Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

かなしいとき

2017年09月28日 | 日記

引き続き・・・というか、さらなる不幸に見舞われた私。

私の休日の年上の後輩の失敗が、私の準備不足のせいに・・・

そうです、ワタクシが悪いんでしょうとも。

でも、そういうことを上司が日報に書いておいて知らんぷり。

私を直接責めてくれれば反論の余地もあるのに。

私は今現在こんなことを書くのも嫌だし、

もちろん直接上司に殴り込みにいくのも嫌。

これが世間でいうパワハラかぁ・・・なんてしみじみと落ち込むのみ。

上司は普段から自分のご機嫌と不機嫌を大いにアピールする人間。

私はそういった人間は基本的に信頼しない、というか軽蔑している。

でも仕事は仕事。  とはいえ久々に傷ついた私・・・・・・

 

そういった時、いろんな本を読んで心の慰めを得る。

「論語」完全入門・・・といってもマンガ版

あまり難しいとさらなるストレスを生むから・・・。

でもこの本には何度も助けられています。

   

  ささいなことで理性を失って他人に八つ当たりするようでは

  是非の分別があるとはいえない

  

孔子の教えを彼にぶつけたい、アンタのことだよ~!と。

そして私へのお言葉。

 

  善意には善意で報いる 悪意には理性で報いる

  自分が人からされたくないことは

  自分も人にしないこと

 

そしていつも思い出すのは「ニーチェの言葉」

 

  悪とは何か 人をはずかしめることだ

  最も人間的なことはなにか

  どんな人にも恥ずかしい思いをさせないことだ

 

そしてあるきっかけで本棚の奥から出してきた「星の王子さま」

久しぶりに開いてみました。

「ぼく、いつか、日の入りを四十三度も見たっけ」

「だって・・・かなしいときって、入り日がすきになるものだろ・・・」

「一日に四十三度も入り日をながめるなんて、あんたはずいぶんかなしかったんだね?」

子どものころなんて、なにもわからずにつまらない絵本と思って放っておいた本。

 

  どうしたら王子さまの気持ちになれるのか

  どこで王子さまの気持ちといっしょになれるのか

 

こういうのが一番大事なことだと思う。

善意であっても、相手には迷惑なことだってある・・・

ましてや自分の感情を大放出なんて・・・理解できない。

 

人間てめんどくさい・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

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夕焼けこやけ

2017年09月14日 | 日記

秋も深まり、過ごしやすい今日この頃・・・

体は過ごしやすくなりましたが、心はちょっとお疲れ気味。

最近は自然災害や地震など、怖いことがたくさんありますが

いちばん怖いのは・・・人間、いわゆる他人さま。

 

日ごろ一人で過ごすことが多い私ですが、

お付き合いで職場の仲間と飲み会や食事会にも行きます。

でも、大勢でわいわい飲んだり食べたりするのは楽しいですが、

少しこじんまりした集まりは苦手かも。

誘ってくれた人たちは、気の置けない仲間で愚痴ろうと考えているんでしょうけど、

・・・ああ、疲れた。

うちでに家族やにおんちゃんといる方が楽しい・・・

「そうでしょうとも」

 

職場でもちょっと落ち込むことが・・・。

こんな私でも人様に指導することがありますが、

私よりも年上、人生経験も豊かな人ですが、

・・・気を遣います。

さらに年下の先輩からは嫌味を言われ・・・

今の職場では後輩ですが、私こそ経験豊かでなんでもできるので

嫉妬されちゃってるのかも・・・(この際、自分で言っちゃいます)

心が疲れた時は、こんなきれいな夕焼けが沁みます。

こんな夕焼けの中を、美しい音楽を聴きながら帰る・・・

一日の色んな疲れが消えてゆきます。

最近のお気に入りはシューマンのピアノ協奏曲、

昨夏亡くなった中村紘子さんのピアノで。

 

多分みんな疲れた体や心を抱えて毎日がんばっているのでしょうが、

そのストレスを集まって愚痴ったり、他人を傷つけたりして解消しなくても・・・

そう思うと、私が一番幸せかも。

 

 

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夏の思い出

2017年09月07日 | 美術館など

今年の夏旅行やレジャーにはでかけませんでした。

コンサートは4月に行ったきり・・・

いえ、6月に岐阜交響楽団は聴きましたが。

でも・・・

 

「エルミタージュ展」はずっと楽しみにしていたので

始まってすぐに行ってきました。

正確には「大エルミタージュ美術館展」ですが。

これが外観、大きなパネルが展示されてました。

今年のバカンスはロシアへ行ってきたわ~、なんてね。

エカテリーナ2世陛下、この絵は撮影OKでした。

私はこの方、けっこう好きです。

ちょうど名古屋行の電車で読んでいた

中野京子さんの「恋の嵐」に出ていたので、

なんだかひょっこりお友達に会ったような感じ・・・

(勝手にお友達登録で恐縮ですが

 

入ってすぐに「聖チェチーリア」 音楽の守護聖人、

色んな楽器と一緒に描かれています。

「聖家族」 今回一番お気に入りの絵。

可憐で美しいマリアさま。

「エウロパの略奪」 神話の一幕ですね。

こちらもお美しい・・・

こうしてみると私は洋の東西は関係なく美人画が好きですね。

歴史や神話、聖書のシーンを描いた絵画を見ていると、

きっと何百年も前のこの時は、まさにこの絵の通りだったのかも・・・

とタイムスリップしたような感覚に陥ってしまいます。

(歴史画は誇張されていますし、神話や聖書は・・・ですが)

最後にクラナッハの聖母子、一目でわかる彼独特の麗人ですが、

私的にこの幼いキリストはちょっと・・・

今回は図録は買わなかったので、絵葉書のみ。

絵葉書の画像をUPしましたが、唯一買った風景画。

「月明かりの川の風景」見たまんまのタイトル

でも実物はとても幻想的で神秘的な絵でした。

 

今回の目玉はこの「盗まれた接吻」らしいのですが、

新聞広告やポスター、そして看板にも大きく出ていましたが

拍子抜けするほど小さな作品でした。

このドレスのドレープや絹の光沢、そしてショールの透け感・・・

とっても素晴らしい絵画です。

 

お土産にはロシア、マイスキー社の紅茶。

プーシキンの絵本の挿絵が描かれた缶入り。

とってもおいしかったです。

プーシキンは好きで何冊か読んだことがありますが、

この黒猫ちゃんは「ルスランとリュドミラ」という童話に登場するらしい・・・

他にもリムスキー=コルサコフのオペラのニワトリや、

エフゲニー・オネーギンの一幕や・・・

ロシア雑貨って華やかで可愛いですよね。

いつか寒い冬にはサモワールで紅茶、ささやかな夢です。

 

大満足の絵画展でしたが、夏休み(私の夏休みって?)の最後に、

もう一度行ってきました。

前回は音声ガイド(又吉先生の解説でした)を聴いてじっくりと、

二回目は好きな絵だけさらっと観て参りました。

同じ展覧会を二度も観るのは初めてですが、せっかくロシアから来ていただいたから

お出迎えとお見送りをしなければ・・・(ロシアへは帰らず次は神戸らしいですが)。

 

楽しい夏の思い出でした。

 

 

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秋の訪れ

2017年09月05日 | 畑の仕事

秋です、いつの間にか・・・

せめて月イチの更新を、と思っていましたが・・・

すっかり秋です。

我が家の秋、そう、柿の収穫です。

西村早生という品種です。

もう柿がとれるの~? とよく言われますが、

9月に入れば柿の収穫です。

ちょっと涼しくなったのでカエル君ものんびり。

このつぶらな瞳、可愛い~

よく、あなた変わってるわねと言われますが、カエルは嫌いではありません。

好んで触りませんが苦手なものはあまりないかも・・・たった一つをのぞいて。

たったひとつ苦手なもの、チョウ類です。

漢字で書くのも恐ろしい、あの羽の生えたひらひら飛んでいるヤツら。

もちろん「虫・・・・・・・・・・・我」もダメ。漢字にするのもダメ・・・

 

今朝はシンクに現れたコオロギを助けました。

触れないので新聞のチラシですくって逃がしてあげました。

草むしりの時に現れたミミズもチリトリにとって庭に入れてやりました。

でもひらひらが現れたら、おばあちゃんを呼んで、私は避難。

どうか長生きして私を助け続けてください・・・

涼しくなって元気がないのがこの子、ハチはすでに動きが鈍いですね。

こんなのたちとお話ししながら柿畑の作業中です。

空は青く高く、山も遠く青いです。

早生柿の畑の隣は水田で、その向こうに見えるのは我が家の富有柿の畑です。

富有柿はまだまだ、11月に入ってから。

しばらくはお休みの日は柿畑です。

音楽でも聴きながらぼちぼちお手伝いです。

 

 

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