝いをして頂いた皆様。

どうもありがとう御座いました。
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