cuminseed

ちょっとだけスパイシー

雲南省旅行記(11)

2006-09-02 | 雲南省旅行記
ホテルから車で5分ぐらいの所に劇場があった。
劉さんは少し用事があると言い、しばらくしてからチケットを持ってきた。
建物の前に広場があり小さなステージなどが作ってあり椅子も用意してある。
「出口の階段を降りた所で9時に待っていてください。迎えに来ます。
8時30分に舞台が終わり、誰でも参加できる踊りがあります。
楽しいですよ。いっしょに参加してくださいね」
と言って、一度家に帰った。

中に入ると、広く立派な劇場だ。
すでに始まっていて、前から12列目の中央より左手通路側の席に座った。
前席の後部に小さなテーブルが作ってあり、水とフルーツが置いてある。
西双版納の歴史背景を取り入れた物語が、
少数民族の歌や踊りで演じられていた。
大きく豪華なセットで、綺麗な民族衣装や舞台衣装を着た人が、
優雅に・又は力強く踊りや歌を披露する。
第5幕に別れ、その都度舞台セットが変わり、
幻想的でファンタジックな舞台だった。
歌や踊りの民族芸術も良いものである。








2時間ほどの舞台が終わった。
建物前の広場に集まって下さいとアナウンスがあった。
舞台を終わった人たちが、民族衣装や舞台衣装を着たまま、
広場で輪になり、踊りだした。
観客の皆さんも、声を出し、いっしょに踊りましょう!!!
とマイクで誘い出した。
最初、見ていた人も少しずつ輪の中に入って踊りだした。
輪も二重から三重、四重、五重と大きくなり、
西双版納の民族特有のメロディに乗って、
たくさんの人たちが声を出し踊りだした。
椅子に座って見ていた私も、たまらなくなり、
輪の中に入って踊りだした。
民族衣装を着た、たくさんの美女や美男に混じって、
民族音楽に身を任せ、声を出して踊った。
幻想的な夜である。

途中で気がついた。
9時だ!
人があふれ返り、待ち合わせの場所まで進むことが出来ない。
人を押しのけ、階段の下までやっと到着した。
もう9時15分である

すでに劉さんが待ち合わせした場所に来ていた。
「ごめんなさい。人が多すぎて・・・」
「良いですよ。私も人が多いのに待ち合わせ場所を
間違ったようです。ホテルに帰りましょう」
劇場の前の道路は、観光バスやホテルの送迎バスで渋滞していた。
10分ほどしてやっとタクシーに乗ることが出来た。
ホテルに帰ってもまだ興奮覚めやまず、
眠れない夜になってしまった。
コメント
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