自転車の鍵

先日の夜、ある集会に参加した。

それほど遠くはないのだが、歩くのは無理。
公共の乗り物だとバスと電車に乗り換えなければいけない。
中途半端な距離だ。

「自転車で行こう。１５分もあれば大丈夫だろう」

２０分前に家を出て、
さぁ出発・・・

あれ～～～自転車の鍵が無い。

家に戻り、探し出す。

机の上。
テレビの上。
書棚・・・

何処にも無い。

確かスペアキーがあったはず？

机の引き出しを引っくり返し、
探し出す。

「あった！」

急いで自転車に乗ってペダルをこぎ出す。
３０分送れて集会場に着いた。
遅刻である。

帰ってから、
また探し出すが何処にも見当たらない。

翌日の朝、
洗濯したてのジーンズをはこうとしたら、
やたらポケットが重たい。
ポケットに自転車の鍵を入れたまま、洗濯したようだ。
レシートやハンカチなど小さいものはタマにあるが、
金属製品は始めてである。

近頃、このような物忘れが増えてきた。

歳のせい？
認知症の予兆？

どちらにしても
いやだなぁ～～～

「つぐない」

昨日は午後から
「つぐない」
という映画を見に行った。
妻が、『プライドと偏見』（ジョー・ライト監督）を見たことがあり
この映画も原作を読んだ事があり、
面白いので是非、見に行こうと話をしていた映画だ。

金曜日の午後から雨漏りの激しい倉庫の屋根の修理をしていて、
解体したまま・・・つまり屋根がない状態。

雨が降ると困るのだが、
昨日の午前中に講習会に参加した為、時間が中途半端となり、
雨も降りそうにない天気なので海上から直接映画館に行った。

久しぶりの文学的（？）な映画だ。

多感な少女のついた嘘が、
姉やその恋人の人生を狂わせる。
人を傷つけるって簡単に出来るのだなぁ・・・

何気なしについた嘘が、
知らない間に他の人の人生を狂わせる事もある。
「嘘も方便」
などとも言うが、
やっぱり嘘はつかない方が良いですね。

妹ブライオニーの
透き通る綺麗なブルーの瞳と
タイプライターの音が印象に残る映画でした。

愛着の自転車

先日、自転車（マウンテンバイク）の変速機が壊れた。
近くの自転車屋さんに持っていって修理をお願いしたのだが、
２０数年前に買った自転車（マウンテンバイク）。

メーカーにも部品が無いので修理は無理です。
もうどこにも部品は無いでしょう。

との返事が返ってきた。

でも・・・
２０年以上乗っている自転車。
愛着があって手放したくない。

「乗る方法はありますか？」

「変速機を固定してしまったら乗れますよ。
　ただし変速できませんが」

「お願いします」

形は残っているが意味の無い変速機。
でも普段乗るには差し支えない。

あと３年は大事にしたいものだ。

伊坂幸太郎

今日は午前中から、
ゴールデンウィークに義理の甥と結婚式を挙げる婚約者が挨拶に来た。
凄く美しく頭も良い。
甥もイケメンとまではいかないが、
いつも笑顔で、優しく好男子である。
幸せになってもらいたいものだ。

彼女が帰るとき、
ついでに梅田まで行き、
買い物をしてから映画を観ることにした。

前から気になっていた
『死神の精度』
を観る事にした。

２年ほど前に
『重力ピエロ』
という本を読んだ事がある。
題名が何となく気に入って買ってみた。


私にとっては、
意外性や大事件、
どんでん返しのようなものが
がなかったものの
文章がさらりとして読みやすかった。
登場人物や言葉自体が魅力的だった。

『死神の精度』も
同じような感じがした。
軽い感じで面白かったかな。

※　『伊坂幸太郎』は私が良くお邪魔する
　　片麻痺仲間の従兄弟でもあるそうです。
　　こちら

榛（はしばみ）の実(2)

昨日、歯医者さんで
欠けた挿し歯の治療が終わった。

料金は障害者医療費受給制度で、
それほど気にしなかったのだが、
その歯医者が言うのは、
「この歯医者で入れた挿し歯なので、
　保険（？）適用で料金は結構です」

「あれ・・・
　そんな保険あったっけ？」

まぁ、タダと言うので嬉しい事だが、
これって、世間一般に普通の事なのだろうか？

何となく変な気分になってしまった。