昨日は久しぶりに訪問者数が2,000人を超えたのだ
足繁く通ってくださる読者の皆さんに感謝!!
ここ最近は色々なことが大きく変わっているように感じる
”楽器を買って仲間とバンドを組む・・・”
こんな流れはもはや古いようにも感じられる
大きな括りでは複数人でカラオケに行く事と一緒なのだ
密閉空間が良しとされたスタジオ利用が難しい時代になった
窓がないのだ
夏も冬もエアコンで空気を循環させるというシステム
音漏れ防止の仕様が換気を困難にしているといえる
楽器店に出来ることは備品の消毒と利用前の換気しかないそうだ
スタジオ遊びが好きな私もここ数ヶ月は利用を控えているのだ
新幹線などの高速鉄道も換気で苦戦しているそうだ
とにかく空気を小まめに入れ替えることが重要だといわれている
いままでは空気感染はし難いと言われていたが・・
最近はさらに強力な感染力を持つウイルスの存在も報告しているようだ
本当に困った時代になったと思う
環境の変化を含め地球全体が疲弊しているようにも感じられる
「ギターなんか弾く気も起きないよ・・」
という声もチラホラと聞こえてくる
世代間での感覚の差が見られるような気がする
所謂、責任世代は疲れ切っているようにみえる
私も一人になってギターを爪弾きながら良い時代を思い浮かべることがある
今の時代に生まれた子供達はどのような時代を生きるのだろうか?
私が子どもの頃の電話は『黒電話』だった
若い世代の方は検索してみていただきたい
以前にどこかの歴史博物館で見かけたことがある
現代はスマートフォンなのだ
その多彩な機能に関して私が説明する必要はないと思う
しかしながらギターや楽器業界は思うほど進化していない
特にギターに関してはレスポールやストラトが華々しくデビューした
時代と大きく変わっていない
もっというならば・・
まったく変化がないといえる
ギターの素材にプラスチックやカーボンなどを採用した機種もあったが・・
市場に受け入れられることはなかった
市場は古典を望むのだ
生産する側は市場が求めるものを作る
良い意味で時代に逆行しているのだ
私のようなアナログな人間がギターを継続できる理由の一つになっている
ギターや取り巻く環境が激変していたならばギターをリタイヤしていたかもしれない
頭でイメージしただけで自動的に演奏できるギター・・
手を触れることなく音を出す事が出来るギター・・・
そんな近未来?なギターを夢にみることがある
ギターを抱えた瞬間に誰でも簡単に弾けるならば
練習の意味も価値もない
ギターに関わってきたキャリアも意味を持たない
「ギターの音は俺の指でつくるんだよ」

ジミヘンが遺した有名な言葉なのだ
後にジョン・フルシアンテも同じような事をインタビューで答えている
実力と実績がある人の言葉に異論を唱える人はいない
良い意味で音楽は実力社会なのだ
それ故に自分の頑張りが意味を持つ
時に中年おじさんは面倒臭い
私の周囲にもそんなおじさんがチラホラ・・・
知識は豊富だが演奏力が伴わない
言うことは立派なのだ
会社では通用する言葉も楽器店では通じない
ある意味で楽器店は厳しい場所なのだ
年齢も性別も職業も関係ない
楽器を抱えた時にスペックで評価される
50年前に初めてジミヘンが渡英した時のエピソードを思い浮かべる
ジミヘンが発した一音で当時の英国の音楽シーンが激変したのだ
ジミヘンの伝説を映画化した作品をご覧になっていただきたい
鳥肌ものなのだ
主演の俳優さんは映画の為にギターを練習したというエピソードも素晴らしい
時に音楽には血が滲むような努力も必要になる
加えて天性の才能が加味される

ジミヘンも一日中ギターを練習していた時期があるようだ
レイヴォーンもフルシアンテもスラッシュもみんな苦労と努力をしてきたのだ
そういうことなのだ
努力なくしてギター上達はあり得ないということ
頭を無にして闇雲にスケールの練習を続ければ上手くなるのか?
半分正解なのだ
脱初心者レベルまではこの方法は有効なのだ
指板の上の音の配置が理解できたならば、次のステップに進むのだ
音の配置を頭の中で組み立てるのだ
それは時に美しい響きであり、ハッとするような音の流れでもある
言葉で伝わっているだろうか?
私はこんな感じでオリジナルのフレーズやリックを組み立てているのだ
そのジャッジは過去の記憶と経験なのだ
過去に聴いてきた音楽と自分のギターの音を照らし合わせているのだ
まるで無意識の行動なのだ
ギターを使って一人で遊ぶ為には色々な工夫が必要なのだ
一人遊びの究極はアコギ

アコギを楽しいと感じられればかなり上達しているはずなのだ
弾き語りではダメ
あくまでもギターが主役であるべき
一つのヒントがウクレレにある
興味ある方は調べてみていただきたい
ソロウクレレは一人で完結する演奏スタイルなのだ
私がジミヘンなどの楽曲をアレンジする際にウクレレの技術が大いに役立っている
つまり、和音と短音のバランスなのだ
和音で伴奏を短音でメロディを・・
ロック系のリフを組み立てる際にも有効なテクなのだ
私はそんな理屈でリフを作ることが多い
過去に何度もご紹介したが・・
一人遊びの定番はMTR

音楽ソフトはあまりお勧めしない
敷居が高いのだ
万人が使いこなせるようには思えない
そもそもパソコンを持たない人も増えている
MTRは自己完結できるのだ
大容量の媒体ならば、互換性があるデータとして保存も可能
何時の日か音楽ソフトを導入した際に利用することも可能だと思う

アナログのエフェクターも魅力だが・・・
スタジオなどが利用できないならば、持ち腐れになってしまう
むしろ、これを機にマルチデビューしてみるのも良いと思う
「デジタル臭いから嫌いだよ」
いつの時代のマルチの事を言っているのだろうか?
一世代前辺りのマルチを試してみていただきたい
私を含めた素人さんのレベルではアナログもデジタルも大きく関係しない
”楽しく弾けるか?”
”ギターを楽しむことが出来るか?”
という視点で環境を見直してみるのも良いと思う
環境が変われば、機材も活きてくる


ギターは日々の疲れを癒やしてくれる
疲れて帰宅してもギターを抱えることで癒やされる
ホッとすることも多々あるのだ
最近の悩みは一歩踏み込むことができない
昨今の心労で作曲するほどのモチベーションが盛り上がらない
ギターの音出しをして終わってしまうことも多い
場合によるとギターの弦交換とプチメンテで安堵することもある
私にとって音楽活動は心身の健康のバロメーターになっているようだ
現在、本業の仕事で抱える問題がいくつかあるのだ
それらが解決しなければ、吹っ切れないのだ
心の底からギターを楽しむことができないのだ
ある意味で趣味の世界は奥深い
趣味でリフレッシュは嘘なのだ
精神が安定しているからこそ趣味を楽しめるのだ
それが人間なのだ
幸いにも自分のペースと都合でギター楽しめる環境は良いと思う
「都合が悪いからバンドの練習をキャンセルするわ」
度重なれば迷惑もかけるし嫌われる
仲間と集うことがストレスや負担になっては本末転倒だと思う
昨今はネットでどんな情報も収集できる

弦の巻き方まで教えてくれる
メンテの方法も調べることができる
幸いにも多くの情報に間違いや嘘がない
9割くらいは正しい情報だと思う
「俺、一人でも何とかなるかも・・?」
もはや、一人で遊べない理由が見つからない😉