cuminseed

ちょっとだけスパイシー

DPI世界会議韓国大会参加記(9)

2007-09-30 | DPI世界会議韓国大会参加記
8日DPI世界会議韓国大会最終日。
新役員の選出とソウル宣言の採択を行い、
閉会パーティで終了した。



国際会議なので、様々な言語の人が集まって参加している。
その為、参加者全員に会議の内容を翻訳し、
イヤホンで聞けるようになっていた。
英語・韓国語・フランス語・日本語だったと思う。
せめて英語でも話す事が出来れば、
もっとたくさんの方と交流を持つ事が出来ただろう。



午後3時ごろホテルに着いた。
これから大事な仕事を済まさなければいけない。
お土産を買わなければ・・・
南大門市場でお土産を買おうとしたが、
韓国海苔とキムチ、朝鮮人参系(?)のものばかり。
取り合えず「韓国海苔」を買ったが、
軽いのは良いが体積が大きく、
これ以上買ってもバッグに入らないだろう。



ソウル駅近くの「ロッテマート」で
蜂蜜入り柚子茶を買う事にした。
韓国薬膳料理教室で味見した事もあり、
値段も手ごろで美味しい。
他に何か良いお土産が無いか見ていたら、
先ほど南大門市場で買った韓国海苔より、
「ロッテマート」で買ったほうが安かった。

ホテルに帰ってお土産を置き、
今度は夕食を食べに再び南大門市場に行き、
屋台で食べる事にした。
韓国の海産物も多く並べられ、
ソウルで最後の夕食を締めくくった。



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DPI世界会議韓国大会参加記(8)

2007-09-26 | DPI世界会議韓国大会参加記
宋廟の出口に停まっていたタクシーに乗り込んだ。
まずダメだろうと思ったが日本語で
「ソウルタワー」
「どの道を通って行きますか?」
「ラッキー!!! 日本語が解るのですね」
「昔、勉強したことがあります。
もう、歳でほとんど忘れましたが」
「まだ若いでしょ?」
「もう76ですよ」
日本語の解るタクシーに乗れただけでも幸運だが、
おじいさんタクシーで、
ソウル庶民の日常生活の話を聞けたことも楽しかった。
道路が混雑していて、空いていれば10分ほどの道を
30分かかってソウルタワー下のロープーウェイ乗り場に着いた。

「ここからロープーウェイに乗って行くのですよ。
 上にきつい階段があるので注意して下さいね」
「ありがとうございます」
6400ウォンを払ってタクシーを降りた。

このロープーウェイも日本の障害者手帳が通用し、
料金が半額になった。
中国や台湾、韓国も、他の国の障害者手帳が通用するのに、
日本だけが通用しない。日本人として恥ずかしい事だ。
4~5分ロープーウェイに乗り、
ソウルタワーも半額の入場券を買い、
エレベーターで展望台へ向かった。

ソウルタワーは、ソウル市内中央にある山の頂上に建っていて、
360度の展望が見えた。
今までは北西の片側しか見ていなかったが、
郊外には高層マンションが立ち並び、
どの方角もすばらしい景観が広がっていた。


少しずつ夕焼けから夕闇に変わってきていた。
ソウルの夜景はキレイだろう。


展望台のレストランで食事をすることにした。
3種類のメインディシュから一品を選び、
他はバイキングになっている。
一人前32,000ウォン。
日本円で4,000円ぐらいだ。
料理は高いが景色と雰囲気を考えるとそんなものだろう。
それに焼肉も飽きてきた。



大きなガラス窓の横に案内された。
想像通り、キレイな景色だ。
「メッチュ ツー(ビール2つのつもり)」
今回は、意味は通じたが日本だと小ビンの大きさだ。
妻と
「かんぱぁ~~~ぃ」
ソウルの夜景を見ながらの食事も、
“おつ“なモノである。
ビール2本を追加注文したが、
小ビン4本でも大ビン2本程度の量。
外の景色もまだ真っ暗になっていない。

韓国の焼酎をさらに追加。
酔いがまわり、心地よい気分になったときには、
眼下にソウルの夜景が広がっていた。


(酔っ払いの写真?)


用を足しにトイレに行くと、
「絶景」



このトイレを考案した人に、
お礼を言いたくなるような良い気分(?)

素晴らしいソウルでの夜だった。

コメント (2)
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DPI世界会議韓国大会参加記(7)

2007-09-26 | DPI世界会議韓国大会参加記
改札を出ると付近の地図があった。
どうやらこの駅は宋廟の近くのようだ。
階段を上がり外に出た。
でも、どちらの方角に宋廟があるのかも解らない。
ふたりで、ヒマそうに立ち話をしているおじいさんに
宋廟にペンで印を付けた地図に、
指を指して見せてみた。
「宋廟ですね。この道をまっすぐ行くと壁に突き当たるから、
その壁に沿って右のほうに行くと宋廟の入り口になるから」
「助かった!」
「宋廟を抜けて橋を渡ると、
 世界文化遺産の建物があるから」
以前は仕事の関係で、何度も日本に通ったらしい。
現在は歳でのんびりと暮らしているそうだ。

言われたとおりに歩くと、5分ほどで入り口に着いた。
ダメかも知れないが試しに
「日本の障害者手帳使えますか?」
と聞いてみた。
チョゴリを身にまとった受付嬢のうち、
奥にいた方のお姉さんが出てきて
「大丈夫です。無料になりますよ。
 日本語の案内もありますので」

ここは韓国の王様が住んでいた所だが、
中国と日本の間に挟まれた小さな国という印象が残った。

宋廟を出て次はどこに行こうか?
もう夕方で、遠くにはいけない。
偶然、ホテルの方を見るとタワーが建っている。
「あそこに行こう。
たぶんレストランもあるだろうし、
ソウルの夜景も見えるだろう」

出口に停まっていたタクシーに乗り込んだ。








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DPI世界会議韓国大会参加記(6)

2007-09-22 | DPI世界会議韓国大会参加記
会議3日目は、ホテルまでの送迎バスに乗らず、
ソウル市内観光をすることにした。
南大門・南大門市場はホテルに近いので、
会議が終わってから行くことが出来たが、
それ以外はバスの窓から見るだけだ。

KINTEXから地下鉄までの無料シャトルバスに乗りこんだ。
地下鉄切符売り場で、
「どこまで切符を買えばいいの?」
観光地がどこにあって、どの駅にあるかも知らないし、
駅名もなんて書いているのか解らない。
急に決めたので下調べをしていなかった。

今いる駅が終着駅で、
どの電車に乗ってもソウル市内に向かうことだけは確実だ。
「さぁ? 取りあえずソウル市内まで行ってタクシーに乗ろう」
韓国は日本と違いタクシー料金が安いと聞いていた。
切符売り場で同じように悩んでいる若い日本人女性がいた。
ガイドで韓国に来ていて、
今日の午後からは自由にしても良いと言われたそうだ。
友人がソウルにいるのでこれから会いに行きたいのだが、
駅名を読むことが出来ず苦労しているという。
ソウル市内で乗換えもあるそうだ。
私たち夫婦だけでは不安なので
「乗換える駅まで、一緒に行きましょう」
と言うと、その女性も一人では不安だったようで
「良いですよ。お願いします」
との言葉が返ってきた。
路線図を見て、切符販売機でなんとか買うことが出来た。
自動改札を通り階段を下りてホームにでる。
ホームにはすでに電車が停まっていた。



まだ新しいのだろう。
天井からテレビが吊り下げられたキレイな電車だ。
誰もいない電車に座ろうとしたら、
座席が金属製なのだ。
お尻がヒャ~~とする。



「ここから19個目の駅でおりるぞ」
駅名が解らなければ、数だけが頼りだ。
ガラガラで発車した電車が、だんだんと込み合ってきた。

駅を7つほど超えたとき、
不衛生で不潔な身なりをした60歳ぐらいの男性が、
20センチ四方ぐらいの紙箱を、
座っている人に差し出しながら歩いている。
物貰い(乞食)だ。

地下鉄の中にまで物貰い(乞食)がいるなんて凄い。
日本だと車掌か駅員、あるいは公安委員が引っ張っていくだろう。

さらに2駅ほど過ぎてから、
今度は年配の小太りの女性が、
コマつきの大きな旅行かばんを引っ張って、
手にパンティストッキングを持ち、
乗客に売り歩いている。
これも日本だと車掌か駅員、あるいは公安委員が引っ張っていくだろう。

韓国の地下鉄は、いろんなモノを見せてくれる。

降りる駅が近付いて来た。
想像通りハングルで書かれた駅名が解らず、
数が頼りになっていた。

無事降りようとした駅に到着。

「気をつけて行って下さいね!」
と女性と別れた。
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DPI世界会議韓国大会参加記(5)

2007-09-20 | DPI世界会議韓国大会参加記
夕食は、ホテルから南大門に行く途中にある
飲食店の集まっている場所で食べることにした。
夜の南大門もとても綺麗だ。



その一角は急な坂になっていて、3分の2が焼肉屋。
残りはバーや喫茶店などでさすが韓国である。

どの店に入ろうか悩んで何度も同じ道を歩き回った。
日本語の解る人がいないと注文できないのと、
余り値段が高すぎても困るからだ。

足が疲れてきた。
思い切って日本語でカルビ・焼肉と看板に書いている店に入り、
「キャン ユー スピーク ジャパニーズ」
と言ってみた。
「ノー・・・」

やはり看板だけだった。

すぐ近くの店の前で、60歳ぐらいのおじさんが、
ドラム缶で作られた石炭ストーブのようなもので、
焼肉に使う炭を鋳こしていた。
妻が
「日本語の解る店を知りませんか?」
まったく解らないといった表情で手を横に振った。
「〇■▲□▽▽▽」
「■▽◆◎★○」
何か妻と話している。
どうやら中国語のようだ。
「このおじさん。中国から来たんだって。
訳してあげるからこのお店に入れって」
ガラス製自動扉の中に入ると、
どのテーブルも満席で肉を焼いている。
2階へ案内された。
階段を上ると、廊下に靴が一面に敷きつめられている。
座卓になっていて靴箱がいっぱいになり、
廊下にまで並べられているようだ。
階段に近い席が少しだけ空いていて、
その席に案内された。
「良く流行ってるなぁ~~~
 この店は美味しいんだろう!」
おじさんが、50歳ぐらいのおばさんふたりに何か言っている。
「コンバンハ!
ナニ、タベマスカ?
 ワタシ、ニホンゴ、スコシ、デキル」
おじさんが、私たちが日本人で、
少しだが日本語の解る人に注文を聞きに行くよう、
お願いしてくれたようだ。

「これとこれ」
メニューに写真が載っていたので指で注文した。
ミノと、同じく牛の腸だと思う。

テーブルにキムチ、味噌、生のニンニク、
海草やカボチャ、コンニャクの煮物など
10品ほどの前菜が並べられた。

おじさんが1階から真っ赤になった炭をバケツに入れて持ってきて、
テーブル中央に作られたコンロの中に放り込んだ。

リトルスピーク ジャパニーズのおばさんが、
鉄製の四角い網をおじさんが放り込んだ炭の上に乗せ、
肉を焼きだした。
日本では食べやすいように、
最初から小さくカットして焼くが、
韓国では肉の塊り(腸は細長いまま)で焼く。



横のテーブルでは会社帰りのグループだろうか。
スーツを着た男性4人と、若い女性4人が、
相当量のお酒を呑み楽しそうに騒いでいる。

それを見てたまらず、
空港で買った韓国語ガイドブックを取り出し、
「メッチュ ツー(ビール2つのつもり)」
発音が悪いのか、意味が分からないようだ
「ビール 2本」
「ハイ。ビール2ホンネ」
本当は、生ビールを2つ欲しかったのだが、
瓶ビールを2本持ってきた。

しばらくして、おばさんが、
ハサミで肉を小さく切り出した。

「コノニク。モウタベレマスカ?」
妻の日本語が、少し韓国なまり(?)になってきた。

「モウ スコシデ ダイジョーブ」
小さく切られたミノを、
どちらかというと、味噌に近いタレにつけて食べた。

軟らかく美味しい。
韓国に到着した日に食べた焼肉と全然違う。

さらにビール2本と
30,000ウォンの牛カルビ肉、冷麺を注文し、
本場韓国の、美味しい焼肉とビールを堪能した


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