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テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

クリーンブースターってどう使うのかな?

2016年11月06日 | 日記
エフェクターも極めると奥が深い

アコギの場合、ギター一本で完結するが・・・


エレキの場合は少し話が異なる

ギター以外に重要なツールがあるのだ


エフェクターとアンプなのだ

一昔前はアンプに直結というタイプのギター弾きも多かったが・・


あらゆるシーンを想定するとあまり現実的だといえないのだ


いつでも何処でも真空管アンプをフルアップ出来る環境の方が少ない

仮に気持ちイイアンプサウンドを鳴らせる環境に置かれたとしても『一味』欲しくなる事も多々ある


クリーンアンプの前に歪み系を接続するのはお約束なのだ

ピグノーズのような歪まない(ゲインを持たない)アンプを歪ませるという方法は定番なのだ

小音量でも気に入った歪みを得られる事は宅録でも自宅練習でも有難い


昨今は住宅環境から

”小音量の歪み音・・”

に慣れてしまったギター弾きが増殖している


デメリットは本物の大型真空管アンプを弾く機会を得た時に動揺してしまう事なのだ

心臓が太い人はそんな事に動じる事もなく気持ち良く弾いているが・・・

気持ちイイのは自分だけ・・という痛い状況に陥る


小型のアンプと大型のアンプの棲み分けが出来る事は必須なのだ

簡単なようなだが・・レベル的には脱中級レベルなのだ


暴れるアンプを制御できない人が圧倒的に多い現実がそこにある



”大人のエフェクター使い・・”


を考えてみたい


変化があまり感じられないエフェクターに大枚を叩く・・

これはかなりカッコいい

ギター通だといえる


使い方が分かり難いエフェクターにコンプとブースターがあるのだ

もちろん使いこなしている人にとっては重要なエフェクトだが・・


理解していない人にとっては扱いが難しい筆頭なのだ


今回は『クリーンブースター』なのだ

実機でも各社色々とリリースされているが私が好きな機種はこの二台なのだ



買うほどではないが・・

欲しくなる事が多々あるのだ


楽器店のお兄さんのコレクションを一時だけ拝借する事が多い

やはり読者の皆さんと同様にこの金額を出すならば他に買いたいものが多々ある


それ故にマルチエフェクターはお得で好きなのだ

賛否あるようだが・・

昨今のマルチは素人の遊びでは十分過ぎる




録音してしまえば実機と遜色ない出来なのだ

少なくとも私の耳にはそう聴こえる


「マルチってデジタル臭くね?」

もはやどうでも良いかと・・・


時代は日進月歩で進化しているのだ

特にギター関連のデジモノに進化は目覚ましい


予算が許し、意中の製品が無い場合、ローランド製を買えば間違いない

やはり日本人には日本のメーカーの製品が扱い易い


英語の取説を和訳する必要もない


話が脱線したが・・


ブースターとは何か?


講義の意味では歪み系にカテゴライズされる


”歪み量が少ないオーバードライブ・・”

で良いと思う


最近ではオーバードライブの守備範囲が広がった

ブースター的な使い方からディストーション的に使える製品も多い

オーバードライブのゲインを絞った感じにも似ているが・・



厳密には違う


歪み系はゲインを絞ると魅力も半減する

ゲインを絞ったディストーションに何の価値があるのか?


一方のブースターは生い立ちが違うのだ

厳密には回路も違うのだ


つまりはブースターの代用になるエフェクトはないのだ




守備範囲が広いエフェクトは

ユーザーには有難いが・・

そこはやはり機能に特化したエフェクトには負けるのだ

考え方によっては中途半端ともとれる




特にブースターが欲しいような層はオーバードライブの擬似的な機能では納得させられない


実際の使い方だが・・

バッキングとソロでの音量差を作る為に用いる事も多い


バッキングではOFF、ソロではONという考え方なのだ

基本の歪みが出来ているのでエフェクトで歪みを増やす必要はない


プロの中には『常時ON』という使い方をする人も多い

実際の効果は実機の特性とツマミの位置によるが・・


総じて、


”音の輪郭を明瞭ににする・・”

こんな考え方で良いと思う


今回も実際の音源でその辺りを表現してみた


ギターはアメデラストラト、ピックアップはフロントなのだ

前半のカッティング風フレーズは常時ONで弾いているのだ



音の違いを確認いただく為に後半ではギター一本でONとOFFを切り替えてみた

ON時に音が抜ける(音が前に出る)事が確認できると思う


同じような効果をイコライザーで作り出す事も出来ると思う

抜けない音域を強調してやるのだ


しかしながら、単にその帯域を強調しただけでは解決できない事も多々ある

それは『音圧』なのだ


音圧とは曖昧な表現なのだ

ギター弾きの話なので物理的な話とは区別したい


あくまでも『感覚値』なのだ


ギターは音楽なのだ


音楽は芸術なのだ


それを数値化する事はできない



万人が良いと感じるギターが存在しない理由なのだ


レスポール弾きはストラトのカリカリした音が苦手なのだ


一方、ストラト弾きはレスポールの抜けない音が嫌いなのだ


音の好みは難しい


今回のブースターの使い方も『一例』に過ぎない


空間系の効果をブーストするような斬新な使い方もあると思う


ディレイと絡めて『ダーティーな揺れ』をクリエイトしても面白い


ギターに飽きてしまう人は発想が貧困なのだ




もちろん、ギター弾きとして越えなくてはならないテクという壁はある

エフェクターの知識が豊富でも弾けなければお話にならない


その一方でギターはそこそこ上手いは『無知』も微妙なのだ

バランスなのだ


エフェクター知識やアンプの扱いが長けているだけで武器になる


プロの世界では当たり前の事が素人レベルではまったく出来ていない


つまりはそれが出来るだけで仲間に重宝がられ、場合によっては人気者になれる



ネットの環境をイメージしていただきたい


私のブログは不動の人気を獲得しているのは私がテクニシャンだからではないのだ

周囲のレベルがあまりにも低いのだ


演奏力もさるころながら、知識が乏しい



楽器本体や関連商品の値段や購入ルートなどは詳しい

「これってデジマートとかに出回る事多いかも・・」

「お茶の水辺りのリアルショップも悪くないかもね」


まるで『バイヤー』なのだ


読者の皆さんも私も『プレイヤー』であるべきなのだ


プレイヤーとして必要な知識を身に付けるべきなのだ

1円でも安く買うという事は楽器には当てはまらない


特にギターの場合、安い商品には『理由』がある

その辺りはご自分の目で確認して良く考えてみていただきたい


ギターが好きという気持ちを音に連動させるのだ




楽しむという気持ちが欲しい・・





簡単なようだが・・

これが出来ているギター弾きは少ない



まぁ、そういう事なのだ


地味なエフェクター・・

『ブースター』の効果をご確認いただきたい




『クリーンブースターの使い方』



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