スーパームーンの話題で思い出したことがあります。
ひと月ほど前に出掛けた名古屋市美術館。
(母と行ったのは愛知県美術館、西洋画でした)
「上村松園展」を観に行きました。
こちらはひとりで・・・。
あと数日でおしまい、という頃だったのでかなりのにぎわいでした。
なぜかお年寄りが多かった・・・しかもかなりの御高齢。
日本画ということだからでしょうか。
おなじみ松園描く美人画。わたしは大好きです。
以前彼女の書いた文章を読みましたが
「いい加減なものを描くくらいなら死んだ方が」
というようなことが書かれていました。
画からは想像もできない激しさも好きです。
名古屋市美術館25周年記念で松園の本格的な回顧展、
ということでたくさんの画が展示されていました。
その中の「月影」という画がとても素敵でした。
お月さまは描かれていません。
ただ月を見上げる女性と、縁側に映った松の影を見下ろす若い女性。
母子でしょうか、多分きれいなお月さまなんでしょうね・・・
「待月」というタイトルでも、欄干に頬杖をついた女性が・・・
描かれていなくても容易に想像できる名月。
そんな奥深い楽しみ方ができるのも一興ですね。
松園は大好きなので機会があれば出掛けて行きます。
なので何度か観たことのある画もありました。
絵画としては色々好きなシーンがありますが、
一番好きなお顔は「深雪」という浄瑠璃に出てくる女性を描いたもの。
上品で初々しくて清楚で・・・大好きです。
機会があったらご覧になってください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます