cuminseed

ちょっとだけスパイシー

雲南省旅行記(14)

2006-09-06 | 雲南省旅行記
明日は、別のガイドに変わるそうだ。
この二日間、少数民族の文化や芸術、生活や風習、そして歴史など、
根本的な所から考えることができた。
心からお礼を言ってホテルで劉さんと、お別れをした。

洪景最後の夜でもあるので、食事を兼ねて市内見学に出かけた。
町中にヤシの木がたくさん植えられ、南国の風情が漂う。
メインストリートには象のレリーフや、日本での狛犬ようなものがある門や、
たくさんの銅像が歩道に飾られていた。
所々に雲が出てきて、小雨が降り出した。
市役所の前には池や公園が作られていて、
たくさんの人が散歩している。
ホテルを出てから1時間ほどになる。
メインストリートから大きな道路沿いに歩いたが、
お土産屋に衣料品、その他の店はたくさん見られるが、
レストランがない。ホテルはたくさん建っていて、
その中にあるのはあるのだが、料金的に好ましくない。
さらに10分ほど歩いていると、ファッションビルのような建物があり、
エレベーターで3階に行くと映画館があって、
若い人たちがたくさんならんでいた。
どうやら、スーパーマンを上映しているらしい。
廊下にはたくさんの映画のポスターがはられ、
中国人の映画好きが感じられる。

天井から厠(トイレ)の案内が出ていた。
廊下の突き当たりにあったのだが、前に机が置いてあり、
2元と書いた紙の箱を前にして女性が座っている。
「障害者はいくらですか?」
妻が尋ねた。
「障害者は結構ですよ」
障害者に対する対応も感心したが、買い物客や映画を見に来た人にまで
トイレに入るのにお金を取るのは、さすが中国である。
ついでにトイレ番(?)の女性に、食事が出来る所が近くにあるか聞いてみた。
ビルの裏手に数件並んでいると言う。
エスカレーターで1階に下り、ビルの裏に行くと、
ビアホール・お粥・点心・過橋米線・中国風レストラン(?)が並んでいた。
中国風レストランで、炒飯、野菜炒めなどを頼んだ。
チェーン店のようで、高校生くらいの女の子やカップル。
家族連れに、浮いた感じで地元の中年がビールを飲んでいた。
人が飲んでいると飲みたくなるものである。
すぐに漢民族でなくどこかの少数民族と思われる、
まだ10代前半ぐらいのウエイトレスに地ビールを追加注文した。
調理しているのも20歳前後の女性だ。
想像通り凄い量の料理が出てきた。味付けが濃くビールにはちょうど良い。
ビールをもう1本追加しても料金が18元と、凄く安い。
店をでた時には、大粒の雨が降り出していた。
コメント
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