前回は弟の次郎太刀だったので、今回は兄の太郎太刀で書きました。
太郎さんも現世では神社にいるということで、付喪神だけどたまには神話の神様たちの居る場所を垣間見たりしたのかな、という妄想でした。
キャラクターとしてはクールな印象で、この暑い夏でも涼やかに畑仕事をしていそうです。
タイトルは「たまもの」です。
………………
たまもの/そらし といろ
今はとおい雲の上
地上へ
稲妻を植えるものたちの
仕草を真似て摘む草 ときどき 花
夕立の弾丸に
跳ねる土 虫
実りは弾けて
脈を打つ大気
たゆたう羽衣のような
淡い雷鳴を仰いで
なつかしい鼓の音色も また遠ざかる処で
立ちのぼる命の熱気
いつか垣間見た
今もとおい雲の上では 分からない豊かさ
太郎さんも現世では神社にいるということで、付喪神だけどたまには神話の神様たちの居る場所を垣間見たりしたのかな、という妄想でした。
キャラクターとしてはクールな印象で、この暑い夏でも涼やかに畑仕事をしていそうです。
タイトルは「たまもの」です。
………………
たまもの/そらし といろ
今はとおい雲の上
地上へ
稲妻を植えるものたちの
仕草を真似て摘む草 ときどき 花
夕立の弾丸に
跳ねる土 虫
実りは弾けて
脈を打つ大気
たゆたう羽衣のような
淡い雷鳴を仰いで
なつかしい鼓の音色も また遠ざかる処で
立ちのぼる命の熱気
いつか垣間見た
今もとおい雲の上では 分からない豊かさ