cuminseed

ちょっとだけスパイシー

六甲を全山縦走するぞ!(8)

2010-12-26 | 六甲を全山縦走するぞ!
12月25日のクリスマス。

寒波が来て日本列島大荒れだ。

でも・・・
この日を逃すと、
年内の「六甲全山縦走」は無理だ。

たいていの人がイブの夜で楽しんでるだろうが、
夜遅くまで、単価の安い内職仕事をし、

風が強く寒い中を、
朝早く起きて電車に乗った。

前回の続きという事もあり、
有馬温泉から六甲最高峰へ向かった。





標高のある有馬温泉からのスタートなので、
最高峰といっても苦労なく登れた。

誰もいない登山道は風が強く、
ゴォォォ~っと風の力強い音と、
笹の葉が揺れるサラサラ、サラサラっと優しい音。
自然の音楽を聴いているようだ。

歩き始めは寒かったが、
30分も歩くと身体が温もって来て、
冷たい風が気持ち良くなってきた。



枯葉の絨毯のような道から、
霜柱の道へと変わって来た。






最高峰には、誰もいない。

ゆっくりとしようとしたが、
風が強く寒くてそうはさせてくれないようだ。







阪神大震災で、
標高が少し変わったんだ。
この前はこの一等三角点に、
登山客がシートを引いて座っていたので、
気が付かなかった。







これからは、宝塚駅までの下りである。
これで「六甲全山縦走」も終わりだ。


ときおり雪の降る中を、
順調に下って行く。

天気が悪く紅葉も何もない道だが、
晴れると景色が良く、
森林浴には良い登山道だろう。


お昼過ぎには、
宝塚市街地が見えて来た。





これで4日にかけて、
塩屋から宝塚50数キロの
「六甲全山縦歩」も終わりだ。

やっぱり「縦走」というのは恥ずかしい。
「六甲全山縦走路」を歩いただけだ。

もう少し、体力が付くかリハビリで足の調子が良くなれば、

宝塚から塩屋までチャレンジしてみるかな。
その時は、2~3日で行けるように頑張ってみよう。






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六甲を全山縦走するぞ!(7)

2010-12-07 | 六甲を全山縦走するぞ!
摩耶山から六甲最高峰まで縦走するつもりなのだが・・・

六甲山ホテルや郵便局、小学校にゴルフ場の中などを通る。
どうも登山という雰囲気ではない。








六甲山頂と、六甲最高峰と場所が違うなど、
何か釈然としない。

ガーデンテラスや、別荘地を抜け、
最高歩に向かって歩いた。










ガーデンテラスからは、
取りあえずは登山道なのだが、
S字に曲がりくねった車道の間を、
上下にS字を描いて縦走路があるという感じ。
車道なら5分で歩ける場所を20分かけて、
登って降りて、車道に出て、
車道を横切ってまた登山道に入る。

天気の良い日曜日。
オートバイや車が、気持ち良く飛ばしているのを横にしながら、
汗をかいてエッチラオッチラ坂道を上り下りするのである。

はっきり言わしてもらうと、
この道は好きではない。




まもなく最高峰だという所で、
自衛隊がレーダーを出している。
今の国際情勢からみると当然の事かもしれないが、
すぐ横にオートバイや車が走っている音を聞きながら、
目の前には自衛隊。

これで登山?

ちょっと侘しいものがある。

それでも最高峰の標識を見ると嬉しい。








阪神岩屋駅は、海に近く線路が地下に潜る場所にある。
ほぼ海抜0メートルからのスタートだ。

適度な運動もした事だし、
きょうの「しゃぶしゃぶ食べ放題、お酒飲み放題」は、
ダイエットを気にせず、
遠慮なく飲み食いできるだろう。

ちょっと雰囲気を変え、
有馬温泉から帰ることにした。

温泉に寄って帰る時間が無いのが、
少し残念だ。
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六甲を全山縦走するぞ!(6)

2010-12-06 | 六甲を全山縦走するぞ!
半月以上、日にちが経ってしまった。
この土日で少しでも歩いておかないと、
今年中に「六甲全山縦走」は無理だ。

普通の人が歩くスピードが遅いのに、
「縦走」って、間違った日本語なのだろうが、
「六甲全山縦走路」の標識通りマイペース徒歩の、
気持ちだけ「走」だ。

前回は、あまりにも「黄砂」の影響で、
景色が見えず摩耶山頂上で、
止めてしまった。

この日も、
気象庁で「黄砂」を観測しているという。

摩耶山から宝塚まで、
暗くなるのを覚悟して歩けば、
地図上(?)では大丈夫なのだが、
夕方から甥夫婦と、
梅田でしゃぶしゃぶを食べに行く約束をしている。

無理をしないで、
摩耶山から六甲最高峰を目標に歩く事にした。


摩耶山までのルートは、
ケーブル・ロープウェイを使えば楽なのだが、
10時が始発になっていて時間がもったいない。

交通費節約の為もあり、
阪神岩屋駅から歩く事にした。






天気は良さそうだ。







摩耶史跡公園の山門を抜けると、
長い階段が続く。





距離が同じなら、
尾根の方が景色が良いだろうと思い、
左の方へ歩く。


まやロープウェイ駅より








空は青いのだが、
低い場所では「黄砂」の影響だろうか、
視界が悪い。

大阪湾が見えず、
金剛山脈が浮き出て見える。

これからが、
六甲全山縦走路の続きとなる。
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六甲を全山縦走するぞ!(5)

2010-11-14 | 六甲を全山縦走するぞ!
金曜日の天気予報で、
神戸の天気は「晴れ」となっていた。
しかも暖かいとなっている。

飽き性で、
三日坊主の私の事。
熱が冷めないうちに縦走しておかないと、

「しんどいから、や~めた!」

となるに違いない。

13日の朝から電車に乗り、
続きの鵯越駅に向かった。

歩き出すのだが、
どんよりとして、
視界が悪い。

そういえば、
黄砂が来ていると言っていた。

普通は黄砂って、
5月頃だろ。

なんで11月に、
5月にも無いような、
凄い黄砂が来るねん!

景色が全く見えない。

カメラもザックに入れたまま。
写真を撮る気にもなれない。

ただ、暑くもなく寒くもなく、
順調に歩くことが出来た。

前回のように、
市街地を歩いたり、
長い階段を降りたり登ったりすることなく、
普通の山道。

これならなんとかなる。

この日一つ目の山までもすぐだ。



山頂に近くなって来たが、
ぼんやりとしか、
景色が見えない。





山頂では少しだけ・・・
少しだけ明るくなった。




二つ目の鍋蓋山も天気は相変わらずだが、
紅葉が始まっている。







景色があまり見えなく、
ただ、歩くだけ?
順調に摩耶山へ向かう。








紅葉は綺麗になって来た。






が、展望は・・・







摩耶山から見た神戸








まだ歩く体力はあったのだが、
景色をカメラに収めたいので、
この日はもう止め。

ロープウェーで下山した。


やっぱり、
良い天気で、
綺麗な景色を見ないと、
しんどい思いをして、
山に登る。

楽しみがないもんね。
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六甲を全山縦走するぞ!(4)

2010-11-07 | 六甲を全山縦走するぞ!
須磨アルプスを下り、
妙法寺を抜けて高取山に向かうと・・・

地図には書いてあるのだが、
登山道ではなく、
バスが通っているような普通の道ばかり。

標識もあるにはあるのだが、
分かりにくい。

汚い恰好で(?)トロトロ歩いていると、
後ろから、60を超えたぐらいのオジサンから、

「何年目や!」

と急に声をかけられた。

「11年目」

とすぐに返事をする。


絶対に普通の人には解らない会話だろう。
脳出血や脳梗塞になった人にしか解らない会話だ。

まだ遠くの方に見える高取山の方を指さして、

「あの山まで行くんか?」

「うん!」

ぶっきらぼうと言うより、
必要最低限の語句しかいわないオジサンだ。

「わしは16年や。あの山へもよう登った。
 何回こけたかわからん」

よっぽど注意しないと解らないが、
左足が少しだけ動きが鈍い。

「昔は、よー酒飲んでなぁ~
 医者から、死ぬぞと言われても止めんかったら、このザマや!」

「いっしょや! オレもよー飲んでん」

「ワシも山の方に行くから付いて一たるワ」

「全然しゃべられへんかったんや。
 今はしゃべれるけどな。
 酒もタバコも止めてん・・・」

このオジサン、しっかりした足取りで前を歩いて行く。
話し出したら止まらない性格なのだろう。
一人でしゃべっている。

私は疲れが溜まって来て、
歩き方もヘンになって来ている。

もう少し、ゆっくり歩いてくれたら有難いのだが、
きっと優しいがワガママな性格なのだろう。

10分ほど歩いて登山道入口に来た。

「こっからや!
 頑張ってや!
 ほら、これ上げるわ」

とミカンを2個ビニール袋から取出し、
私の方に差し出した。

「ありがとー、遠慮なく貰うわ」


受け取ってお礼を言うと、
黙って来た道を後戻りしていった。

おもろいオッサンや。
道案内とミカンは有難い。

また一人で歩き出す。




須磨アルプスまでは人がたくさんいたのに、
この山では誰にも会わない。

確かに良く滑るみちで、
何度もこけたというのが良く分かる。

1度だけ、貰ったミカンを食べる間だけ休憩し、
一気に頂上まで歩いた。






神社にあるベンチに腰かけて、
お茶を飲みながら地図を広げる。

疲れた。





もう2時を少し回った。
この山で、ゆっくり休憩し、
鵯越駅まで行って帰ることにしよう。






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