Pastorale

サヴァトラ猫との今日いちにち

私のお気に入り

2015年04月24日 | 音楽

薔薇の上の露、子猫のおひげ、

ピカピカの赤銅の湯沸かし、ぽかぽかの毛糸の手袋・・・

 

サウンド・オブ・ミュージックの中の名曲ですね。

そんなオサレなものではありませんが、私のお気に入り。

どれも高いものではありませんが、こういったカップは見過ごせない。

 

最近のお気に入り、

アンダーソン 「舞踏会の美女」

アルフレッド・ハウゼ  「ミリタリー・タンゴ」

M・M・ポンセ 「ガボット」

ブラームス「七つの歌」

最近買ったCDです。どれもあまりポピュラーではありませんが

お気に入りの私の中の名曲です。

 

「舞踏会の美女」は一月に次男と行ったコンサートで聴いた曲。

アンダーソンは「トランペット吹きの休日」が有名ですね。

それも収録されたCDですが、どれも爽快な曲ばかりです。

 

「ミリタリー・タンゴ(戦場のタンゴ)」

古い記憶の中で、日曜日の朝、といえばこの曲。

キューピーバックグラウンドミュージックというラジオ番組のテーマ曲。

・・・と聞けば中年以上の人なら「ああ、あの曲ね」と思うはず。

もともとタンゴは好きでよく聴いていたのですが、

軽快な明るい感じのあの曲は・・・と検索したのがこの曲。

曲名を聞いてちょっと意外ですが、曲の由来などはわかりません。

みなさん「キューピー・・・」の話題ばかりでした。

行進曲風で、通勤の車の中で聴いていますが、

朝のだるさが吹き飛びますね。

 

「ガボット」「七つの歌」は実はまだ届いていません。

アマゾンで買ったのですが、イングランドから出荷とありました。

廃番であったり在庫がなかったりのCDなので、

状態がよく、聴くのに支障がなければ新しいものでなくてもと、

どれも送料込みで1000円以下のものばかりですが、

イングランドから送料350円なの・・・?

「ガボット」はNHKの「0655」の日めくりアニメの曲、

「七つの歌」はキャノンの妻夫木聡のCMの曲です。

どれもyoutubeで聴けます、よかったら一度どうぞ。

 

以前は職場に父親ほどの年齢の人でしたが音楽好きで

CDを貸し借りしたり、コンサートの報告・感想などを話し合う

お相手がいましたが、今はまわりにはいませんね。

同年代のオバサンでも「三代目のコンサート行きた~い

なんて言ってます。

うっかり「ああいうキタナイ感じの人たちは苦手」と口がすべったら

激しく説教されました。「キタナイのではなくワイルドでしょ」と。

ワイルド・・・って芸人さんでいたよね・・・

色グロで半裸で踊りまくるグループが苦手なんです・・・

とここでも失言。

まぁ人の好みは色々ですからね、私は群舞なら大階段の黒燕尾だわ

 

好きな音楽を語り合うお友達を求めてmixiのコミュにも入りましたが

たまたま演歌の話題になり「私もたまには聴くし、好きな曲もある」と言ったところ

   「演歌界を総括して言えるのは、

    歌手の力量に頼りすぎて楽曲としての完成度はとても低く、

    冒険も発展もしていない」

なんてコメントがあり、どん引き・・・というか血の気が引く音がした。

ササ~ってね。

やたら難しい言葉を並べて力説されると、ダメなんです私。

 

「ピアソラ、いいよね」なんて、サラっと軽いコメントでいいのに、

     ピアソラは昔、演奏したことがあります。

     技巧的に難しいとは思いましたが、

     それ以上にあの独特の「憂い」を表現するのにとにかく苦労しました。 

って、あなたの演奏家としての苦労話は聞いてません。

 

私もちょっと熱くなってしまいましたが、なかなか楽しみをわかちあう人には

めぐり合うことはできませんね。

今BSで母が好きだった文楽を放送していますが、

母もいつも文楽は一人で観にいっていました。

 

私もこれから家事を片付けたら

ちょっと絵画観賞にいってまいりま~す

 

 

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萌える

2015年04月21日 | お花

久しぶりの晴天、晴れ女は洗濯に忙しい・・・

久しぶりに息子の部屋に入ったら、

脱ぎ散らかした洋服が散らばっていた・・・

長男は衣装持ち、しかも高級志向。

何気ないシャツ一枚でも、こんな生地の織り方、見たことある?

っておばあちゃんと観賞するほど。

こだわりがあるなら管理もしっかりしてほしい・・・

まだ寒いころやって来て、もうすでにお家を完成させ余裕のツバメくん。

庭に目をやると雑草も元気いっぱい。

まだ日蔭のうちにちょっと草引き。

随分前にハーブを植えた私の専用スペース

さすが地植えだとカモミールも元気いっぱい。

テントウムシも今年初めてのあいさつにやってきてくれました。

こちら200円の見切り品のワイルドストロベリー。

もう実がなっています。

私が大事に大事に育てているワイルドストロベリーはまだこんなん。

早く大きくな~れ。

柿の芽も萌えています。

先日よく覗くお店の閉店セールで見つけた雑貨。

色々お値打ちになっていたけれど、このタルト型が気に入りました。

例のハーブガーデンに植えようと思って買ってきたタイムの苗。

ちょこんと乗せるだけで可愛い~萌える~

  

   萌え:本来の日本語では草木の芽が出る様を言う。

       一方でサブカルチャー文化におけるスラングとしては

       主にアニメ・マンガ・ゲームの登場キャラクターなどへの

       ある種の強い好意などの感情を表す言葉として使用される。

       そこから転じた若者言葉では、同様の意味が

       より広い対象に対して用いられる。

                                だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

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だるまさん

2015年04月17日 | お花

今朝の岐阜新聞に載っていた「だるま観音」さん、

岐阜の大龍寺さんのお庭のどうだんつつじの写真があまりにきれいで、

おばあちゃんがどうも連れてってほしい様子。

毎年新聞に載るから、一度は見てみたいと・・・。

私も予定はあったけれど、仕方ない、

もう私にはたった一人しかいない(義理とはいえ)親だし・・・

親孝行に行って来ました。

お寺の中庭のどうだんつつじがきれいなのですが、

駐車場から見える裏のお山もとってもきれい・・・。

まずはだるまさんに御挨拶。とっても立派なダルマさん。

そして「開運の鐘」をつきました、願い事を3回となえて・・・

「みんなが健康で長生きできますように」 もちろんにおんちゃんも。

中庭から見る裏のお山のどうだんつつじ、見事です。

空に届くように高く伸びた竹が、風に吹かれさらさら音をたてています。

ウグイスも啼いています。

このお庭には10年ほど前にも、一人で訪れたことがあります。

大学病院の診察の帰りに足を延ばして・・・

岐大の大学病院は岐阜市の北の郊外にあります。

なかなかわざわざ出掛ける機会のない場所ですが、

病院の帰りにあちこち行くようになったのはこのお寺が始めだったかも。

満点星と書いて「どうだん」と読みます。可愛い星が鈴なり。

苔むしたお庭もなかなかの趣・・・

お座敷でお抹茶とお菓子も頂くことができます。

お菓子は岐阜銘菓「起き上がり最中」 だるまさんの形をしています。

亡くなった母が岐阜に勤めていた頃、よく買ってきてくれました。

いやいやながら(!?)もお出かけしてよかったです。

さすが晴れ女の私、朝のカミナリが嘘みたい。

おばあちゃんも喜んだし・・・親孝行もできたし・・・

 

お疲れ様でした、私。

 

 

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花ぞ昔の・・・

2015年04月14日 | お花

先日買ってきた篠田桃紅さんの書のポストカード。

ちょっと読みにくいけれど、このくらいの作品が好きです。

紀貫之の歌・・・

 

人はいさ 心も知らず ふるさとは

花ぞ昔の 香ににほひける

 

先日久しぶりに実家に行きました。

亡くなった母が一人で住んでいたので今は誰もいません。

庭に出ると花弁が散ったあとの木瓜の鉢植え、

今年は随分花をつけたようです。

母が裏の空家の庭から数本枝をもらって挿し木したものが

大きく成長して世話をしていたものです。

もっと早く、花の盛りにきて見てあげればよかったね・・・

 

私も仕事の帰り道、くずれそうな空家の庭で木瓜だけが美しく咲いていたので

母のマネをして三本だけ頂いてきたのを挿し木したら

二本が根付いて、今年初めて花を咲かせました。

母の木瓜は真っ赤、私のは薄い桃色・・・、まさにそのままがそれぞれの性格です。

 

花、といえば3月の終わり、長男が花束をもらってきました。

四月から別の課に転属が決まり、送別会でもらってきました。

夫曰く「花束って退職の時と違う?」 きれいだからいいじゃないの。

なかなか大変な職場だったので、今はちょっとほっとしてるもよう・・・

でも取引先のお客さんたちからも送別会をしてもらったそうで、

自分のおじいさんと同年代の職人さんばかりですが、

「孫のように思っている」とお別れのお言葉を頂いたそうです。

赤と白のワイン、紅白のセットでセレクトして頂いてきました。

なんか粋なおじいちゃんたち

親としては、我が子が人様から可愛がってもらって

なにより嬉しいことです。

亡くなったおじいさん(夫の父)もおばあさん(私の母)も、

とっても喜んでいると思います。

 

赤ワイン、とってもおいしかった

 

 

 

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桃紅空間

2015年04月10日 | 美術館など

中将姫の桜の帰り道、

ぐるっと遠回りして関市まで行って来ました。

刃物で有名な関ですが、私は書の作品を見てきました。

篠田桃紅美術空間、関市役所の最上階にあります。

 

桃紅さん(なんて気軽に呼んでいいのかしら)の存在を知ったのは

新聞の読書のページで彼女のエッセイが紹介されたのを読んで。

季節がら「櫻」、そして「雨」など・・・

独特の世界観で、私は一目で魅了されました。

お父様が岐阜市、おばあさまが関市にゆかりのあるそうで、

それで関市に美術空間ができたとか・・・

我が家からはちょっと遠いのですが、私にはありがたいことです。

しかも2013年にナント100歳を迎えられ、

岐阜ではあちこちで展覧会がありました。

私はなんとか文字が読める作品が好きなのですが、

だいたいこのような抽象的な作品が多いですね。

 

淡墨とか青墨とか、ばんやりとにじんだ淡い墨で書かれたものに

とても強く心ひかれます。

このように後から書いた線が浮き上がります。

 

淡い墨を重ねるということは、

歳月や風霜を経ることの意を宿しているらしい。

水墨は、重ねても重ねても、一回性の重なりで、

下の墨は消えはしない。

人が一刻、一日と生きて、ひとつの生涯となるのとおなじように思われる            

                           「桃紅----私というひとり」より

 

私もいつも感じることです。

一日、一日の積み重ねがあってひとの一生になる。

 

さぁ今日も重い体をひきづって頑張りますか。

 

 

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再びの桜

2015年04月08日 | お花

今年も行って来ました、中将姫誓願桜。

今年は雨が降ったばかりで、ちょっとしょんぼりな桜。

この桜は種子が国際宇宙ステーション「きぼう」に乗って

宇宙を旅したことで有名です。

でも私的には中将姫の伝説に心打たれます。

 

藤原鎌足の子孫の姫がとても美しく、琴の名手で和歌の才能もあり

三位中将の位まで頂いたのですが、

継母にうとまれ命まで狙われ、遠く美濃の国まで落ちのび、

とうとう病に倒れてしまいます。

そこでこのお寺の観音様にお祈りしたところ快癒したということで、

自分の代わりに観音様をお守りするようにと桜を植えた、という伝説。

 

我が家も田舎ですが、そこから車で一時間、

道々に山々が折り重なり、たくさんの桜が咲き乱れていました。

今でも岐阜は自然ゆたかなところですが、千年以上むかしのこと、

姫は遠い土地で病気になり、どれほど心細い思いをしたか・・・

そう思うと、美しい桜の花に心打たれます。

 

・・・なんて言ってはいますが、

もうひとつのお目当ては門前前のお蕎麦屋さん。

去年もとっても寒かったのですが、今年も負けずに寒くて、

暖かいかま揚げそばと焼きたてのせいがん団子。

おいしかった・・・

でも残念ながら(?)今年はおひとり様ではなく夫と二人。

大人しくついて来るなら連れてってもいいよ、と言って、

運転も私がして、もちろんお蕎麦もご馳走してあげたのに、

寒いの疲れたのと不満全開。

 

・・・やっぱり一人が気楽だわ・・・

 

 

 

 

 

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お花見アフタヌーンティー

2015年04月03日 | お花

あいにくの雨でしたが、仕事がお休みだったので

「今年はここで!」と決めていた場所でお花見。

特等席です。

アンティークのテーブルにゆったり座って、

こんなにじっくり桜をながめたのは初めてかも・・・

 

1月に夫と訪れたお店。

窓の外は桜並木だったので、桜の季節にぜひもう一度、

と決めていたのです。

よく見るといつも見ている桜とはちょっと違う・・・

大島桜という種類だそうです。

房になって咲いています。

桜餅についている桜の葉っぱ、あれはこの大島桜の葉だそうです。

お店は相変わらず静かで落ちついた雰囲気・・・

と言いたいところですが、さすが桜の季節、

私の他にも三組のお客さんが。

みなさん私の親世代でしたが、一組お元気なおばあちゃんが・・・

イヤでも強引に私の耳に入って来るおばあちゃまのお話。

亡くなったばかりのお友達の人となり(主に悪口)や、

先日言ったばかりのマレーシア旅行の話やら・・・

色々お勉強になりました。

ちょっとうるさかったけれど、お店のBGMがモーツァルト。

良い浄化作用になりました♪

 

窓の外の堤防は、わんこのお散歩やら、

小さな子どもの小さな可愛い傘が行きかっていました。

高い高い桜の枝では、雨宿りなのか鳥が羽を休めていました。

まるで絵本の挿絵のようでした。

 

母は人込みでお花見は嫌いだったので

三年ほど前には名古屋城のまん前のホテルの最上階

随分贅沢なお花見をさせてくれましたが、

このお店でのんびりお茶を飲みながらゆっくり桜を見上げたら

きっと喜んでくれただろうなぁ・・・と思いました。

今はもっと高いところで桜を見下ろしているのかも。

 

 

 

 

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