今回は、今剣の視点で書いてみました。
今剣の刀としての逸話に、昔は6尺5寸(約195cm)の大太刀だった、というのがあるそうです。
現存していない刀なので、歴史上における今剣の存在そのものが、ふわっとしている感じがあります。
でも、彼は大太刀から短刀へ小さくなったからこそ、源義経の守り刀になれたんだなぁと。
鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎は、元は薙刀だったけれど脇差へと磨上げられたそうで、今剣も含めて、彼らが元の姿へ戻ることを望んでいて、もしもその望みが叶ってしまったら、歴史改変になってしまうんでしょうね……。
さて、タイトルは「いかすために きるのです」です。
………………
いかすために きるのです/そらし といろ
時間は流れると言う
流れを受けたものは
日々わずかに削られながら
小さくなるのが自然なこと
分岐している
道の向こう側を
背がたかかった日の
澄みわたる空気をかきわけてもみえなかった
そのときに しらなかったことも あるんですよ
ひとの
ふところへ だかれるように
かくれて しのびこんだ
しんぞうが しずかに なみをうつこと
このなみを おだやかに まもりつづけたい
あのひ
みえなかったものは
みたいとおもったものは
うみ
だったのかもしれませんね
うみをかかえた あなたのなみを とめたのは ぼくだったけれど
いま ぼくにも
ちいさな うみが あたえられて
あのひから こんなに とおいところへ ながれついて
うなばらを たびする ふねの こころをしったような
おだやかな なみに みをまかせて
つぎは どちらへ かじをきりましょうか
今剣の刀としての逸話に、昔は6尺5寸(約195cm)の大太刀だった、というのがあるそうです。
現存していない刀なので、歴史上における今剣の存在そのものが、ふわっとしている感じがあります。
でも、彼は大太刀から短刀へ小さくなったからこそ、源義経の守り刀になれたんだなぁと。
鯰尾藤四郎と骨喰藤四郎は、元は薙刀だったけれど脇差へと磨上げられたそうで、今剣も含めて、彼らが元の姿へ戻ることを望んでいて、もしもその望みが叶ってしまったら、歴史改変になってしまうんでしょうね……。
さて、タイトルは「いかすために きるのです」です。
………………
いかすために きるのです/そらし といろ
時間は流れると言う
流れを受けたものは
日々わずかに削られながら
小さくなるのが自然なこと
分岐している
道の向こう側を
背がたかかった日の
澄みわたる空気をかきわけてもみえなかった
そのときに しらなかったことも あるんですよ
ひとの
ふところへ だかれるように
かくれて しのびこんだ
しんぞうが しずかに なみをうつこと
このなみを おだやかに まもりつづけたい
あのひ
みえなかったものは
みたいとおもったものは
うみ
だったのかもしれませんね
うみをかかえた あなたのなみを とめたのは ぼくだったけれど
いま ぼくにも
ちいさな うみが あたえられて
あのひから こんなに とおいところへ ながれついて
うなばらを たびする ふねの こころをしったような
おだやかな なみに みをまかせて
つぎは どちらへ かじをきりましょうか